【予告編 KADOKAWA映画 チャンネル 2022/4/28:1分00秒】
【作品紹介:「映画公式サイト」より抜粋して引用。】
日本中でブームとなった大ヒット映画『かもめ食堂』の荻上直子監督がオリジナル脚本で贈る『川っぺりムコリッタ』は、新しい「人と人とのつながり」の物語。脚本に惚れ込んだ松山ケンイチを主演に、共演にムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆という絶妙な演技者たちが集結した。
モノや境遇、場所にとらわれない形での生きることの楽しさが、荻上が得意とする食や美術、会話を通して表現され、観る者たちに幸せの意味を問う。荻上ワールドおなじみの「おいしい食」と共にある、「ささやかなシアワセ」の瞬間をユーモアいっぱいに描く、誰かとご飯を食べたくなるハッピームービーとなった。
【あらすじ:「映画公式サイト」(
)より抜粋して引用。】
![上矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/120.png)
山田 (松山ケンイチ) は、北陸の名もなき町にある「イカの塩辛」工場で働き始め、社長から紹介された「ハイツムコリッタ」という安アパートで暮らし始めた。できるだけ人と関わらず生きていこうと決めていた山田のささやかな楽しみは、風呂上がりの冷えた牛乳と、炊き立ての白いごはん。
山田は、念願の米を買い、ホカホカ炊き立てご飯を茶碗によそい、イカの塩辛をご飯に乗せた瞬間、部屋のドアがノックされる。ドアを開けると、そこには隣の部屋の住人・島田 (ムロツヨシ) が風呂を貸してほしいと立っている。ぼさぼさ頭で汗だくの男は、庭で野菜を育てているという。
以来、毎日のように山田の家にやってくるようになったことから、山田の静かな日々は一変する。このアパートの住人はみな、社会からは少しはみ出した感じの人たちばかりだった。無論、みな貧乏だ。夫を亡くした大家さん (満島ひかり) はなんだか訳アリの雰囲気だし、墓石売りの溝口さん (吉岡秀隆) は息子を連れて訪問販売しているし、ひっそりと生きたいと思っていた山田だったが、なぜだか住人たちと関わりを持ってしまっている…。
【結末までのネタバレありのあらすじ:「hm-hm (ふむふむ) ネット」をご参照下さい。】
【感想】
荻上直子監督を一躍有名にした「かもめ食堂」(2006)は残念ながら未見。「レンタネコ」(2012) に続く2本目の荻上作品鑑賞である。
傑作と言って良いと思う。生と死は必ずしも対立する概念ではなく、隣合わせに寄り添い合っているものだという、仏教的と言うのか、日本人的死生観が根底にはある。が、決して難しい映画ではないどころか、むしろ軽いコメディ タッチですらある。特にそれを感じさせるキャラクターはムロツヨシ。こんな隣人がいたら、ホントに鬱陶しいと思うのだが、映画だとクスクス笑ってしまう。
満島ひかりも何とも不思議な感じだし、吉岡秀隆に至っては、もはや神の領域(笑) そんな中で翻弄される松山ケンイチ。最初は戸惑っていたが、いつの間にか慣れていってしまうのが可笑しい。
やたら食事シーンが多いのも、荻上監督らしいのだろう。最初に松山ケンイチが炊きたての白いご飯🍚を食べるシーンは、ホントにホントにうまそうなのである。
【2022年公開映画「私のオススメ作品」(鑑賞順)】:「愛なのに」「ちょっと思い出しただけ」「メモリア」「猫は逃げた」「ザ·バットマン」「コーダあいのうた」「ナイトメア·アリー」「ベルファスト」「ツユクサ」「カモン カモン」「シン·ウルトラマン」「流浪の月」「死刑にいたる病」「トップガン マーヴェリック」「ハケンアニメ」「帰らない日曜日」「ナワリヌイ」「PLAN 75」「アトランティス」「リフレクション」「エルヴィス」「リコリス·ピザ」「ベイビー·ブローカー」「プアン/友だちと呼ばせて」「アフローズ、アフローズ! 囚人たちの大舞台」「サバカン」「さかなのこ」「川っぺりムコリッタ」
【スタッフ·キャスト等:「Wikipedia」より引用。】
スタッフ
監督·脚本·原作:荻上直子
撮影:安藤広樹
美術:富田麻友美
音楽:パスカルズ
キャスト
山田:松山ケンイチ
島田:ムロツヨシ
南 (大家):満島ひかり
溝口:吉岡秀隆
中島:江口のりこ
大橋:田中美佐子
命のダイヤル:薬師丸ひろ子 (声の出演)
上映時間·公開日
上映時間:2時間00分
日本公開日🇯🇵:2022年9月16日
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鑑賞日:2022年10月1日
場所:アップリンク吉祥寺
No.12395 Day 5104