2027年組姪の1月受験を考える | 2022中学受験(息子)と2027中学受験(姪) -A stitch in time saves nine-

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2022中学受験を終了した男子を持つ父のブログ
淡々と息子の学習(主にテスト)の記録をつけていたブログです。
息子は開成・筑駒をはじめ受験校全てに合格しました。
現在は2027年組の姪っこの中学受験アドバイザーです。

 

  2027年組姪の1月受験を考える

 

本日、栄東のA日程1日目ですね。受験された皆様は大変お疲れ様でした。

 

埼玉で2回目受験する方も、次は千葉という方も、次は2月という方も、引き続き頑張って下さい!

 

さて、1月入試の本格的スタートを受けて、だいぶ先の話ですが2027年組の姪の1月受験について考えてみました。

 

まあ私は単なる妹夫婦のアドバイザーみたいなものなのですが、アドバイスするからには真面目に考えます。

 

もちろん現時点で姪が入試の段階でどの程度の成績を取っているのかはわかりません。ただ現在のまでの様子や成績を聞く限りは、それなりにできる子のようです。4教科のテストがスタートしてからでないと読めないところが大きいのですが、ここは大胆に仮定して、概ねサピックス偏差値で60前後くらいの成績になるとしましょう。

 

また、居住地も学校選択の要素としては大きいですが、埼玉・千葉への時間的距離としては、姪の家も我が家からあまり大きな相違はありません。

 

  息子の栄東受験の理由

 

息子は栄東の東大特待が初戦でした。受験した理由は、何度か記事でも書いているとおり以下のような点です。

 

①入試・前泊予行演習(渋幕に向け)

②合格を取ってまずは安心を買う

③通学してもよいと思える学校

 

栄東という学校については、息子を通わせてもよいと思っていましたので、単なる予行演習ではなく、志望校の一つとしての受験でした。

 

また、息子は入試直前までは渋幕が第3志望でしたので(その後聖光を第3志望としましたが)、渋幕の前に1度本番入試を体験させたいという気持ちもありました。また、渋幕は前泊予定でしたので、栄東入試で前泊の予行演習もできればという考えもありました。

 

さらに、息子の場合は東大特待のみの受験で、大混雑するA日程入試は受験しませんでした。コロナが蔓延していた時期でもあり、受験者がそれほど多くない東大特待のみとしました。持ち偏差値的に余裕があったこともあります。

 

問題は通学圏ギリギリというところでした。我が家からは通えないことはないけど遠い、という距離感です。

 

  男子と女子の違い

 

姪の家(つまり私の妹の家)からも栄東までは同等の時間がかかります。そこでちょっと考えないといけないのは、男子と女子の違いです。

 

あくまで一般論ですが、男子と女子はやはり体力が違います。毎日1時間を大幅に超える時間の通学をするというのは、女子ですとちょっと躊躇する距離です。

 

また、混んでいる電車に長時間乗車しなければならないというのもネックです。もちろん都内から埼玉方面に向かう電車は、通常の流れとは逆なので、超混雑というレベルではないかも知れませんが、やはり女子ですと男子と異なるリスクもあります。また、部活や学校行事の準備などがある日には、帰宅が遅くなります。そこでもまた女子の方が男子より危険なことに遭うリスクが高いと思います。

 

もし姪が我が家の娘だとすれば、この距離的なもの、通学時のリスクの考慮から栄東への通学は極力避けたいと感じますね。

 

  それでも前受をするか?

 

そうすると、息子の時にあった③の受験理由はなくなります。そして、通学を避けるとなると、合格を取っても安心はあまり買えなくなります。もちろん、合格したということでメンタルに好影響をもたらすでしょうが、残り全部落ちても行くところがある、とはあまり思えないわけです。

 

ということは、それでもなお栄東(あるいは、その他埼玉校・千葉校)を受験するか?という検討が必要になります。つまり、①の入試予行演習として受験するか?ということです。

 

この点、渋幕・市川・東邦大東邦などの千葉入試を受験するか?という点も考慮要素として考えなければなりません。偏差値60くらいですと、渋幕はチャレンジ校となりますが、市川、東邦大東邦であれば一応安全圏です。ただ、都内からの通学になると、栄東と同様に通学距離の問題があります。

 

では、1月受験を一切せずに2月1日を迎えるべきでしょうか。仮定の偏差値60を前提とすると、2月1日の想定志望校は桜蔭・JG・雙葉・渋渋あたりになるでしょう。どの学校も盤石というレベルではなく、やはり入試本番の予行演習は欲しいところです。

 

つまり、入試本番の予行演習の位置づけとして、埼玉・千葉入試の中から適切な学校を選択して、1・2校受験する、という戦略になるのかなと思います。

 

  予行演習としての入試

 

では通学はしないが予行演習として入試を受験する、とした場合、何を考慮して学校を選択するべきでしょうか?

