宇宙戦艦ヤマト 復活篇
アクエリアスの水柱をヤマトが防いでから17年。カスケードブラックホールが地球に迫り、人類は他の惑星に移民する事を余儀なくされていた。
第一次移民船団は突然の待ち伏せ攻撃を受け、率いていた古代雪共々消息を絶っていた。
輸送船の船長となっていた古代進は、救難信号を受け傷ついた戦艦に合流、現れた追手を唯一の生存兵と共に迎撃する事に成功し、地球に帰還する。
そのころ地球では、第2次移民船団も同じ宙域で攻撃を受け消息を絶ったとに知らせが入っていた。
長官の真田は、戻って来た古代に、再建されてた宇宙戦艦ヤマトの艦長として第3次移民船団の護衛の任に着く事を依頼する。
アクエリアスの氷の中で新たに再建されたヤマトは、波動エンジンを6炉装備されていて、波動砲を6連発で打つ事が可能となっていた。
第3次移民船団と共に出撃したヤマト、先の船団が攻撃を受けた場所で罠を検知したヤマトは、近くにあったブラックホールを利用して輸送船団を加速させ、長距離ワープさせる作戦を決行した。
船団が次々とワープしていく中、敵部隊が現れる。
護衛部隊と共に応戦するヤマト。見方を鼓舞し身を呈して移民船団を守るヤマトの戦いに、エトス艦隊司令のゴルイは感銘を受け戦闘を停止、古代と通信による対話をする。
移民先のアマールに到着した、第3次移民船団とヤマトだったが、星間国家連合を実質支配するSUSは、地球人の移民を受け入れたアマールを敵対国家とみなし、攻撃を仕掛けてきた。
葛藤の末アマールを助けると決めたヤマト、ゴイルもSUSに反抗することを決意する。
地球とアマールの連合艦隊は、星間国家連合艦隊と対峙する、奥にいるSUSの移動要塞を打つ為中央突破を試みる。
SUSの超巨大要塞はニュートロン砲で見方ごとヤマトを打つが、アマール艦隊が盾となり危機を回避する。また、その様を見て、SUS以外の星間連合国家は戦場より離脱する。
バリアーを兼ねた5個の砲台に、苦戦しヤマト以外の艦艇が撃破されるが、ヤマト内に格納されていたミサイル艦信濃の特攻によりバリアーを無効かする事に成功し、トランジッション波動砲5連発により砲台を撃破する事に成功する。
直後、要塞本体は異次元に潜る潜宙艦の機能を発揮し、ヤマトを翻弄するが、古代は近くにある太陽が偽造した要塞のエネルギー元だと気が付き、波動砲の最後の1発を使って偽造太陽を破壊。要塞は崩れ去った。
地球に戻ったヤマトは、最後に残った地球人を乗せ飛び立つ、その時ブリッジに別世界の異種異根の生命体であるメッツラーのビジョンが現れ、カスケードブラックホールは、メッツラーが自分達の世界に物資を送るための転送装置であることを語り、去っていった。
それを聞いた古代は自然現象ではなく転送装置ならば、破壊が可能ではないかとの考えを思いつく。
電算室の力をフルに使い、解析した結果中心部に転送装置を発見したヤマト、しかし波動砲単発での破壊は難しい。
古代は6連波動砲を同時に打つ事で破壊が可能かを計算させると、艦体はもたないかもしれないが、破壊は可能であることが計算結果で提示される。
生き残るべきはヤマトでは無く地球だと判断した古代は、カスケードブラックホールの入り口に入り、転送装置に向けトランジッション波動砲6発を同時発射する。
見事作戦は成功しカスケードブラックホールを破壊され、地球は救われた。
映像もキレイだしバトルシーンも多く、戦闘のバリエーションも多いし、描写もしっかりしています。
自分はヤマトシリーズの中で、ダントツで面白いと思います。
別世界の異種異根の生命体であるメッツラーが手つかずで有る事と、最後に宇宙戦艦ヤマト復活篇第一部完と出る事からも、続編を作るつもりだったと思われますが、以後続編は作られていません。
リブート作品の宇宙戦艦ヤマト2199が作られたので、復活篇の続編は作られないかと思われます。
旧シリーズ最後の作品で、集大成的な出来栄えになっているかと思います。
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