6月27日ムネオ日記より転載
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朝の報道番組は、各党の幹事長クラスが出ての討論会が多かった。

選挙中であるから、与党、野党それぞれアピールをしていたが、視聴者、リスナーの皆さんはどう受け止めたであろうか。
 
その中で、公務員制度改革が売りのみんなの党の江田憲司幹事長がもっともらしいことを言っていたが、官僚出身の江田さんにやれるのだろうか。

トロイの木馬で、官僚の利益の代表となるのではないかと、信用できない。
 
それは機密費の問題である。

大宅壮一賞作家の佐藤優さんの指摘に対して、国民の税金を使っておきながら、「記憶にない」で済まそうとするその態度を見る時、その場しのぎの官僚の姿そ のものだからである。
 
そう言えば、渡辺喜美さんのお父さんである渡辺美智雄さんも、平成5年の外相当時、外務官僚に騙されている。

平成5年、ロシアは北方領土問題について“2島+アルファ”を提案してきた。

しかし外務官僚は、渡辺外相に正しい情報を上げなかった。
 
こうした経緯を振り返ると、「渡辺喜美代表も、いずれ官僚出身の政治家に足下をすくわれるのでは」と、余計なことではあるが心配が先に立つ。

そうならないことを祈ってやまない。
 
とにかく、国民の税金である機密費を使いながら、一役人の立場で30万円を渡したことを「忘れた」、「記憶にない」と言うのでは、あまりにも生活感がな い。

280円の牛丼の約1071杯分に相当するお金である。
 
江田さんは今や公人、国会議員である。

記憶を取り戻してほしいし、真実を国民にお話し戴きたいものである。
 
昨夜、夜中近くに関西国際空港に入り、今日は9時半奈良市、12時45分京都市、15時半大阪市に入り、一日中民主党候補の応援。
 
どの陣営も「消費税アップの話で有権者の反応が悪くなってきた」と言っていた。

菅首相は、サミットから帰ってきたらきちんと国民に説明した方が良い。
 
財源の必要性は国民も分かっている。

しかし、その前に無駄をなくすべきだ。
 
その最たるものが国会議員の定数削減であり、歳費、ボーナス、特権をやめることである。

あわせて、国家公務員の優遇にも踏み込み、国民の理解を得ることが一番である。
 
投票日まで2週間、一日一日が重要になってきた。風向きを変えなくてはならない。

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