【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』
<あらすじ>
『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』
その言葉と共に、六甲山の高取神社で
「神様」という存在に、接続してもらった私。
前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さまの
子狐眷属の姿も確認できるようになり、
奇妙な共同生活(?)が始まっていた。
***
菊「初参加の初参拝ー♪ そしてバス2台!
さすがえべっさまのツアーだね✨」
境内に集合して、案内された2号車は既にほぼ満席状態だけど、
いい感じに二人席にゆったり一人で座ることができて、
曇り&雨の天気予報の空の下、バスは滋賀県に向けて出発したのでした♪
バスガイドさんが「左の山は伏見稲荷大社の伏見山になります……」と解説すると、
曇り空から陽が射すという(笑)
お稲荷さまは『晴れ!』ですから♪
折りたたみ傘は持参してるけど、私は曇り女なので。きっと外にいる間は大丈夫かな♪
神社でお土産とか買う時間ってあるんですか? と質問すると、
「ない!」と言われたので(笑)えーー!💧とか言いつつ、バスを降りて
建部大社さま境内に。(授与品見るのも楽しみでして*)
西宮えびす一団・総勢80名で建部大社さまの宮司さまも一緒に記念撮影し、
そのまま宮司さまのガイドという超贅沢コースで、
建部大社さま神社参拝ツアーが始まりました。
品格があって、いいお顔をされていて、
なんとなく三輪惠比須神社さまの狛犬さまに似ているなと思ったら、
本殿と並ぶ権殿(ごんでん)には、三輪から勧請された
大己貴命さまが祀られていらっしゃいました。
向かって左が本殿で、右が権殿。
もともと権殿とは、本殿に何かあった時に、神様を一時的に移すための社らしく、
古くならないように、時々手入れして常に丈夫さをキープされている建物なんだそうです。
正式参拝が始まる。
熱田神宮は参拝した事があるけど、あそこは剣だし……
ヤマトタケル命という神様とのこんな至近距離は、多分初めて。
菊「………(日本武尊さま……英雄、伝説……そんな感じ)」
頭を下げながらふとそんな風に思っていると、
静かに言葉が渡された。
?「英雄になろうとし、生きていた訳ではない」
菊「…………」
そこに日本武尊さまの存在を……感じた。
菊「……………」
日本武尊(以下:武)「英雄になりたかった訳でも
伝説になりたかった訳でもない。
ただ私は」
自分を生き切っただけ……という言葉を渡された時、
込み上げるものがあって、視界がぼやけた。
正式参拝の後も、本殿前でそのまま宮司さまが講話をされた。
創建は1300年前で、それ以前から祀られていたこと。
でも国宝や重要文化財でもないこと。
それは何度も戦火などで焼かれてしまっているから……など。
本殿の左右には、主祭神の日本武尊の両親や妻、子ども、
そして家来が祀られていること。
家来の中には、武術に強いものから食事を作るものまで祀っていること。
そして詳しくお話しくださったのが『幻の千円札』のお話し。
絵が美しいので、ぜひご覧ください。
日本武尊は双子の兄を切り、
その後もクマソタケルや蝦夷を討伐したと伝えられている。
武「自分のした事が自分に返ってきているだけ。
しかも刻まれたのは紙であって、体ではない。
痛みなど、ないに等しい」
だから悲しまなくていい……というような
日本武尊からの言葉のように感じた。
菊「………なんかここの日本武尊さまは……」
*2019年春の連載『ヒルコノミコト』はコチラです。
今月より毎月8日に
清高稲荷社境内・参道のボランティア掃除を実施することになりました♪
次回は10月8日。もちろん菊田も参加します♡
お時間、ご予定の合います方は是非ご参加頂ければ幸いです。
集合場所:清高稲荷社境内
開始時間:13:00〜14:00の一時間程度
ご参加お待ちしておりますねー*
『御影カード』配布しています♪
★清高稲荷大明神blogはコチラです♪→【高野山】〜清高稲荷大明神〜