この度の参議院選挙にて、対米従属・官僚主導、国民の負担が第一の菅民主党が大敗を喫した。
民意を否定し、小鳩体制を否定し、長期政権を手に入れるために米国に屈した菅民主党は、昨年8月、国民が選んだオリジナル民主党ではない。
もともと米国追従の七奉行、反小沢勢力はある意味ぶれてはいない。
ブレるという言葉は、浅はかで脆弱な政治姿勢を露呈した菅直人の為にある言葉だ。
一方の小沢一郎は参議院過半数を訴え、自ら身を切った鳩山由紀夫と、自主独立改革路線を軌道に乗せるため、最後までぶれは無かった。
しかし今後は、改革の火を絶やさない為に新たな行動を起こさなくてはならない。
小沢一郎に言いたい。
挙党一致という言葉は、日本国民の為、その信念を持つ身内にのみ当てはまる言葉である。
覇権国家アメリカに媚た裏切り者には通用しないし、国民がそれを許さないという結果を真摯に受け止めるべきだ。
また、多くの民主党議員が、この選挙結果を受けて「消費税の議論が国民にうまく伝わらなかった」などと言い訳をしているが、「菅直人により自主独立の改革路線が歪められ、骨抜きされた結果だ」と言うべきであろう。
日本国民のための改革は、この選挙によって6年以上遅れる事となった。
菅直人と現執行部は、アメリカと官僚のお墨付きを盾に現ポジションに縋りつく事であろう。
小沢一郎自らが動き出さなくてはならないという事だ。
【 結 果 】
・改選議席数、民主党44、国民新党0、無所属0、自民党51、みんなの党10、公明党9、共産党3、社民党2、たちあがれ1、改革新党1、諸派0議席。
・非改選含め、民主党106、国民新党3、無所属3、自民党84、みんなの党11、公明党19、共産党6、社民党4、たちあがれ3、改革新党2、諸派1議席。
・与党議席 109 野党議席 133