さて、前回予告したとおり、本日から樽見鉄道の乗り鉄をはじめます。
こちら大垣駅から乗車した車両です。
ラッピングされているのですが、なんとなく国鉄色みたいな感じで良いですね。
平成14年製造なのかな?あれ樽見鉄道にやってきたのは平成21年?
実はこちらの車両、元は廃止となった三木鉄道のミキ300形なのです。
樽見鉄道が三木鉄道から落札して運行を始めたころからずっと三木鉄道塗装のまま運行していたのですが、現在は、企業のラッピング車両となっています。
けいしきはハイモ295ー617となっています。
なんだか中途半端な数字に国鉄の車両区の記号みたいな形式、なにか意味があるのかなと思って調べてみたら「ハイモ」とは「ハイスピードモーター」の略なんだそうです。
で「295」はエンジン出力だったかな?「617」は?それは良く分かんないや
おっと、そんなこと言ってるうちに大垣発車ですよ。
あ〜ん、末端部は車内から撮影です。
しばらくはJR東海道本線と並走です。方向は名古屋方面になります。
樽見鉄道の外側(写真右側)にも電化されているレールがあってどこに行くんだろうと思っていましたが、途中で途切れていました。
その後しばらく3線並走です。
樽見鉄道と東海道本線との差が激しいです。
ところで樽見鉄道は、養老鉄道とは違って、旧国鉄の路線を民営化したものです。
そして、ちょっと国鉄からの3セク路線とは違っているところがあるんですよ。
まず、昭和59年と比較的早く国鉄の手を離れ、そのあとに国鉄未成線を延伸して路線が伸びたこと。
あと現在は、公的資金を投入されていますが、設立時は、沿線のセメント会社や運送会社が大株主となっており貨物輸送が盛んだったこと。
これらの特徴から、開業当初や客車による旅客輸送も行われていたという変わった鉄道会社です。
現在は、貨物輸送はなく経営は大変なのですが、企業努力と地元の支援もあって営業成績はまずまずのようです。
さて、おしゃべりしているうちに、JRとお別れのようですよ。
と思ったら、ガクンとスピードが落ちて、どうやら駅のようです。
東大垣駅です。バックにはすぐそこにまだ東海道本線が見えていますね。
モルタルの駅舎が残っていますが無人駅です。
最初にお断りしておきますが、樽見鉄道には私みたいな木造駅舎ファンが萌えってなるような古い駅舎はありませんからね。
この東大垣駅の駅舎は、そのなかでも古い方、開業は昭和31年です。
この年が樽見鉄道の最初の区間が開業した年となっていますから、そんなに大昔から存在していた鉄道路線ではないのですよ。
そう考えると国鉄の路線であった期間は、わずか29年だったことになります。樽見鉄道となって、35年ですから、すでに私鉄だった期間が長くなってしましました。
この先、その他の旧国鉄路線も同じようになってしまうのですね、なんだか国鉄・昭和が遠くなったように感じちゃいます。
そして、こちらの駅、きっとホームで列車を待っていたら、となりをビュンビュンJR東海の車両が通過していくのでしょうね。
構内は島式の1面2線です。
実は国鉄当時は棒線駅化されていたものを交換設備を復活させたんだそうですよ。
では次の駅に…ん?思ったより こうないが広い、側線もあったんですね。それも駅舎側に!
さらに先に進みます。
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