皆さま、おばんです!
今の世の中、ネットでポチッと検索すれば、
大概のことは調べられますけど、それでも謎が多い駅趣味の世界。
これだから駅巡りは止められないんですよね。
去年の秋に訪れたこちらの駅の構内には
こんな不思議なものがあったのですよ。
これの正体、ご存知の方いらっしゃいます?
奥羽本線・芦沢(あしさわ)駅です!
大正5年(1916年)に開業した駅でした。
2年後は開業100周年ですけど…イベントか何かやるんでしょうかね?
まるで宙に浮いたかのような、不思議なカタチをした駅舎ですけど、
こちらは雪害対策のために駅舎を地面から浮かせているのだそう。
なるほど。
芦沢駅の駅舎ですが、そこそこに大きくて
てっきり有人駅時代の駅舎が残っていたんだと思ったら、
実は現在の駅舎昭和50年の無人駅化に合せて
建て直しさせられたモノなんですって。
待合室の隣には詰所もあるのですが、
無人駅のために改札口はなく、
さてさて、最初に書いた謎の構造物の件ですが、
芦沢駅には2本の相対式ホームがありまして、
互いのホームは跨線橋で結ばれております。
この跨線橋、駅舎とは反対側にも出ることが出来るのですが、
これってホーム?それとも何かの土台?
石積みで出来ていて、いかにも年代物な構造物です。
その昔、ここに工場があった?
いやいや、芦沢駅の過去を記した書籍を見ても
そんな歴史はなさそうなのですよね。
この構造物、4方とも台形になっているのでホームでもなさそうですし…
ここで頼りになるものと言えば、過去に撮影された航空写真です。
それもとびっきり古いやつ。
ネットで調べてみたら、
昭和21年に撮影の芦沢駅周辺の航空写真が見つかりました。
中央の縦に何やら白っぽく写ってますが、
どうやらこれが、当時の芦沢駅のホームのようです。
現在の下り線ホーム(駅舎とは反対側のホーム)ですね。
そして、この構造物の辺りを見ると…
駅舎が写っている?
たぶんこれ、駅舎で間違いないと思うのですよ。
現在は国道13号線に面した東側に駅舎があるのですが、
おそらく以前は、反対の西側に駅舎があったのではないかと。
だとすればこちらの構造物、
大正時代に建てられた駅舎の基礎部分だと思うのですが…?
実際のところ、芦沢駅の駅舎の向きが変わったなんて話は
どこにもないのですよね。
ちなみにこちら、現在の芦沢駅周辺の航空写真ですけど、
西側(画面左側)が駅前だった雰囲気が、
なんとな~くですが、残っておりますのよ。
実は先の昭和21年に撮影された航空写真には、
駅舎らしき建物以外にも、謎な建物がいっぱい写っているのです。
軍事施設の引き込み線?
戦前の芦沢駅に何があったの?
あまり考え過ぎると明日の仕事に支障がきたしそうですので、
今晩はこの辺で止めときます。
明日は仙台貨物ターミナル駅のイベントもありますしね。
そういえば、芦沢駅の駅前にあった
ポンプ車の車庫のシャッターも謎だったわ。
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