今日も唐津線を進みます。
相知駅です。
相知町は,人口が1万人に満たない小さな町でした。
過去形になっているのは,この町も平成の大合併によって消滅してしまったからです。
現在は唐津市の一部となっています。
筑肥線に西相知駅があるように,相知地区には唐津線だけでなく筑肥線の駅もあり,駅の数は全部で5駅,都市なみにたくさんの駅があります。
駅名標はモノクロタイプもあります。
このあたりは,ミカンの産地なので,相知駅の裏手には,ミカンの出荷をしていた農協倉庫が並んでいます。
九州の農協倉庫は,北海道と異なり,煉瓦造りのものはないようで残念ですが,それでも左側の倉庫は風格を感じさせる建物です。
また,駅名標がある島式ホーム,ただ手前側は使用されていません。石積みが歴史を感じさせます。
相知駅の開業は明治32年開業ですから,この石積みホームもかなり歴史があるものだと思います。
ホームの古さを計る場合,古そうな石積みになっているのもポイントですが,地面からの高さもポイントになります。
昔の客車ホームは,かなり低くて,時代が進むと高くなり,同じホームを使っている場合,嵩上げしているのでレール側からみるとホームの石積みが何層にもなっていることがあります。
写真の駅名標は,かなり高さが低くて古いものだと思います。
さらに,嵩上げされた形跡がないことは,このホームの部分は,使われなくなってかなり長期間が経過しているのではないかと思われます。
ホームだけを観察していてもこんな感じですから,ワタシの駅訪問は時間がいくらあっても足りません。
列車がやってきました。
クルマでの駅送迎があたりまえの地方の駅,駐車スペースがないと困ります。
現在は,ちゃんとあるかもしれまんせんけど。
では、次の駅でお逢いしましょう
(平成17年1月訪問)
佐賀の駅をぐるり
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