マイク·ミルズ「カモン カモン」(2021) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【日本語ナレーション·字幕付予告編 Happinet phantom チャンネル 2022/2/10公開:1分44秒】




【作品紹介:「映画.com」より引用。】 


「人生はビギナーズ」(2010)、「20センチュリー・ウーマン」(2016) のマイク・ミルズ監督が、ホアキン・フェニックスを主演に、突然始まった共同生活に戸惑いながらも歩み寄っていく主人公と甥っ子の日々を、美しいモノクロームの映像とともに描いたヒューマンドラマ。

ジョーカー」(2019) での怪演でアカデミー主演男優賞を受賞したフェニックスが、一転して子どもに振り回される役どころを軽やかに演じた。ジェシー役は新星ウッディ・ノーマン。



【あらすじ:「Cinemarche」より引用。】


NYでラジオジャーナリストとして1人で住む独身のジョニー(アキン・フェニックス)は、妹ヴィヴ(ギャビー・ホフマン)から頼まれ、9歳の甥・ジェシー(ウディ・ノーマン)の面倒を数日間みることに。LAの妹の家で突然始まった共同生活は、戸惑いの連続。

好奇心旺盛なジェシーは、ジョニーのぎこちない兄妹関係やいまだ独身でいる理由、自分の父親の病気に関する疑問をストレートに投げかけ、ジョニーを困らせる一方で、ジョニーの仕事や録音機材に興味を示し、二人は次第に距離を縮めていく。仕事のためNYに戻ることになったジョニーは、ジェシーを連れて行くことを決めるが……。


【結末までのネタバレありのあらすじ:「hmhm(ふむふむ)」をご参照下さい。】




【感想】

超問題作「ジョーカー」(2019) (アカデミー主演男優賞受賞)から一転して、ごく普通の独身中年男性ジョニー、職業はラジオ番組の制作者を演じたホアキン·フェニックス。この映画では、どアップショットや音楽等で、いたずらに盛り上げることもしない。淡々と撮られていて、ちょっとジム·ジャームッシュ等のインディーズ映画っぽい。ハリウッド映画っぽくない、この普通の空気感と、白黒の映像が美しい。

ある意味、ジョニー(ホアキン·フェニックス)がジョーカーより大変だったのは、子供がいないどころか、結婚もしたことがない40数歳の独身男が、いきなり妹の9歳の息子ジェシーを預かる羽目になったことだ。

9歳はまだ幼いとは言え、立派に人格もあるし、自分の考えもある。それが突然一緒に住むのだから、厄介事が起きないはずはない。ジョニーが偉いのは、時に感情が高ぶってしまうこともあるけれど、誠実にひとりの独立した人格として、ジェシーと向き合うことだ。

それは、ジョニーがラジオの番組制作の仕事でインタビュアーをしている経験が大いに役立った。多くの子供にもインタビューしてその場面が多数この映画に出て来るのだが、どうもその場面はヤラセではなく、本当に子供たちが応えた映像をそのまま使っている様だ。さすがプレゼンテーションを叩き込まれているアメリカの子供たち🇺🇸👦👧、小さくても自分の意見をしっかり語るところに感心してしまう。


【2022年公開映画「私のオススメ作品」】:愛なのにちょっと思い出しただけメモリア猫は逃げたザ·バットマンコーダあいのうたナイトメア·アリーベルファストツユクサカモン カモン



【スタッフ·キャスト等:「Wikipedia」及び「映画.com」(上矢印)より引用。】


スタッフ
監督·脚本:マイク·ミルズ
撮影:ロビー·ライアン
美術:ケイティ·バイロン
衣装:カティナ·ダナバシス
音楽:ブライス & アーロン·デスナー

キャスト
ジョニー (ラジオ ジャーナリスト):ホアキン·フェニックス
ジェシー (9歳になるジョニーの甥  ヴィヴの息子):ウディ·ノーマン
ヴィヴ(ジョニーの妹  ジェシーの母):ギャビー·ホフマン

上映時間:1時間48分
米国公開日🇺🇸:2021年11月19日
日本公開日🇯🇵:2022年4月22日
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鑑賞日:2022年5月16日
場所:TOHOシネマズ新宿





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