2024年のサピックス生の併願パターン分析のアップデートシリーズです。
今後の順番は以下のように考えています。マーカーは記事掲載済みの学校です。
2月1日男子(開成・麻布・駒場東邦・武蔵・渋渋①)
↓
2月2日男子(聖光①・栄光・渋渋②)
↓
2月3日男子(筑駒)
↓
2月1日女子(桜蔭・JG・雙葉・渋渋①・洗足①)
↓
2月2日女子(豊島①・渋渋②)
↓
2月3日女子(慶應中等部・筑附女子)
↓
1月(渋幕①男子・渋幕①女子)
今日は武蔵です。
武蔵は昨年まとめていないので、初登場です。
手元にある2020年、2022年、2023年のサピ武蔵受験生の併願パターンの推移をみていきます。
武蔵受験生の併願先推移
武蔵受験生の併願先
武蔵 | |||||||
2月2日 | 2020 | 2022 | 2023 | 2024 | |||
桐朋② | 25% | 城北② | 24% | 城北② | 26% | 本郷② | 26% |
城北② | 19% | 本郷② | 22% | 本郷② | 21% | 桐朋② | 22% |
本郷② | 13% | 桐朋② | 17% | 桐朋② | 18% | 城北② | 15% |
学習① | 7% | 巣鴨II | 7% | 巣鴨II | 10% | 巣鴨II | 8% |
暁星① | 7% | 学習① | 5% | 渋渋② | 4% | 栄光 | 7% |
2月3日 | 2020 | 2022 | 2023 | 2024 | |||
海城② | 23% | 海城② | 31% | 海城② | 29% | 海城② | 24% |
浅野 | 11% | 浅野 | 11% | 早稲② | 20% | 早稲② | 24% |
早稲② | 10% | 早稲② | 9% | 小石川 | 8% | 浅野 | 10% |
筑附 | 10% | 筑駒 | 5% | 成城② | 7% | 筑駒 | 8% |
慶中 | 9% | 学習② | 4% | 浅野 | 6% | 慶中 | 5% |
分析
2月2日
・武蔵は初のまとめ記事ですが、開成や麻布、駒東と立地が異なるので、登場する学校もいつもと趣が異なりますね。2日の併願先は、城北②・本郷②・桐朋②の3つ巴の争いといった様相です。その中で、今年は本郷②が抜け出しました。開成や麻布の併願先としても本郷②は存在感を示しており、御三家受験生の2日併願先の定番としての地位を確立しているようです。
・他の御三家や駒東にはない特徴として、聖光①がランクインしないところがあります。これは武蔵の立地がさすがに聖光と離れすぎていること、難度の差が相当あることが影響しているものと思われます。
2月3日
・海城②と早稲田②がデッドヒートですね。立地的に3日入試の有力校である浅野の併願割合が低く、両校に集中しつつある様子がわかります。
武蔵の併願パターンの確認は今回初めてでしたが、立地が他の難関校と異なるので併願パターンにも差がでてなかなか興味深かったです。
2月1日男子校まとめ
さて、開成・麻布・駒東・武蔵とここまで見てきましたが、重複もありますが注目ポイントは以下のとおりです。
・開成・麻布受験生の栄光併願者の減少と駒東受験生の栄光併願者の増加
開成受験生について栄光併願者が減少するのは、難度的に聖光①を受験する受験生が増加したことによるものとして予想の枠内でしたが、麻布受験生の栄光併願者の減少はやや驚きでした。難度としてはサピックス偏差値では同等レベルですし、問題傾向や校風などから併願が多かったので、減少の理由がつかみにくいです。ただ、渋渋②や本郷②がやや微増していることから、地理的に近い方を取ったということなのかもしれません。
・本郷②併願者の増加
そして2月1日の難関校の2日の併願校としての地位を確立しつつあるのが本郷②です。どの学校の併願パターンを見ても、本郷②の受験割合は増加傾向にあります。実際難度もかなり上昇しており、御三家駒東の受け皿として今後も伸びていきそうな気がします。
・渋渋②は思いのほか増加していない
渋渋の昨今の人気を踏まえると、1日男子御三家駒東受験者による渋渋②の併願が増えているのかと思いましたが、それほど目に見えて増加しているわけではなさそうです。やはり共学志望は共学志望、男子校志望は男子校志望と、割とそこは拘りを持って志望校が選択されているのだと思います。
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