IBEXエアラインズで福岡から新潟へ。
機窓から見える信濃川・阿賀野川、そして国内でも珍しい「クロス滑走路」を持つ新潟空港の魅力を徹底紹介。地方空港ならではの面白さを空から体感します。
前回までのお話
IBEX(IBEXエアラインズ)を利用して福岡から新潟、そして仙台から福岡を巡る、いわば「空の三角旅」。前回は福岡を離陸し、新潟までの機窓を楽しみましたが、いよいよ新潟空港への着陸態勢に入ります。
信濃川
新潟平野を悠然と流れる信濃川。広大な田園風景を眺めながら、機体はゆっくりと高度を下げていきます。
阿賀野川
続いて阿賀野川を横切ります。この先で左に旋回し、新潟空港への最終アプローチに入ります。
では、本日のお話に参りましょう。
新潟空港に着陸
左に旋回
アプローチのため最後の左旋回。目の前には夕方の日本海が広がってきました。
新潟市北区
阿賀野川の東岸、新潟市北区の街並みが見えます。海岸線はおそらく太夫浜海岸のあたりでしょうか。
砂浜に着陸???
一瞬、「砂浜に着陸するの?」と驚くような光景ですが、ここは阿賀野川の河口付近。新潟空港がいかに水辺に近いかがわかります。
阿賀野川河口
川の対岸は、空港のメイン滑走路(B滑走路)の端にあたります。海の中に誘導灯が並ぶ光景は各地で見られますが、ここは「川の中」に誘導灯のポールが整然と並んでいます。これほど広い河口だと、もはや海のようなスケール感ですね。
着陸
そして無事にランディング。
今回は往復で利用する空港が異なるため、明るい時間帯に着陸できたのは幸いでした。夜間だとこの絶景は見られませんからね。
ターミナルビル
見えてきたターミナルビルは、政令指定都市の空港としては意外にもコンパクト。
東京とは上越新幹線で結ばれているため、空の便は地方間を結ぶ役割が強いのが新潟空港の特徴です。
ミャクミャクラッピング
駐機場にはJ・AIRの「ミャクミャクラッピング機」が。調べてみると、新潟に乗り入れるJ・AIR便は現在、伊丹(大阪)線のみのようです。
トキエア
そして、ついに生で見た「トキエア」の機体!
ここから佐渡へ飛んでくれるようになれば、福岡からでもぐっと佐渡が近くなるんだけどなあ。
日本の大きな島の中でも、佐渡島はまだ未踏の地。いつか訪れてみたいものです。
ちなみに面積でいうと、佐渡島は沖縄本島に次いで国内第2位(北方領土を除く)。淡路島(5位)や、同様に私が訪問していない小豆島、西表島よりもずっと大きな島なんですよ。
新潟空港を深掘り
着陸時に触れた「B滑走路」という言葉。実は新潟空港、飛行機ファンにはたまらない特徴があるんです。
ここで、新潟空港について深掘りしてみましょう。
新潟空港の歴史
新潟空港は、戦前の軍用飛行場をルーツに持つ歴史ある空港です。
- 1930年(昭和5年): 新潟市山ノ下に「新潟飛行場」として開場。
- 1958年(昭和33年): 現在の場所で民間空港として供用開始。
- 1973年(昭和48年): 2,000mのB滑走路が完成し、ジェット化に対応。
- 1996年(平成8年): B滑走路が2,500mに延伸。大型機の就航が可能に。
クロス滑走路の秘密
新潟空港最大の特徴は、2本の滑走路が交差する「クロス滑走路」構造です。
- A滑走路(10/28): 1,314m
- B滑走路(04/22): 2,500m
なぜ交差しているのか?
日本海側特有の「強い季節風」への対策でしょうか?現実には、1,314mと短いA滑走路は、主にヘリコプターや旅客機以外のプロペラ機などの小型機が使用しているだけです。
ほとんど使われないA滑走路、数年前に廃止してショッピングモールを誘致しようという計画がありましたが、その後どうなったのでしょう?就航路線(2026年現在)
主要な就航路線と航空会社をまとめました。
|
航空会社 |
就航地 |
|---|---|
|
JAL (J-AIR) |
伊丹、札幌(新千歳) |
|
ANA (ANA Wings) |
伊丹、札幌(新千歳)、名古屋(中部) |
|
IBEXエアラインズ |
福岡、名古屋(中部) |
|
FDA (フジドリーム) |
名古屋(小牧)、福岡 |
|
トキエア |
札幌(丘珠)、仙台、名古屋(中部) |
※国際線:ソウル(大韓航空)、台北(タイガーエア台湾)などが定期便やチャーター便で運航されています。
川の上を飛ぶ空港
阿賀野川河口に位置するため、「川の上の誘導灯」や「海と川の境界線をなぞるアプローチ」は全国でも極めてレア。空港ファンなら一度は機窓から拝んでおきたい絶景ポイントです。
新潟空港ターミナルビル
預託荷物受け取りカウンター
ターンテーブルで出迎えてくれたのは、お米をモチーフにした空港公式キャラクターの「マイルくん」と「マイちゃん」。新潟らしさ全開のキャラクターが旅の緊張をほぐしてくれます。
到着口を出たところ
「上越市までのリムジンバスがある?」
案内が気になりましたが、現在は定期の直行便はありません。
上越方面へは「新潟駅までバス→特急しらゆき等」が基本です。
かなり時間かかりそうですねえ。
上越市辺りに、空港があっても良さそうですが、すでに北陸新幹線が開業しているので、開港しても、東京へのアクセスルートとはならないでしょうから、難しいかもしれないですね。
ただ、新潟県内でも、糸魚川市あたりまで行くと、距離的には新潟市より富山市の方が近く、北陸新幹線を使えば富山空港の方が利便性が高いかもしれませんね。県土が長い新潟ならではの悩みどころです。
1階出発カウンター
1階は開放感あふれる広々とした空間。新潟空港で外せないグルメ&お土産をリストアップしておきましょう。
- グルメ: 3階の「須坂屋そば」で味わう「へぎそば」。布海苔をつなぎに使った独特の喉越しが最高です。
- お土産: 定番の「笹だんご」や、新潟限定の「亀田の柿の種」、そして地酒。特に空港限定の日本酒飲み比べセットは鉄道ファンにも人気です。
「重い荷物を持ち歩きたくない」「まずは自宅で新潟気分を味わいたい」という方には、お取り寄せも便利ですね。
2階出発口へ
2階はショップやレストランが充実していますが、今回はリムジンバスの時間があるのでここまで。
ターミナルビル全景
駐車場から振り返るターミナルビル。日本海側の拠点としての新潟の表玄関の風格を感じさせます。
次回は、ここからリムジンバスに乗り込み、新潟駅を目指します。
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