 

個人的には、以下の要素が考えられると思います。

 

①入試の出題方針が第1志望・第2志望と類似しているか?あるいはオーソドックスな出題方針か?

②合格が十分想定できる難易度か?

③もしそこしか合格できなかったという場合、ギリギリ通学も検討可能か?

 

①と②はリンクするものですが、要するに前受校のために特別な対策が必要ないことが重要です。第1志望・第2志望入試のための予行演習として受験するという目的がメインなのですから、そのための対策が必要ということになると本末転倒です。したがって、出題方針が高志望校と類似している(例えば国語の記述の分量や、算数の出題傾向等)か、サピの通常授業で取り扱っている内容で十分対応可能なオーソドックスなものであることが必要です。

 

また、あくまで予行演習なので、不合格でも問題ないわけですが、やはりメンタルのことを考えれば合格を取っておきたいです。そうすると、持ち偏差値マイナス5くらいの学校が望ましいと思います。

 

この点では、渋幕は前受校としては不適格です。出題方針が特殊ですし、入試問題の難度は首都圏トップクラスです。また合格の難易度も女子では首都圏最高峰となります。偏差値60前後くらいであれば、渋幕は第一志望・第二志望としてそこを目指して受験するべき学校であり、単なる前受校には向いていません。

 

難易度の点からすると、想定偏差値60くらいですと、概ね偏差値55前後の学校が前受校として考えられます。つまり、栄東A日程、開智特待A、東邦大東邦、市川あたりでしょうか。

 

この中から、そこしか合格できなかったら通学可能性を検討できる学校、を選んで受験することになるのかなと思います。この点は通学できないという前提条件と矛盾するものですが、やはり万一の場合、公立中進学と天秤にかけられるくらいの立地・校風等の学校にしておきたいものです。私なら全く進学可能性がない学校(例えば地方の学校の東京入試など)は前受けの候補からは外しますね。

 

  まとめ

 

と、姪っ子の話なのに勝手に検討してしまいました。笑

 

まあ入試直前の偏差値どころか、新4年組み分けの結果も出ていない現段階での妄想記事です。お目汚し失礼致しました。

 

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我が家の中学受験総括記事はこちらです↓

中学受験総括①-項目の検討と前書き

中学受験総括②-開始時期と塾・校舎選び

中学受験総括③-塾の掛け持ちについて

中学受験総括④-6年開始から夏休み前まで(算数)

中学受験総括⑤-6年開始から夏休み前まで(国理社)

中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)

中学受験総括⑦-6年夏休み

中学受験総括⑧-6年9月から12月(1週間スケジュール)

中学受験総括⑨-6年9月から12月(サンデーサピックス)

中学受験総括⑩-6年9月から12月(過去問)

中学受験総括⑪-6年9月から12月(平常・土特)

中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)

中学受験総括⑬-6年冬期講習・正月特訓

中学受験総括⑭-6年1月の家庭学習(総論・算数)

中学受験総括⑮-6年1月の家庭学習(国理社)

中学受験総括⑯-入試前日

中学受験総括⑰-前泊について

中学受験総括⑱(最終回)-中学受験 思い付きメモ

中学受験思い付きメモ 補足①-プラスαについて

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中学受験思いつきメモ 補足⑤-保護者の留意点その1

中学受験思いつきメモ 補足⑥-アンガーマネジメント

中学受験思いつきメモ 補足⑦-子供のやる気を引き出す

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5年生で取り組んだ問題集 算数編

東京出版 算数「ステップアップ演習」

5年生で取り組んだ問題集 国語編

【レビュー】「中学受験国語 選択肢問題の徹底攻略」

5年生で取り組んだ問題集 理科・社会編

低学年時に使った問題集 算数編

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社会科でさらに一歩先行く資料集・読み物 歴史編

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↓以下は主に6年生向けのオススメ問題集に関する記事です。

英俊社『合格トレイン 理科計算問題』はオススメ

東京出版『図形の必勝手筋』はオススメ

東京出版『必ず解きたい算数の100問』

『記述問題の徹底攻略』シリーズの使い方

 

↓以下は幼少時のオススメ知育玩具などに関する記事です。

幼少時の知育玩具や教材(就学前①)

幼少時の知育玩具や教材(就学前②)

幼少時の知育玩具や教材(就学前③)

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