今回の佐賀の駅をぐるり，この伊万里駅が最終回になります。
最後を飾る伊万里駅は，このようなツイン駅舎になっています。
最初にこの駅をみたときはびっくりしました。
JRと3セク化された路線の接続駅って，レールはつながっていなくても同じ構内に設置されていることがほとんどじゃないですか？
それが，この伊万里駅は，みごとに構内を半分に割って切断しちゃたんですね。
ここまで決別させなくともいいんじゃないと思いますが，これは，3セクの松浦鉄道が2方向に延び，JRの筑肥線が単方向だからこうなってしまったんでしょうね。
おかげで，松浦鉄道の伊万里駅はスイッチバック駅になってしまいましたが。
では，JRの伊万里駅から紹介しましょうか。
松浦鉄道の駅舎もそうなのですが，駅の屋根が櫓のようになっているのは理由があるのでしょうか？お城をイメージしたのかな？
よく分かりませんけど。
駅の中はとても狭いです。
単行のローカル列車の終着駅ですが，福岡市地下鉄の天神駅や博多駅までの切符もここで買えるんですね，自動改札機通るのかなあ？
恒例の末端部から。
なんだか，棒線駅の末端部だなんて，かつての国鉄伊万里駅を知る方からすれば，めちゃ寂しいんじゃないでしょうか？
JRの伊万里駅のほうがなんとなく構内も新しくて，松浦鉄道と分離された際に後付けした感が強いです。
こんなところ，よそのJRと3セクの関係とは逆転しています。
駅名標です。
もちろん末端駅らしい構成。
イラストは伊万里焼でしょうか？めちゃきれいです。
あっ！こんな陶器の駅名標もありましたよ。
「いまり」の文字も伊万里焼みたいです。
この駅名標を見ると，この駅の分岐構造が分かりますね。
ただ，知らない人はレールがつながっているかと思うかも？
駅前です。
コンビニもありますが，どちらかというと古い市街地という感じがする駅前です。
JR駅舎を出て，松浦鉄道の駅舎をみたところ。
かつての構内は，広い道路に分断されてしまいました。
道路を渡らなくて2階部分から駅同士は移動できるみたいです。
あまり通っている人はみかけませんでしたけど。
ところで，訪問したのが夜明け前の早朝だったので，写真を撮った時間帯によっては，昼と夜に訪問したみたいにに見えますがお許しくださいね。
こちら松浦鉄道の駅舎内です。
観光案内所はまだあいていませんでした。
キオスクや食事ができる場所もありましたが，まだシャッターで閉ざされていました。
切符売り場
松浦鉄道は略称MRです。
時刻表をみると，JRよりかなり本数が多く感じます。
それにホームも1～3番乗り場まであるみたいですよ。
間違える人がいるんでしょうか？
では松浦鉄道ことMRの構内です。
お～，JRよりはるかに広い，これが本来の伊万里駅の姿だったんでしょうね。
この車両懐かしいですねえ。
そういえば，この車両がトラックが何かで道路を運ばれている姿を見たことがあるんですが，なんかそれを見てとても悲しくなってしまいました。どっかに売られちゃったのか，解体されたのか？
ところで，さきほど末端部を紹介したJRの伊万里駅も，やってきたときはこんな感じ。
ようやく夜明けって感じ。
そして帰る頃には・・・
黄色い車体も白くなって・・・
んなわけないって，国鉄キハがお迎えに来てくれていました。
佐賀の駅をぐるり，今日で最終回となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では，また，あなたの住む都道府県でお目にかかりましょう。
（平成15年1月訪問）
佐賀の駅をぐるり
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