ブランドン·クローネンバーグ「ポゼッサー」(2020) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

スキー大好き、旅行、モータースポーツ観戦、読書、映画·演劇·音楽·絵画鑑賞と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【日本語字幕付予告編 THE RIVER チャンネル 2022/2/18公開:2分02秒】




【作品紹介:『映画公式サイト』より引用。】


『ヴィデオドローム』『裸のランチ』などの鬼才デヴィッド・クローネンバーグの遺伝子を受け継いだ息子ブランドン・クローネンバーグの第二作。第33回東京国際映画祭「TOKYOプレミア2020」部門の上映では、父親譲りの様式美と執拗なバイオレンス描写で話題を集めたのも記憶に新しい、とてつもない一篇である。

独自の世界観を具現化するにあたり、フィジカルな特殊効果にこだわり抜き、おさめられた映像はすべて実際に行われたもの。CGは一切使われていない。スタイリッシュとグロテスクが共存する美しきハーモニーが織りなすその映像表現。



【あらすじ:『Wikipedia』より引用。】 


ターシャ・ヴォスはプロの殺し屋であった。彼女が所属する組織が使う殺害手法は遠隔人格操作装置を使った特殊なものであり、別人の肉体に暗殺者の意識を転送し、その人物を操って標的を殺した後に、乗っ取った人間を自殺させ、暗殺者は装置に戻って覚醒するというものであった。

ターシャの殺し屋としての技量は一級品だったが、罪の意識が彼女を苦しめていた。疎遠になっていた夫(マイケル)や息子(アイラ)との関係を修復しようにも、そんな精神状態ではどうにもならなかった。

そんなある日、ターシャは上司のガーダーからIT企業の社長ジョンとその娘エヴァを暗殺するよう命じられた。組織はエヴァの恋人コリンを拉致して彼の肉体にターシャの意識を転送した。手際よくエヴァを殺害したターシャだったが、ここで誰もが予想していなかった事態が発生した。コリンの意識が突然覚醒し、ターシャから肉体のコントロールを奪還したのである…。



【結末までのネタバレありのあらすじ:『Cinemarche』をご参照下さい。】




【感想】

まあ恐ろしい発想である。暗殺者が他人の意識を支配して暗殺を実行するまでは、まだ良いとして(決して良くはないが…)、暗殺実行後、乗っ取られ利用された人間は自殺させられるのだから、モラルもへったくれも無い、非人道的で卑怯な手法。

しか🦌し、映画になると🍥、それが面白く見えてしまうのも事実。事実この映画への反響は大きかった様だが、ラストが私にはちょっと付いて行けない。(ネタバレになるので何に付いて行けないのか、ここには書けない。)

幾ら科学が発達しても、他人が意識を転送しコントロールするなどという装置が間違っても開発されないことを祈る。



【スタッフ·キャスト等:『Wikipedia』(上矢印) より引用。】

スタッフ
監督·脚本:ブランドン·クローネンバーグ
撮影:カリム·ハッセン

キャスト
ターシャ·ヴォス (暗殺者):アンドレア·ライズボロー
ガーダー (ターシャの上司):ジェニファー·ジェイソン·リー
ジョン·バース (巨大IT企業CEO  ターシャのターゲット):ショーン·ビーン
エヴァ·バース (ジョンの娘  ターシャのターゲット):タペンス·ミドルトン
コリン·デイト (エヴァの婚約者  ターシャが乗っ取る):クリストファー·アボット
マイケル·ヴォス (ターシャの夫):ロッシフ·サザーランド
アイラ·ヴォス (ターシャの息子):ゲージ·グラハム=アーバスノット

上映時間:1時間43分
カナダ公開日🇨🇦:2020年10月2日
英国公開日🇬🇧:2020年11月27日
日本公開日🇯🇵:2022年3月4日
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鑑賞日:2022年3月16日
場所:アップリンク吉祥寺






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