アピチャッポン·ウィーラセタクン「メモリア」(2021) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【日本語字幕付予告編 シネマトゥデイ チャンネル 2022/1/26公開:1分30秒】




【作品紹介:映画.comより引用。】


第63回 (2010年) カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した「ブンミおじさんの森」(2010) などで知られるタイの名匠アピチャッポン・ウィーラセタクンが「サスペリア」のティルダ・スウィントンを主演に迎え、南米コロンビアを舞台に撮りあげ、第74回 (2021年) カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したドラマ。
共演に「バルバラ セーヌの黒いバラ」のジャンヌ・バリバール。



【あらすじ:映画の時間より引用。】


コロンビアのメデジンで農ラン業を営むジェシカ(ティルダ・スウィントン)は、ある明け方、地球の核が震えるような不穏な音が頭の中で鳴り響き、それ以来不眠症になる。

ジェシカは病気の妹の見舞いをした際に、病院で考古学者のアニエス(ジャンヌ・バリバール)と知り合った。アニエスを訪ねて人骨の発掘現場を訪れ、やがて小さな村に行き着くと、川沿いで魚の鱗取りをしているエルナン(エルキン・ディアス)という男と出会う。エルナンと記憶について語り合ううちに、ジェシカは今までにない感覚に襲われる…。


【結末までのネタバレありのあらすじ:(ふむふむ)をご参照下さい。】 




【感想】

2010年にパルム·ドールを受賞した「ブンミおじさんの森」(下矢印下の記事ご参照)

2011年11月14日の記事

同年11月15日の記事


のタイ🇹🇭のアピチャッポン·ウィーラセタクン監督の新作であるが、カンヌとは余程相性が良いのか、今回も審査員賞を受賞している。アンドレイ·タルコフスキーの惑星ソラリス」(1972) をはるかに凌ぐ睡眠導入剤ぶりで(笑)、鑑賞1回目はまんまとしてやられたので、2度目の挑戦をして何とか持ち堪えた😅

「ブンミおじさんの森」よりもより更に内省的で静謐に満ちている様に思えるが、その静謐を打ち破るのは主人公ジェシカ (ティルダ·スウィントン) が時折聴くことになる、地球の核が震えるような不穏な衝撃音

その音の謎を追い求めるうちに、遭遇する2人のエルナンは何者? わざわざ同じ名前にしたということは、風貌も年齢も全く違って2人は同一人物なのではないのか? そして6,000年前の人骨、下顎頭に空いた悪霊を払うための穴は、ジェシカが聴く音と関係があるのか? 謎は一向に回収されぬまま、衝撃のラストシーンの映像。実に摩訶不思議な映画🎞️だ。

本作品は今配信でご覧になれる様なので、あなたも挑戦してみては如何だろうか?



【2022年公開映画「私のオススメ作品」】:愛なのにちょっと思い出しただけメモリア



【スタッフ·キャスト等:「Wikipediaより引用。】


スタッフ
監督·脚本:アピチャッポン·ウィーラセタクン
撮影:サヨムプー·ムックディプローム

キャスト
ジェシカ (農蘭家):ティルダ·スウィントン
エルナン (小川のほとりで魚の鱗を取る男):エルキン·ディアス
エルナン (音響技師):ファン·パブロ·イエゴ:
アニエス (考古学者):ジャンヌ·バリバール
カレン (ジェシカの妹):アグネス·ブレッケ
フアン (カレンの夫):ダニエル·ヒメネス·カチョ

上映時間:2時間16分
日本公開日🇯🇵:2022年3月4日
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鑑賞日:2022年3月15·18日
場所:新宿シネマカリテ






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