【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』
<あらすじ>
『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』
その言葉と共に、六甲山の高取神社で
「神様」という存在に、接続してもらった私。
前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さまの
子狐眷属の姿も確認できるようになり、
***
朝一に出る用事があったので、そのまま郵便局に行くと、開店20分前。
菊「……せっかくだから、すぐそこの須佐之男神社さまにお詣りに行こう♪」
お天気も最高の午前中♪
境内にベンチもある神社なので、そこでblogでも書こうかなーとお詣りに。
国道2号線沿いの須佐之男神社。
去年から参道にパーゴラもできて、
そこに植えられていた蔦植物の成長も楽しみだった♪
菊「いいねー。育ってる!
早く木陰になるくらい、葉っぱが伸びたらいいのに♪」
若々しい新緑が青空と一緒に、清涼感あふれる風景を創っていく。
この天然素材のパーゴラも好きで、
去年できたのを初めて見た時はめっちゃ嬉しかった。
facebookで見たツツジもきれいに境内を彩っていて、
コンパクトな町の神社だけど、めっちゃ気持ちいい。
本殿前には新しい旗が立ててあった。
菊「奉納されたのかなー。なんかおめでたい感じでいいね♪」
私は本殿奥に入った場所の事代主命に参拝に向かった。
お詣りしながら思う。
ここにもカード奉納とかしたいんだけどな……。
なんかきっかけは無いかなあ……。
逆にこういう町の神社は、宣伝するのも難しいからね。
そんな言葉が渡されて、顔を上げると事代主命がそこにいた。
菊「おはようございます!……難しい……ですかね」
事代主命(以下:事)「近くの町の人たちの神社という存在だから。
前にも須佐之男大神が伝えていたけど、大きな神社とはまた違う部分があるからね」
菊「………そうですね。
ここだけだとコンパクトだから、長居はできないですけど」
でもここは、とてもいい神社なのである。
もうだいぶ経つけど、宮司さんが変わられたのがきっかけと聞いたが、
ある時から町の子どもたちのために、夏祭りや秋祭りが開催されるようになった。
子供会から無料のポップコーンや綿菓子、ヨーヨー釣りなどの券が配布され、
現金でも50円とか、そういうノリのお祭り*
最近は浜の方で行われていた夏祭りが廃止されたこともあり、
この校区全体の子どもたちが可愛い浴衣や甚兵衛姿で、ここのお祭りにやってくる。
菊「……私、ここの在り方とか、めっちゃ好きなんですよねー」
事「でもまだお前には早いかな」
菊「え?」
事「最初に伝えたけど、こういう場所の宣伝は大きな神社に比べて難しいんだ。
よそから人を連れてこようという場合はね。
そのうち、お前でも人を連れてこれるようになるだろうけど、今はまだ難しいかな」
菊「……そうですね。そうかもしれません」
この事代主命は、立て看板を見ると『伊邪那美神社』と書かれていて。
以前はそういう神社があって、そこから移遷されたようで。
そういう歴史も知る機会があればなあ……と、
青々とした鎮守の森を見上げながら、風に吹かれていた。
トコトコと本殿前に移動して、
今度は須佐之男大神に言葉を頂けないかなあと再び参拝。
菊「須佐之男大神さま。……メガネ姿人気なんですよ✨」
須佐之男大神(須)「何がウケるか分からないものだな(笑)」
……ここの須佐之男大神がまた、淡白。
影がより淡白。薄いというより淡白。
でもそれくらいの存在感が、この地域の平和を象徴しているようで、
私は安心する*
須「お前がここを使って宣伝するとしたら、
それはここだけの宣伝をするために書くのではない、という事。
……それは分かるか?」
菊「…………ここの宣伝だけではない……ですか?」
須「ここの宣伝をするという意味。
それは、この話を読んだ者たちにとっての "こういう近くにいる氏神" に対して、
目を向けさせることに繋げていく……というような。
そういう意味があるんじゃないか?
俺はそう思う」
あ。なんか。
それ分かります。
そんなに広くない境内であっても、
そこに電線などあるわけはなく。
風に揺れる鎮守の森の向こうには、ただ青いだけの美しい空。
菊「………小さな町の神社さまでも、そこは立派な御神域。
こんな青空がスカッと拝めるだけでも、町の中ではオアシスなんですよね……」
爽やかな風の中で青空を見上げながらふと思い出す。
そうそう。
ここはおみくじがドンピシャな神社。
菊「事代主命さま! おみくじでお言葉ください!」
そう伝えて引いたおみくじにはこんな言葉。
時を見て 心ながくのぞみを達しなさい
菊「………まだ早いって言ってはったののだめ押し(笑)」
そうですよねー。
一歩一歩。
これまでだって、そうやってここまで進んできたんだから。
私がここの事を書く事で、伝えていく事。
それは全国にあるこういう町の小さな御神域も、素晴らしい場所だという事。
そこの氏神様は、
いつもその町の平和を守ってくださっているという事。
菊「要するに、ご近所の神社さまにも参拝しよう♡という事ですヨ」
……そんな風に思っていると、こんな記事に出会った。
森具の須佐之男神社はいつも手入れされていて、
さびれた神社ではありません。
近所の方がちょこちょこお詣りに来られている神社。
でもそうでない神社が、多分増えてきているんだと思う。
前にも書いた事があるけど、ご神域って人の手が入らなくなると、
一気に「怖い場所」「行ってはいけない場所」みたいになってしまう。
それは特別なエネルギーがあったり、鎮守の森があったりするからなんだけど。
それって悲しい。私はとても残念に思う。
だけど誰かがある日、そこに愛を注ぐと、一気に好転する可能性が高い。
星田妙見宮。
源九郎稲荷神社。
清高稲荷社。
私がリアルによく知っている神社さんでも、こんなに。
神様は、神様だけどそこにあるゴミを消すことはできない。
それは人間に与えられたチャンスでしかない。
菊「……人だけが神様を起こすことができるの、私は知ってる」
いろんな方法があると思います。
やってみてほしい。
そこの神様、きっとめっちゃ喜んで、
人生の後押しして下さいますから*
神様に笑顔をプレゼントしよう。
人生豊かになりますぞー♪
そんな風に思いながら、氏神さまを後にした。
《続く》
どうぞよろしくお願いいたします♡
*2016年春の連載『ヒルコノミコト』はコチラです。
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5月26日(日)開催♪『手づくり市』
公式ポスター作成させて頂きました。
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★清高稲荷大明神blogはコチラです♪→【高野山】〜清高稲荷大明神〜
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