【2024アップデート】渋幕①男子受験生の併願パターンの推移

2024年のサピックス生の併願パターン分析のアップデートシリーズです。

今後の順番は以下のように考えています。マーカーは記事掲載済みの学校です。

2月1日男子(開成・麻布・駒場東邦・武蔵・渋渋①)

↓

2月2日男子(聖光①・栄光・渋渋②)

↓

2月3日男子(筑駒)

↓

2月1日女子(桜蔭・JG・雙葉・渋渋①・洗足①)

↓

2月2日女子(豊島①・渋渋②・洗足②）

↓

2月3日女子(慶應中等部・筑附女子)

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1月(渋幕①男子・渋幕①女子)

今日は渋幕①男子です。渋幕①は男子も女子も首都圏の最難関受験生が前受け目的も含めて受験するので、その年の2月の最難関校の動向を見るのに実は非常に適しています。その意味でも注目しています。

↓昨年の渋幕①の記事です。

『【2023アップデート】渋幕①受験生(男子・女子)の併願パターンの推移』大分時間が空いてしまいましたが、併願パターン推移シリーズ、今回は渋幕①です。 ↓開成についてはこちら【2023アップデート】開成受験生の併願パターンの推移 |…

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手元にある2020年、2022年、2023年のサピ渋幕①男子受験生の併願パターンの推移をみていきます。

渋幕①男子受験生の併願先推移

渋幕①男子受験生の併願先

渋幕①男子
2月1日	2020		2022		2023		2024
開成	47%	開成	48%	開成	51%	開成	52%
麻布	23%	麻布	21%	麻布	18%	麻布	18%
早稲①	8%	早稲①	8%	早稲①	8%	早稲①	9%
海城①	5%	駒東	5%	海城①	5%	渋渋①	5%
駒東	4%	海城①	4%	駒東	5%	駒東	4%

2月2日	2020		2022		2023		2024
渋幕②	30%	渋幕②	33%	聖光①	30%	渋幕②	30%
聖光①	23%	聖光①	26%	渋幕②	29%	聖光①	27%
渋渋②	14%	渋渋②	17%	渋渋②	18%	渋渋②	18%
本郷②	11%	本郷②	9%	本郷②	8%	本郷②	14%
栄光	10%	栄光	4%	栄光	7%	栄光	3%

2月3日	2020		2022		2023		2024
筑駒	31%	筑駒	32%	筑駒	33%	筑駒	37%
海城②	24%	早稲②	23%	海城②	29%	海城②	23%
早稲②	18%	海城②	19%	早稲②	14%	早稲②	19%
慶中	9%	慶中	10%	筑附	7%	慶中	6%
浅野	8%	筑附	6%	浅野	6%	浅野	6%

分析

2月1日

・1日は渋渋①が初めてランクインしたのが注目ですね。渋幕①男子の併願パターンに入ってくるのは、ある意味男子難関校の一角に入ったことを示すとも言えます。

2月2日

・2日はこれまで見てきた男子難関校の併願パターンからも示唆されていたとおり、本郷②の併願率が上昇し、栄光が下降しています。やはり本郷②は男子難関校志望層の2日の併願校としての地歩を固めているといえそうです。そして、最優秀層の栄光受験率が下がっていることが再度明らかになりました。

2月3日

・3日は筑駒が増加しています。これは渋幕①の偏差値上昇に伴い、よりトップレベルの男子受験生の割合が高くなったことを示唆しているように思います。

・今年は海城②と早稲田②が入れ替わりました。これは昨年の新校舎完成による海城②の人気から、今年は早稲田②が盛り返したことを示しているのでしょう。