【サピ新4年生】4教科復習テスト・マンスリーテストの点数目安 | 2022中学受験(息子)と2027中学受験(姪) -A stitch in time saves nine-

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2022中学受験を終了した男子を持つ父のブログ
淡々と息子の学習(主にテスト)の記録をつけていたブログです。
息子は開成・筑駒をはじめ受験校全てに合格しました。
現在は2027年組の姪っこの中学受験アドバイザーです。

 

  サピの4教科テスト

 

新4年生にとっては今度の復習テストは初めての4教科のテストとなります。

 

算国150点満点、理社100点満点で、合計500点満点です。

 

多くの保護者の皆さんにとっても初めての4教科テストになると思いますので、5年前と古いデータで恐縮ですが、だいたいの点数の目安を記載しておきます。

 

  4教科平均は概ね300点前後

 

おそらく全体的な難度の調整は、サピックスが持っている膨大なデータをもとに行われていると推測されます。

 

息子の時の4年生時の各テストを見ていきますと、4教科合計の平均点は概ね300点弱でした。もちろん各回毎にある程度のばらつきはありますが、低くても270点を下回ることはありませんでした(一番低い時は範囲の広い夏期講習マンスリー)。これからすると、サピックスは概ね60%程度の平均点となるよう難度調整しているものと思われます。

 

標準偏差はある程度ばらつきがありますが、62-78くらいです。概ね70前後とみていいと思います。

 

つまり、平均的な出題を前提とすると、合計360点-370点くらいが概ね偏差値60ライン(=標準的なαコースライン)ということになります。

 

ちなみに復習テストにコース昇降はありませんが、参考までにα1ラインはだいたい以下のようなイメージでしょうか。あくまで標準的な出題の場合、ということです。

 

大規模校(α1ライン=68程度):425点

中規模校(α1ライン=65程度):405点

小規模校(α1ライン=62程度):385点

 

  科目別

 

算数

 

各回の平均点は概ね80点台です。たまに難度の高い回(平均70点前後)の時がありますが、80点強程度が各回平均になります。

 

標準偏差は30弱くらいのことが多いです。つまり偏差値60ラインが110点程度偏差値70ラインが135-140点くらいとなるのが標準ということになります。

 

ごくたまに満点続出セットの時もあるのですが、非常に希です。満点を取らせないようにかわかりませんが、最後の大問に正答率数パーセント問題が含まれています。

 

逆に言えば、算数超得意な子にもやりがいのあるセットになっていると言えるでしょう。

 

国語

 

各回の平均点は概ね90点前後です。こちらもたまに難度の高い回(平均70点台)の時や、易しい回(平均100点以上)がありますが、90点程度が各回の平均になります。

 

標準偏差は概ね20くらいです。つまり偏差値60ラインが110点程度偏差値70ラインが130点強となるのが標準的問題です。

 

サピの国語は記述の配点が高く、そこで満点を取るのが難しいので、標準偏差は算数よりも小さくなっています。記述が凄く得意な子であれば、偏差値70越えを安定的に取ることも可能です。

 

理科

 

各回の平均点は概ね65点前後です。少なくとも息子の時は、4年生の間は理科の難度はそこまで高くなく、また各回とも難度が安定して平均65点くらいでした。

 

標準偏差は概ね13~20と結構ばらつきがありましたが、平均的には17くらいです。つまり偏差値60ラインが82点程度偏差値70ラインが満点弱となるのが標準的問題です。

 

このように、4年生時の理科は比較的素直な問題が多いです。毎回の確認問題をきちんとやっておけば、ある程度の点は取れます。逆に偏差値70は満点か1ミス程度に留めないととれません。

 

社会

 

各回の平均点は概ね60点弱です。少なくとも息子が4年生の時の社会は結構ばらつきがあり、平均40点台のときもあったり、逆に70点弱の時もあったりと、難度はそこまで安定していませんでした。ただ最頻値としては55点から60点ですので、そのくらいが一応の目安です。

 

標準偏差は概ね14~20弱と結構ばらつきがありましたが、平均的には16.5くらいです。つまり偏差値60ラインが77点程度偏差値70ラインが92-3点となるのが標準的問題です。

 

社会は理科に比べると、やや難度が高い問題が多かったです。

サピの社会のテストは、テキストに書いてあることがメインですが、テキストに書いていない「常識」を要求される問題や、複合的な知識が要求されるものが多いので、4年生には骨が折れる問題ともいえそうです。

 

  まとめ

 

5年前のデータをもとに書いていますので、今はもう傾向が異なっているかも知れません。

 

ただ、各回の復習、というコンセプトからすると、難度設定にそう大きく変更があるとは思えませんので、概ね上記はそのまま今も当てはまるのではないでしょうか。

 

もちろん各回毎に難度にばらつきがあるので、結果が出る前から合計で300点いかなかったから悲観するなどの必要はありません。あくまで目安、とお考え下さい。

 

 

 

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5年生で取り組んだ問題集 国語編

【レビュー】「中学受験国語 選択肢問題の徹底攻略」

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↓以下は主に6年生向けのオススメ問題集に関する記事です。

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『記述問題の徹底攻略』シリーズの使い方

 

↓以下は幼少時のオススメ知育玩具などに関する記事です。

幼少時の知育玩具や教材(就学前①)

幼少時の知育玩具や教材(就学前②)

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