【予告編 FilmIsNow Movie Trailers International チャンネル 2022/12/15:2分20秒】
【作品紹介:「映画.com」より引用。】
「きみの鳥はうたえる」(2018) の三宅唱監督が「愛がなんだ」(2019) の岸井ゆきのを主演に迎え、耳が聞こえないボクサーの実話をもとに描いた人間ドラマ。元プロボクサー・小笠原恵子の自伝「負けないで!」を原案に、様々な感情の間で揺れ動きながらもひたむきに生きる主人公と、彼女に寄り添う人々の姿を丁寧に描き出す。
主人公ケイコを見守るジムの会長を三浦友和が演じる。
【あらすじ:「Movie Walker Press」より引用。】
2020年東京。主人公の小河ケイコ (岸井ゆきの) は、先天性の聴覚障害を持ちながらも、下町のボクシングジムに通うプロボクサーである。デビュー戦から第2戦まで勝利を収めるものの、母の喜代実からは「いつまで続ける気?」と問われる。ケイコ自身も、ボクシングを続けるかどうかの葛藤に悩まされている。ジムの休会を願う手紙を書いたものの、ジムの会長 (三浦友和) に出すこともできずにいる。そんなある日、ケイコは会長の健康上の理由からジムが近々閉鎖されると知り、次第に心が揺れ始める…。
【結末までのネタバレありのあらすじ:「Cinemarche」をご参照下さい。】
【感想】
私は、それ程ボクシング🥊ファンな訳ではない。TVでボクシングタイトル マッチ中継なども殆ど観ない。にも関わらず、ボクシングを題材にした映画🎬🎥🎞は、何故かとても面白く感じる。何故だろうはてな❓。確かに、弱かったり貧しかったりした者が、ボクシングを通じて栄光までのし上がるといった物語の舞台装置としてボクシングはぴったりだ。良く言われる様に、人生の縮図の様だからだろうか❓。そうかも🦆しれないし、そうでないかも🦆しれない。
しか🦌し、そんなこととは離れても、この映画は間違いなく傑作だ❗。しか🦌も実話がベース。主人公のろうあ者の女性ボクサーの自伝が原作になっている。主人公を演じる岸井ゆきのの演技が素晴らしい。迫力のボクシングシーン、ハンデを物ともしないそのパワフルな生きざま。「愛がなんだ」でマモル (成田凌) に体良くあしらわれていた女の子テルコを演じていたのと同じ俳優だとはにわかには信じ難い。彼女の主観で、画面から音が消えるシーンが幾つかある。静寂の中で戦う孤独と勇気。ろうあ者のご苦労·困難が垣間感じられる。
またジムの会長を演じている三浦友和がこれまた良い味出している。「線は、僕を描く」(2022) でも、水墨画の大家で主人公を導いていく役だったが、この映画でもそんな感じで、最近の三浦友和はこの手の役がぴったりハマっている。
【2022年公開映画「私のオススメ作品」(鑑賞順)】:「愛なのに」「ちょっと思い出しただけ」「メモリア」「猫は逃げた」「ザ·バットマン」「コーダあいのうた」「ナイトメア·アリー」「ベルファスト」「ツユクサ」「カモン カモン」「シン·ウルトラマン」「流浪の月」「死刑にいたる病」「トップガン マーヴェリック」「ハケンアニメ」「帰らない日曜日」「ナワリヌイ」「PLAN 75」「アトランティス」「リフレクション」「エルヴィス」「リコリス·ピザ」「ベイビー·ブローカー」「プアン/友だちと呼ばせて」「アフローズ、アフローズ! 囚人たちの大舞台」「サバカン」「さかなのこ」「川っぺりムコリッタ」「アイ·アム まきもと」「マイ·ブロークン·マリコ」「彼女のいない部屋」「秘密の森の、その向こう」「アムステルダム」「窓辺にて」「線は、僕を描く」「シグナチャー 日本を世界の銘醸地に」「パラレル·マザーズ」「ヒューマン·ボイス」「ザリガニの鳴くところ」「あちらにいる鬼」「ある男」
【スタッフ·キャスト等:「映画公式サイト」より引用。】
スタッフ
監督:三宅唱
脚本:酒井雅秋
原作:小笠原恵子の自伝「負けないで!」 (2011)
撮影:月永雄太
キャスト
小川ケイコ:岸井ゆきの
会長:三浦友和
林誠:三浦誠己
松本進太郎:松浦慎一郎
小河聖司:佐藤緋美
小河喜代実:中島ひろ子
会長の妻:仙道敦子
上映時間·公開日
上映時間:1時間39分
日本公開日🇯🇵:2022年12月16日
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鑑賞日:2023年1月10日
場所:テアトル新宿
No.12717 Day 5264