【予告編 Happinet phantom チャンネル 2022/10/20:2分35秒】
【作品紹介:「Movie Walker Press」より引用。】
作家であり僧侶でもあった瀬戸内寂聴と自身の父親の不倫を基にした直木賞作家の井上荒野による同名小説を実写映画化。瀬戸内寂聴をモデルにした主人公のみはるを『キャタピラー』の寺島しのぶ、井上光晴を基にした白木篤郎を『後妻業の女』の豊川悦司、篤郎の妻である笙子を『おくりびと』の広末涼子が演じる。メガホンをとったのは『余命1ヶ月の花嫁』の廣木隆一。
【あらすじ:「映画公式サイト」より引用。】
「髪を洗ってやるよ。」
それは、男と女でいられる最後の夜のことだった。
1966年、講演旅行をきっかけに出会った長内みはる (寺島しのぶ) と白木篤郎 (豊川悦司) は、 それぞれに妻子やパートナーがありながら男女の仲となる。
もうすぐ第二子が誕生するという時にもみはるの元へ通う篤郎だが、 自宅では幼い娘を可愛がり、妻 笙子 (広末涼子) の手料理を絶賛する。
奔放で嘘つきな篤郎にのめり込むみはる、全てを承知しながらも心乱すことのない笙子。
緊張をはらむ共犯とも連帯ともいうべき3人の関係性が生まれる中、 みはるが突然、篤郎に告げた。
「わたし、出家しようと思うの。」
【感想】
登場人物の名前こそ変えてあるものの、これは井上光晴と瀬戸内寂聴(俗名:晴美)の不倫と井上の妻 郁子の物語。それを小説にしたのは、井上光晴と郁子の実の娘の井上荒野(あれの)なのだから驚き😯だ。
ここからは、原作は未読なので映画の印象であるが、普通の不倫や三角関係の様に登場人物は全く怒ったり泣いたりしないし、ジタバタしない。何事もなかったかの様に、静かで落ち着いている。やや理解不能なところもあるが、少なくとも娘の目からはそう見えたのだろう。実際に井上光晴が66歳で癌で亡くなる時(1992年)には、妻の郁子と瀬戸内寂聴の2人が看取ったというのだから(映画にそのシーンは無い)、何をか況んやである。
夫に不倫される妻を、広末涼子が演じているのも、何やら皮肉めいているが、その騒動はともかく、役者としての広末涼子はなかなかだと思っている。豊川悦司と寺島しのぶという、現代日本の代表格の様な名俳優に挟まれても、全く見劣りがしない。
【2022年公開映画「私のオススメ作品」(鑑賞順)】:「愛なのに」「ちょっと思い出しただけ」「メモリア」「猫は逃げた」「ザ·バットマン」「コーダあいのうた」「ナイトメア·アリー」「ベルファスト」「ツユクサ」「カモン カモン」「シン·ウルトラマン」「流浪の月」「死刑にいたる病」「トップガン マーヴェリック」「ハケンアニメ」「帰らない日曜日」「ナワリヌイ」「PLAN 75」「アトランティス」「リフレクション」「エルヴィス」「リコリス·ピザ」「ベイビー·ブローカー」「プアン/友だちと呼ばせて」「アフローズ、アフローズ! 囚人たちの大舞台」「サバカン」「さかなのこ」「川っぺりムコリッタ」「アイ·アム まきもと」「マイ·ブロークン·マリコ」「彼女のいない部屋」「秘密の森の、その向こう」「アムステルダム」「窓辺にて」「線は、僕を描く」「シグナチャー 日本を世界の銘醸地に」「パラレル·マザーズ」「ヒューマン·ボイス」「ザリガニの鳴くところ」「あちらにいる鬼」
【スタッフ·キャスト等:「Movie Walker Press」(
)より引用。】
![上矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/120.png)
スタッフ
監督:廣木隆一
脚本:荒井晴彦
原作:井上荒野
撮影:桑原正
美術:丸尾知行
音楽:鈴木正人
キャスト
長内みはる:寺島しのぶ
白木篤郎:豊川悦司
白木笙子:広末涼子
上映時間·公開日
上映時間:2時間19分
日本公開日🇯🇵:2022年11月11日
-----------------------------------------
鑑賞日:2022年11月21日
場所:アップリンク吉祥寺
No.12628 Day 5220