いつもありがとうございます、一葉です。
弊宅閲覧者数・延べ50万人様を記念して、愛海様からお与かりして完結した原作沿い記念リクエストのおまけ話2をお届け致します。
本編及び前話こちら↓
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ふるいの中に残るもの◇おまけ2
■ ふるいの中に残るもの ◇密着 ■
コーンの隣で眠りについた深夜。
肌寒さを覚えて眠りから淡く目覚めた。
どうやら寝返りを打った際、掛け布団が動いてしまって、肩や背中が夜気に晒されてしまっていたらしい。
コーンを起こさないようにと気を使いながら
体勢を変えるついでに布団をかけ直そうと静かに寝返りを打ったとき、偶然コーンの手の平に自分の片手が飛び込んだ。
――――――― やだ、失敗!大丈夫だったかしら。コーン、起きたりしなかったわよね?
力ゆるく横たわった彼の手は
私の手をすっぽりと覆ったままピクリとも動く気配を見せず。
良かった。目覚めなかったみたい。
ほ…と胸をなでおろし、図々しくも手を重ねたまま私はふうっと瞼を閉じた。
………同じ夢を見られたらいいなぁ…なんて夢物語を祈りながら。
それでね、コーン。
夢の中でもしあなたが泣いていたら
私があなたを優しく抱きしめてあげるの。
もしコーンが困っていたら私が助けてあげたいし
もしコーンが闘っていたら私が加勢してあげる。
でもね。
でもね、コーン
夢とは言え
もしコーンが女性と二人きりでいたら
私、泣き叫んじゃうかも。
やめて、そんな女性を見つめないでって
取り乱しながらコーンのそばに近寄って
私を見てって、腕を引いて
話を聞いてって必死に必死に訴えて
振り払われても
そっぽを向かれても諦めずに食いついて
コーンの背中に、子泣きじじいみたいにしがみついちゃうんだからね。
ゴソリ…とコーンが寝返りを打つ気配を感じた。
偶然折り重なっていた二人の手が力づくで離される。
あーあ、離れちゃった…。
まどろみながら頭の中で残念がっていると、更に大きく寝返りを打ったコーンが、しまった…と言ったのが聞こえた。
「 …っ…しまった。キョーコ、起きちゃった…? 」
起きてるけど、でも寝ているわよ、コーン。
大丈夫。
今のはあなたが私の手を振りほどいたのではなくて
あくまでも寝返りを打ったから離れちゃっただけだって、ちゃんとわかっているからね。
頭の中で返事をしたとき
狸寝入りをしている私をコーンが優しく引き寄せた。
接触面積が広がって
肌寒さが一気になくなる。
――――――――― ふふ。ありがと、コーン。あったかい。
これで安心して
もうひと眠り出来るわ。
END
お付き合いくださって本当にありがとうございました!!
ちなみに二人はちゃんとパジャマを着ていますので、ご心配なく(笑)
⇒ふるいの中に残るもの◇おまけ2・拍手
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