皆さま、おばんです!
皆さまは「すいかのめいさんち」って曲をご存知ですか?
「と~もだちが~できた~ スイカの名産地~
なかよしこよし~ スイカの名産地~」って曲。
地域によって解釈はいろいろあると思いますが、
我が地元の仙台では夏になると、
スイカの名産地である山形県の尾花沢市から
この曲を鳴らしながらスイカの移動販売車がやってくるのでした。
ちなみに自分は、スイカはスーパーや移動販売車からは買わず、
尾花沢市にあるスイカ農家さんの直売を利用する派。
値段が安いだけではなく、
大玉を買うとオマケに小玉のスイカを付けてくれたりして、
サービス満点なのですよ。
2年前のこの日もスイカを求めて尾花沢市を訪問。
スイカ直売所の近くではこんな田んぼアートが見れました。
青森の田舎館村ほどの規模ではありませんが、
宮城や山形の各地でも田んぼアートを見ることが出来ますぜ☆
作品タイトルは「スイカ太郎」らしい。
スイカから生まれた「スイカ太郎」の物語があるらしく、
そのワンシーンを描いたモノなんですって。
この田んぼアート、地元の小学生が作ったっていうんだから
スゴイじゃないですか!
スイカも無事にゲットでき、
田んぼアートを満喫したところで帰宅しようと思いましたが、
ふと近くに未訪問の駅があるに気づいたのです。
こうして訪れたのがこちらの駅でしたよ(前置きが長い!)
奥羽本線・袖崎(そでさき)駅です!
奥羽本線は何度も利用してきた路線ですが、
袖崎駅がある区間は
次の列車が到着するまで2時間近く空く時間帯が多く、
なかなか下車することが出来なかった駅なのです。
一応、ノスタルジーな街並みで人気の銀山温泉の最寄り駅ですけど、
そこまで辿り着くための交通手段はありませんので、
お隣りの大石田駅をご利用くだされ。
袖崎駅は明治45年に開所した袖崎信号所を
大正7年に昇格させて誕生した駅だそうです。
村山駅と大石田駅の中間地点に袖崎駅があるのは
それが理由だったのですね。
駅の周辺に民家が少ないのは信号所アガリだからってことで。
駅が開業した当時、この辺りは「袖崎村」だったそうで
それが駅名の由来になったとのこと。
最近は駅構内に歴史を紹介する「説明書き」が掲げられた駅が増え、
駅ファンとしてはとても助かります。
それにしてもこの説明書き、相当古いモノではないでしょうかね?
国鉄時代は有人駅時代の古い木造駅舎があったそうですけど、
昭和50年代後半に取り壊され、現在の簡易駅舎に改築された模様。
昭和50年撮影の航空写真に古い駅舎が写り込んでましたが…
わかりますかね?
現在の駅舎です。
公衆便所(便所は備わってますが)ではありませんので
念のために言っておきます。
駅舎に入ると通路があり、左側に便所、右側に待合室がありました。
待合室はこんな感じ。
外観は素っ気ない感じでしたが中もそんな印象かな?
袖崎駅がユニークな点はここからです。
周辺を水田で囲まれているためか、
冬になると構内一面に風雪が強く吹き付くっぽく、
駅舎と跨線橋がスノーシェッドに覆われ密閉されてるのです。
道内では見かける造りですけど、
山形県内ではなかなか見ることが出来ない造りではないでしょうかね?
跨線橋を渡ってホームに入ります。
袖崎駅は単線区間上に設けられた、
列車の行き違いが可能な島式ホーム1面2線構造でした。
ホーム上には待合室が設けられてます。
三角窓の待合室は山形線内でよく見かける仕様ですね。
かつては両開き分岐器を備えた袖崎駅でしたが、
平成11年の山形新幹線営業開始に合わせ、
一線スルーに改められたようです。
間が空いた架線柱に両開き分岐器時代の名残りが見えましたよ。
ホーム上屋に備え付けの乗車案内です。
案内標がえらく色落ちしてますけど、どんなで強い風が吹き付けるのよ。
…以上、緑が眩しい真夏の袖崎駅の様子でした。
夏の日差しが恋しくなる今日この頃。
あることをリベンジするために今日は栃木におりましたが、
それについては明後日のブログにUPします!
↑(福島駅方面)
山形駅
天童駅
神町駅(平成22年6月6日) ・新駅舎(平成30年7月1日)
村山駅
袖崎駅(平成28年8月7日)
新庄駅
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