皆さま、おばんです!
奥羽本線・中川(なかがわ)駅。
山形駅から福島駅方面の普通列車に乗り、
数えて5つ目にある山間にある駅でした。
毎回ここを通るたびに、
「いつか中川駅を訪問してやる!」
と思っていたのですが、ついに訪れることが出来ました。
なぜ自分が中川駅に魅了されたかって?
理由がちょいとわかりづらかったですか?
ではホーム側からの様子をどうぞ。
もうわかりましたね!
中川駅の駅舎、貨車の車体を転用したダルマ駅なのですよ。
今じゃこんな簡素な造りの駅に変わってしまいましたが、
実は明治36年開業と長い歴史を持った駅。
国鉄時代は大きなな木造駅舎がありましたが、
早い時期に無人駅化され、
駅舎はJR移行直前に解体されてしまったんですって。
その代わりに現れたのがこちらの駅舎だったそうです。
貨車&駅ファンを自称する自分、
中川駅には心奪わっぱなしでしたよ。
駅前からじゃわかりづらいですけど、
ホーム側から見ると駅舎が廃貨車なことが丸わかりです。
この角度から見ると、留置線に停まっている貨車って感じですね。
そうなると気になるのが貨車の形式です。
両開き側面扉を持ち、かつ丸屋根、
そして、このサイズとくればコレしかないのではないでしょうか?
ワラ1!
銘鈑や社判が残っていれば貨車の素性がわかったかもしれませんが、
残念なことにそれらは一切確認をすることが出来ませんでした。
貨車が駅舎に変わって30年が経過してますので
仕方がないのかもしれませんね。
中からじゃ、昔はコレが貨車だったなんて思えませんな。
ダルマ駅は北海道や東北でちらほら見ることが出来ますが、
ここは山形新幹線が通過する駅です。
新幹線とダルマ駅が一緒に見れるなんて全国でもここだけですからね。
お次はホームの様子を確認します。
構内は国鉄時代からは大きな変化は見られず、
列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造でした。
国鉄時代は通過列車の待避線が設けられてたようですけど現在は撤去済。
自由通路(跨線橋)下の空き地に当時の面影を残してましたよ。
さてさて、こんな魅力たっぷりの中川駅でしたが、
付近にはマニア垂涎モノの施設があったようです。
鉄道とは関係ないスポットですが、
中川駅の東側にある、前川に架かる吉田橋でした。
国道13号線を経由して中川駅に向う際、
旧道を通らないと駅前には出られませんが、
旧道の踏切手前に架かる橋がそれらしいのです。
この吉田橋、明治13年に完成した眼鏡橋らしいのですけど…
自分、何度もここを通っているのに、
そんなスゴイものがあることに、これまで一度も気づくことなく。
めっちゃ悔しい思いをしてたところですよ。
そんな気持ちを紛らわすために、
ところで今気づいたのですけど…
駅舎の隣りに古い駅便(駅の便所)があるのですが、
これってまさか、旧駅舎の一部じゃありませんよね?
上から6枚目の画像に写る緑色の屋根の建物です。
気になって気になって…
今すぐに中川駅に飛びたい気分でいたところです。
↑(福島駅方面)
中川駅(平成25年7月11日)
山形駅
天童駅
神町駅(平成22年6月6日) ・新駅舎(平成30年7月1日)
村山駅
新庄駅
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