自閉症スペクトラムくん、「特別養子縁組くんから」の”急な予定変更”を受け入れる。
続き
おやつを買って帰ってきましたー。
家に着いて
自閉症スペクトラムくんが
1人で買い物に行ってる間に
特別養子縁組くんがお腹空いたーになり、
ホットケーキを作って食べ始めたところに
自閉症スペクトラムくんが帰宅。
特別養子縁組くんは、
にぃにぃが大好きだから
帰ってきたら
ホットケーキを食べながら
にぃにぃの側に行ってモグモグ。
立ち歩きながらモグモグ。
自閉症スペクトラムくんの
一挙手一投足を真似しながらモグモグ。
私が
「座って食べようね」
って何回も言ってるんだけど
一向に言うことを聞かない特別養子縁組くん。
もそもそと
自閉症スペクトラムくんも動くし
それに合わせて特別養子縁組くんも動くし
そんな様子に
私がイラっとしてしまって
「ちょっ、動かんといてくれる！？」
と、自閉症スペクトラムくんに言った。
「え！？オレ何にもしとらんぞ？？？」
って返ってきて
「自閉症スペクトラムくんが動くし
特別養子縁組くんも動くんやー」
って言ったら
「はぁっ！？じゃあ、特別養子縁組くんに”動かんといて”って言えばいいやろ！？！？
」
ん？？？
(頭の中を整理中…)
あーっ、そっか。
言う相手は、特別養子縁組くんのほうだった！！！
手を出してでも(叩くって意味じゃないよ)
座らせるべきだったな。
私は、
自閉症スペクトラムくんに
特別養子縁組くんの教育を協力してほしかった。
そうやって
ちゃんと伝えないと
伝わらないよね…
この時点で、すでにふてくされてる自閉症スペクトラムくん。
コトのなりゆきを見守っている特別養子縁組くん。
うーわ、やべ、またやってもうたな。
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謝ろっかな、どうしよっかな。
謝ったら、
きっと何かしらの反抗はしてくるだろうな。
私は、
謝ることで気が済むのか
謝らないことで気が済むのか…
どっちだろう？と自分の心に問うた。
謝らないままだったら
今後の関係性に響いてくるよなー。
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子どもにどこまで決めてもらってる？
親が子どもの安全地帯になるためにまずすること
短絡的な一過性の穏やかさを取るか
今後の関係性の穏やかさを取るか。
謝ることで私の気は済むし、
今後の関係性の穏やかさのほうが
私には大切だな。
「ごめんね」って謝った。
そしたら、
自閉症スペクトラムくんは
被ってたキャップを下に叩きつけて
チッて舌打ちして
「しね」ってつぶやいた。
「はぁっ！？今の暴言やぞ？分かっとるんか！？」
「分かっとるよ」
「は？分かっとるのに言うたんか。
心で思ってもいいけど、口に出したらダメなことやろが！！！」
もう、マジでそういうところなんやって。
直していかんといけないところは。
判断をミスった私が発端だけど、
謝った相手に暴言はいてるようじゃ
一般企業なんて、無理だから！！！！！
グループホームで暴言吐いたら
退所の案件…まではいかないかもだけど
イエローカード出される案件になるんだよ。
そういうところ、分かってないんだよ。
まぁ、
相手は私だったから
甘えもあって言ったんだと思う…。
もしかしたら
夫がいたら、また違ったかもしれないけどね……。
自分のミスは許されて当たり前、
人のミスは許さないっていうところ、
今の課題なんだよね。
人は、誰でも失敗する。
だから
大切なのって、
そのあとのフォローなんだよっ！！！！！
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謝ってる人に
暴言を吐いてしまったら
暴言を吐いた人が悪者になってしまう。
それは分かってないだろうなー。
暴言を吐いたことを謝れないのなら、
もう今後は会わない、会えない、と私は腹をくくった。
私：「(グループホームに)帰ろう」
自スぺ：「もうオレこの家には、用事以外は遊びに来んわ」
私：「うん、分かったよ」
自スぺ：「次のガソリンは、さ来週やな」
私：「は？暴言を吐く人にガソリンを入れてもらいたくないわ」
自スぺ：「なんでー！？支援はしてくれよ！」
※支援とは、鈴鹿8時間耐久ロードレースのチケットtとかを買うときには、クレカ払いだから私が申し込んでいて、そのことを指している
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私：「は？支援もせんわいね。暴言を吐く人の支援なんかしたくないわっ！！」
