瀬々敬久 「ラーゲリより愛を込めて」(2022) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

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スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【予告編 東宝 MOVIE チャンネル  2022/10/4:1分31秒】



【作品紹介:「映画.com」より引用。】 


二宮和也が主演を務め、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人捕虜・山本幡男を演じた伝記ドラマ。作家・辺見じゅんのノンフィクション小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」を基に、「護られなかった者たちへ」「糸」の瀬々敬久監督がメガホンをとった。

山本の妻・モジミ役に北川景子、山本とともにラーゲリで捕虜として過ごす仲間たちに松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕と豪華キャストが集結。



【あらすじ:「キネマ旬報WEBより引用。】


1945年、第二次世界大戦終結後のシベリア。零下40度の厳冬の地にある強制収容所(=ラーゲリ)では、不当に抑留された多くの日本人が、わずかな食料で過酷な労働の日々を送っていた。死者が続出するこの地で、“生きる希望を捨ててはいけません。帰国(=ダモイ)の日は必ずやって来ます”と絶望する捕虜たちに訴え続ける山本幡男(二宮和也)。彼自身も身に覚えのないスパイ容疑でここに収容されたものの、日本にいる妻・モジミ(北川景子)や4人の子どもとの再会を信じて耐えていた。


だが、劣悪な環境に、誰もが心を閉ざす。戦争で心に傷を負い、傍観者を決め込む松田(松坂桃李)。旧日本軍の階級を振りかざす軍曹の相沢(桐谷健太)。子犬の“クロ”をかわいがる純朴な青年・新谷(中島健人)。過酷な状況で変わり果てた同郷の先輩・原(安田顕)……。分け隔てなく皆を励ます山本の行動と信念は、次第に凍っていた抑留者たちの心を溶かしていく。


やがて終戦から8年が経ち、山本に妻から葉書が届く。厳しい検閲を潜り抜けたその葉書にあった“あなたの帰りを待っています”の一言に、涙を流す山本。ところが、誰もがダモイの日が近づいていると感じるようになった頃、山本の体は病魔に侵される。山本を病院に運んで欲しいと、決死のストライキを開始した松田の行動が功を奏し、山本は病院で診察を受けることに。しかし、そこで告げられたのは、余命3ヶ月という残酷な事実だった。


それでも妻との再会を諦めない山本だったが、彼を慕う仲間たちの勧めに従い、震える手で家族への想いを遺書にしたためる。その遺書は、帰国の時まで仲間たちが大切に保管するはずだった。ところが、ラーゲリ内で文字を残すことはスパイ行為とみなされ、遺書は無情にも没収されてしまう。山本の想いはこのままシベリアに閉ざされてしまうのか。死が迫る山本の願いをかなえようと、仲間たちは驚くべき行動に出る……。



【感想】

瀬々敬久監督の作品は間違いない。力作であり感動作。映画最後の「遺書のエピソード」はフランソワ·トリュフォー監督の映画華氏451」(1966)を思い出したが、あちらはレイ·ブラッドベリ原作のSF小説(1953)、フィクションであるのに対して、こちらは実話なのだ。
松田研三を演じる松坂桃李の台詞も良い。「ただ生きているだけじゃ駄目なんだ。山本(幡男)さん(演: 二宮和也)の様に生きるんだ!
なお、この映画のシベリアの収容所のシーンの一部は、我がホームゲレンデの苗場スキー場の一角(ゲレンデ内ではない)で撮影されている。CG等を加えて、苗場がシベリアに様変わりしている訳だ。映画技術の進歩って凄いよね(笑)。


【2022年公開映画「私のオススメ作品」(鑑賞順)】:愛なのにちょっと思い出しただけメモリア猫は逃げたザ·バットマンコーダあいのうたナイトメア·アリーベルファストツユクサカモン カモンシン·ウルトラマン流浪の月死刑にいたる病トップガン マーヴェリックハケンアニメ帰らない日曜日ナワリヌイPLAN 75アトランティスリフレクションエルヴィスリコリス·ピザベイビー·ブローカープアン/友だちと呼ばせて」「アフローズ、アフローズ! 囚人たちの大舞台サバカンさかなのこ川っぺりムコリッタアイ·アム まきもとマイ·ブロークン·マリコ彼女のいない部屋秘密の森の、その向こうアムステルダム窓辺にて線は、僕を描くシグナチャー 日本を世界の銘醸地に」「パラレル·マザーズヒューマン·ボイスザリガニの鳴くところあちらにいる鬼ある男
宮松と山下母性ケイコ 目を澄ませて」「ラーゲリより愛を込めて


【スタッフ·キャスト等:「映画.com」(⬆)より引用。】
スタッフ
監督:瀬々敬久
脚本:林民夫
原作:辺見じゅんのノンフィクション 「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」(1989)
撮影:鍋島淳裕
美術:磯見俊裕、露木恵美子
VFXスーパーバイザー:道木伸隆
キャスト
山本幡男:二宮和也
山本モジミ:北川景子
松田研三:松坂桃李
新谷健雄:中島健人
山本順一:寺尾聰
愛沢光男:桐谷健太
原幸彦:安田顕
上映時間·公開日
上映時間:2時間13分
日本公開日🇯🇵:2022年12月9日
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鑑賞日:2023年2月4日
場所:TOHOシネマズ新宿





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