本日は、記事を2つ連続掲載する。

本タイトルまずは、毎日新聞と東京新聞2つの記事をご覧いただきたい。

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◆小沢・民主前幹事長:民主公約修正を批判

6月29日毎日新聞

民主党の小沢一郎前幹事長は28日、愛媛県今治市で開かれた会合で、同党が衆院選マニフェスト(政権公約)を修正したことに関し「高速道路無料化、子ども手当、(農業の戸別)所得補償などを昨年の総選挙で約束して議席をもらった。政権を取ったら、金がないからできませんなんて、そんなバカなことがあるか」と述べ、現執行部を強く批判した。
 
小沢氏はそのうえで「必ず私が微力を尽くして約束通り実現する」と述べた。

消費税率10%についても「選挙で4年間は上げないと言った。

国民との約束はどんなことがあっても守るべきだ」と指摘した。


◆小沢氏の批判に党内から反論 玄葉氏「一丸で戦うべき時」


6月29日東京新聞

民主党の小沢一郎前幹事長が参院選に向けた衆院選マニフェスト(政権公約)修正で党執行部を批判したことに対し、党役員や閣僚から29日、反論、けん制の声が相次いだ。

民主党の玄葉光一郎政調会長(公務員制度改革担当相)は記者会見で「今はチームが一丸となって(参院選を)戦うべき時ではないか」と指摘。

同時に「マニフェスト見直し作業は(党所属の)全国会議員の声を集約しながら進められた。前執行部の下で進んだとも理解している」と、小沢氏も関与したとの認識を示した。

仙谷由人官房長官も会見で「政府として現実の財政、経済運営に責任を持たなければならない。実現できていないことに引き続き取り組む」と表明。

民主党が参院選公約で月額2万6千円の満額支給を断念した子ども手当については「支給を開始し、限定的だが実現した」と強調した。

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小沢一郎という男は、いわゆるK・Yではない。

記事一つ目(毎日新聞)は、現執行部による発言が、これまで自分(小沢一郎)らが作り上げてきた民主党への国民の期待、準備してきた参院選や改選議員達に悪影響を及ぼすのを察知したからこその発言であり、悲願である参議院過半数獲得の執念である。

注意したいのは、マスメディアによる小沢VS反小沢という分裂の構図、政界再編誘導に、まんまと乗らないという事だ。

副島氏が指摘した、6・2クーデターはあったのだと思うが、選挙戦が終わるまでは大人にならなくてはいけない。

小沢の仕上げはまだまだ先だ。

しかし、玄葉よ、今まで散々『小沢は退陣すべき論』を吐き続け、ここへ来て『一丸となろう』もへったくれもないというものだよ・・・。

一丸となって戦う時に消費税増税の話を持ち出し、改選組から総スカンを喰っているのは誰なのかな・・・。

私は小・鳩辞任の時、それまでほっかむりをし、サポタージュを決めこんでいた輩がこれからどんどん表舞台に出る事によって、馬脚をあらわすと言って来た。

小・鳩を引きずり降ろしたはずのネオコン集団が、逆に表舞台に引きずり出され、炙り出されようとしている。

七奉行が各選挙区に飛び、菅総理の発言(消費税増税ありき)を取り消し、いい訳するのに躍起になっているところを見ると、菅直人自身も、炙り出し役に一役買っていたのでは思うほどの慌てぶりである。

国民から評価された、国民が第一という政治理念を掲げ続けているのは一体誰なのか?

財務省官僚や隷米利権複合体政治(政策)理念にNOを掲げ続けているのは一体誰なのか?

国民は今こそ目をしっかり目を見開いて判断すべき時に来ている。

民主党支持者であるならば、それをはっきり色分けした上で、来たる参院選に臨むべきであり、そうする事によって、勝敗いずれかに分かれた時の展望も開けるというものである。


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