自スぺ：「えーっ！？なんでや！？」
私：「暴言を吐く人に支援はしたくないっ！！！」
自スぺ：「分かったよ、ごめんなさい」
謝れたー！！！！！
私：「うん、いいよ」
そうやって
謝れるようになったことは、成長だわ。
そういう素直さが残ってるってことは、まだまだ伸びしろがあるー
それから自閉症スペクトラムくんの運転で
グループホームに帰ったけど
まーぁ、運転が荒い荒い。
だから一言だけ、言った。
「イライラしとるんなら、運転はやめようか。事故する可能性高いし。ちょっと深呼吸しようか」
何も返事はなかったけど、
運転の荒さはちょっと治まった。
…で、
無事にグループホームに着いて
さ来週、ガソリンを入れることを確認して別れた。
特別養子縁組くんには、
笑顔でバイバイしてたよ
もしかしたら、
対峙したときに
特別養子縁組くんがいなかったら
自閉症スペクトラムくんに殴られていたかもしれんなー。
ううう、
特別養子縁組くんよ、ありがとう！！！！！
暴言を吐かれても、うろたえない。
堂々として、次の対処を考えることが大切。
自分に自信のない人、
困ったことに自分なりの対処法が見つかってない人は、これができない。
相手を怒らせてしまったことが
ただただ怖くて相手の言いなりになったり…
自分が悪くないのに、
全部を自分の責任だと思い込んで謝ってしまう。
短絡的な一過性の穏やかさを選んでしまう。
（過去の私です）
暴言を吐く人の「下」になってはいけない。
発達障害児者って、不安感が強い。
自閉症スペクトラムくんも、不安感が強い。
で、
発達障害関係なく
そういう不安感が強い人って
人との関係性を「上」か「下」かで捉えて考える。
不安感が強い私の母も、そう。
私の周りには
不安感が強い人が多いんだよね。
で、
そういう人と関わっていくには
不安感が強い人が思う「下」になってはいけない。
暴言吐かれたり他害の対象になってくるから。
不安感が強い人が思う「下」」って
どういうこと？っていうと…
ざっくりと2つ。
①自分の意見を持ってない人。
自分の意見を持ってない人って
自分に自信がないのよ。
人に流される。
で、
不安感が強い人も
自分に自信がないのよ。
だから、
不安感が強い人って
相手が自分の言うことに黙って従ってくれると
安心するの。
不安感が強い人は、自分の意見がなく、黙って言うことに従ってくれる人が大好きなの。
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②社会的権威がない人。
社会的権威とは、
先生と呼ばれる職業の人や
自分より時給や年収が高そうな人や
誰から見ても”偉い”とか”すごい”とか
その道のプロのこと。
子どもにとっての親は、
社会的権威があるのよん。
だから
基本的には「下」にはならないんだよ。
でも、
子どもの言うことに従ってばかりだったり、
子どもの機嫌を取ってばかりだったり、
家での主導権を子どもに握られると
親は「下」に見られていくんだよね。
ゲームから生活に切り替えるための声かけや
そもそもゲームやスマホを持たせるときの
ルール作りとか…
提案・交渉が難しくなってくる。
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だからね、
そんな親子関係にならないために
自分の意見は持ち、
堂々としてることが大切なの。
私に暴言を吐いて、
それで親子関係が崩れるのなら
それは私たち親子にとって
適正な距離感じゃない。
会えなくても
電話とかLINEで連絡が取れて
傷つけられない距離でいることがいい。
身体的な安全は確保されている距離感がいい。
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私と母との関係性もそうだけどさ、
親子の距離感って家族の数だけあると思う。
何が正しいとか間違いとか世間体とか
”誰かの基準”で決めていくものじゃなくて
お互いに納得のいく
”当事者の想い”で決めていくものだと思う。
それで
誰も傷つかないのなら
それが最善の家族のカタチだと思うんだよね。
長いこと生きていたら
いろいろなことがあるし
そのときどきで立ち止まって考えて
選んでいけばいいと思うんだよね。
こんな私とお話しましょー！
失敗したって大丈夫！
そのあとのフォローを一緒に考えるよー！
ああああ～、
こんなお母さんでごめんなさい…は
親子関係が崩れていくからやめよーね！
カウンセリング提供中！
