落胆が怒りへと変わり、気魄へと変わるまで約10時間を要した。

早速記事を綴りたい。

自分でブログにアップした鳩山総理の辞任の弁を何度も聞き直した。

その度に総理の想いが伝わってくる。

以前、5月26日の総理会見を記事にしていた。
http://ameblo.jp/hirokane604/entry-10546464119.html

その会見の言葉は・・

「この国はこの国の人々で守るという、すべての国にとって当たり前の発想が今の日本にはない、それが自然かどうかという発想は国民一人一人が持ち続けるべきではないか」

そして今日の辞任会見でも・・

「私は、つまるところ、日本の平和は日本人自身の力で作り上げていく時を、いつかは求めなくてはならないと思っている」と述べ「アメリカに依存し続ける安全保障は、今後50年、100年続けていいとは思いません」と明言している。

さらに「日米信頼関係を維持させていかなければならないという悲痛な思い」とも語っている。

言葉だけなら誰でも言えるという声が聞こえそうだが、旧政権においてどの総理大臣がこの事に言及しただろうか。

この言葉を聞いただけで充分である。

総理の理想、想いは、幻想的な平和などではなく、明らかに対米従属からの自主独立だ。

しかし、理想と現実の鳩山・小沢体制は今日で幕を閉じた。

鳩山・小沢体制を幼稚園と揶揄するのであれば、その路線を失った今後誕生する政権は保育器内閣だ。

今後、鳩山総理を盾に使っていた初代閣僚経験者は全て矢面に立つ事となる。

姑息なチンピラ民主党議員もである。

後は、やれるものならやってみろという事だ。

民主党内の革新勢力による内閣で有れば、既得権益に縋る隷米勢力・マスメディアの扇動により国民の総スカンを食う事になるであろうが、腹をくくって、政・官・財・電、行政の大掃除をする事となる。

凌雲会・花斉会が輩出するメンバーを主要ポストに据えれば、既得権益に縋る隷米勢力・マスメディアの後ろ盾は得られるが、米国の使い捨て内閣となり、政界再編が加速する事となる。

これまで鳩山総理は、それら皆、国家の為、一致団結出来ると信じようとしていたのであろう。

しかし、改革には、もう手加減はいらぬという事、友愛という大同団結を踏みにじったからには、大掃除あるのみという事だ。

日本国民は、国家とは何か、国益とは何かをまざまざと見せつけられる事となる。

鳩山総理には、心からお疲れ様でしたと言いたい。

今日まで鳩山・小沢両氏にエールを送った事を恥じるどころか、誇りに思う。

また、今後もそのスタンスは変えるつもりはない。