樋口真嗣 「シン·ウルトラマン」(2022) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

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スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【予告編 東宝MOVIEチャンネル 2022/4/18公開:1分22秒】




【作品紹介:「映画.com」及び「Wikipedia」より引用。】


1966年に放送された、日本を代表するSF特撮ヒーローTVドラマ「ウルトラマン」を、現在の時代に置き換えた「リブート」映画であり、「空想特撮映画」と謳われている。「シン・ゴジラ」の庵野秀明と樋口真嗣のタッグで、庵野が企画・脚本、樋口が監督を務める。

「禍威獣(カイジュウ)」と呼ばれる謎の巨大生物が次々と現れ、その存在が日常になった日本。通常兵器が通じない禍威獣に対応するため、政府はスペシャリストを集めて「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」を設立。班長の田村君男、作戦立案担当官の神永新二ら禍特対のメンバーが日々任務にあたっていた。

主人公・神永新二を斎藤工、その相棒となる浅見弘子を長澤まさみ、班長 田村を西島秀俊が演じ、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかり等が脇を固める。



【あらすじ: 「映画公式サイト」より引用。】


次々と巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】があらわれ、その存在が日常となった日本。 通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、【禍威獣特設対策室】通称【禍特対(カトクタイ)】を設立。 班長・田村君男(西島秀俊)、作戦立案担当官・神永新二(斎藤工)、非粒子物理学者・滝明久(有岡大貴)、汎用生物学者・船縁由美(早見あかり)が選ばれ、任務に当たっていた。 

禍威獣の危機がせまる中、大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人。 禍特対には、巨人対策のために分析官・浅見弘子(長澤まさみ)が新たに配属され、神永とバディを組むことに。 浅見による報告書に書かれていたのは・・・【ウルトラマン(仮称)、正体不明】。


【結末までのネタバレありのあらすじ:「Cinemarche」をご参照下さい。】 




【感想】

前にも似た様なことを書いたが、子供時代、私は洋物かぶれで、断然「サンダーバード」派、「ウルトラマン」に代表される日本の怪獣ものは、「そんなことあり得ない!」と否定し馬鹿にする、嫌なガキだった(笑)

まあ、それでもTVドラマ「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」はちょこっとは観ていたので、この映画に登場する怪獣(禍威獣)や宇宙人(外星人)の3分の2は知らなかったが、最後のゾーフィやゼットンは判ったのでこの本作のストーリーを負うのに何ら問題はなかった(笑) 基本的に旧TVドラマの数話のエピソードをなぞっていた様で、「ウルトラマン」にどっぷり浸かっていた人にとっては、涙ちょちょ切れものだろう。

庵野·樋口タッグは、「シン·ゴジラ」(2016)同様、旧作「ウルトラマン」をリブート(再起動)して、それへのオマージュを、現代のIMAX等の大スクリーンに堂々と映し出してみせたのだ。この映画の主観客層の年齢を考えれば当然と言えば当然である。ちなみに、椅子の下に潜って顔を捉える様な不思議なカメラ アングル🎥は、どうも実相寺昭雄監督へのオマージュらしい。

そしてこれまた「シン·ゴジラ」同様、対応する政府機関は、これといった秘密兵器も持たない、西島秀俊率いる、現実の延長線上にある禍特対(特にユニフォームなどなく全員スーツ姿 笑)だ。これは、映画に相応のリアリティを持たせると共に、「ウルトラマン」を直接知らない現代の若い観客への配慮もあるのだろう。

当時「ウルトラマン」に夢中だった昔の子供たち=オジサンたちも、今の若い人·子供たちも、両方が楽しめる映画になっていると思う。


【2022年公開映画「私のオススメ作品」】:愛なのにちょっと思い出しただけメモリア猫は逃げたザ·バットマンコーダあいのうたナイトメア·アリーベルファストツユクサカモン カモンシン·ウルトラマン



【スタッフ·キャスト等:「Wikipedia」(上矢印)より引用。】

スタッフ
総監修:庵野秀明
企画:庵野秀明、塚越隆行
監督:樋口真嗣
脚本:庵野秀明
撮影:市川修、鈴木啓造
美術:林田裕至、佐久嶋依里
VFXスーパーヴァイザー:佐藤敦紀

キャスト
神永新二:斎藤工
浅見弘子:長澤まさみ
田村君男:西島秀俊
メフィラス:山本耕史
滝明久:有岡大貴
船縁由美:早見あかり
内閣総理大臣:嶋田久作
政府の男:竹野内豊

上映時間:1時間53分
公開日:2022円5月13日
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鑑賞日:2022年5月19日
場所:TOHOシネマズ日比谷





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