秋桜館に森村誠一の題字があるわけは? 筑肥線・佐里駅 | 駅が大好き!misakitty

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本日は、温泉とコスモスの駅、佐里駅です。
と言っても、駅に温泉がありコスモスが咲き乱れているわけではありませんから、期待してはいけません。
 
でも駅名標イラストを見ると…
 
ほら↑温泉に↓コスモスでしょ?
バックに駅舎が見えますが、それは、またのちほど。
 
構内は1面1線の棒線駅です。
築堤上にある駅となっています。
駅の周囲には田園とこんもりとした小さな山が点在しています。
 
では駅舎に入ってみましょう。
駅舎といっても待合スペースがあるだけです。
トイレはあったかな?もう忘れてしまいました。
 
駅舎に出て築堤から駅前を見下ろします。
わずかに民家と商店があるだけ、てか同じお宅みたいですね。
 
リョーユーパンの看板が北部九州って感じです。
感じでは糧友と書きます。
福岡では有名な大手パン屋さんで、意外にも関西でもみかけたことがあります。
恐るべしリョーユーパン。
 
では、振り返って駅舎です。
駅舎というには簡素な建物ですが「秋桜館」と命名された建物は、駅の待合室として機能しています。
 
敷地の広さや左手に見えるホームへの階段を見ると、この場所に妻面に出入口があった木造駅舎が存在していたのではないかと勝手に想像してしまいます。
 
その秋桜館の看板の題字をよく見ると、作家の森村誠一氏の名前がありました。
 なぜ題字が森村誠一氏の筆によるものなのか確たる証拠はありませんが、森村氏は、佐賀県に移住して生涯を閉じた作家笹沢佐保や福岡市に居住する夏木静子と親交が深く、それが縁で1999年頃に佐賀三部作という連名小説を3名で発表しており、その後も第二弾を執筆しています。
 また森村氏本人も、彼の作品の舞台は、彼の故郷である埼玉県のほか佐賀県が多く登場していると述べており、佐賀県に対する愛着が深いようです。
 この佐里駅がある旧相知町も、登場人物の故郷と設定されていたり縁があります。
 
 このことは、当時の相知町長が森村氏に「小説に佐賀県ばかり登場するがファンから非難を受けないか心配である」と語ったとされていて、そのようなこともあわせ考えると、森村氏が相知の町に縁があることが佐里駅駅舎の題字に繋がったのではないかと思います。
 
 もしかしたら、佐賀三部作の発表もこの秋桜館の出来た頃だったのかもしれないですね。
 
 森村誠一ファンの方には、勝手な推測で申し訳ないですが、真実をご存じの方がいらっしゃったら教えていただきたいと思っています。
 
 
 
 
では、次の駅でお逢いしましょうニコニコ
 
(平成16年9月訪問)
 

 

 

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