皆さま、おはようございます!
山形県東根市には、駅ファンには名な駅舎を持つ駅があったのですよ。
奥羽本線・神町(じんまち)駅です。
(8年前の訪問記もぜひチェックくださいね)
【まったり駅探訪】奥羽本線(山形線)神町駅に行ってきました。(平成22年6月6日)
無人駅なのにビックリするほど大きな駅舎を持つ駅でしたが、
何を隠そうこの駅舎、戦後間もない頃に米軍が建てたモノで、
連合軍の鉄道運輸司令部事務所が駅舎内に置かれたことから
建て替えされたモノなのでした。
だから駅名標も英語表記なのです。
歴史的に見ても貴重な駅舎でしたが、
残念なことに建て替えが決定して昨年9月から取り壊し作業が開始。
今年2月には新しい駅舎が竣工したのですよ。
そんな駅舎が新しく神町駅でしたが、
機会が無くてなかなか再訪することが出来ず…
でもついにその時が到来したのです。
きっかけは家族のこのひと言からでした。
「さくらんぼを買いに行こうよ」
さくらんぼそのものは近所のスーパーでも買うことが出来ますが、
この場合の「買いに行く」は直売所で買うということ。
東根市内には有名な直売所(よってけ…なお店です)があり、
購入したさくらんぼを各地の知り合いに発送するのが
この時期の習わしなのです。
神町駅は直売所からクルマで10分の場所にある駅。
どさくさに紛れてちゃっかり寄ってきましたぜ☆
それにしても随分と小さくなったような…
無人駅なのですから仕方あるまい。
JRも神町駅の旧駅舎が貴重な代物であることを認識していたようで、
英語表記の駅名標は新駅舎にもしっかりと引き継がれてました。
それと格子状の側窓もね。
旧駅舎は2階建てでしたけど、
新駅舎にそれは引き継がれるはずはなく、
屋根に傾斜をつけることで旧駅舎の高さを表現した模様。
傾斜の向きが前後から左右に変わっちゃいましたけど…まぁいいかな?
駅舎は半分のスペースをトイレに割いてるために、
待合室は少々狭めな印象でした。
特異な側窓ですけど、中から覗くとこのようになっております。
旧駅舎のイメージを持たせるために正面だけ格子を設けたのでしょうね。
ちなみに旧駅舎時代はベンチがこんなにいっぱいありましたけど、
5脚で間に合うのでしょうか?
神町駅は学生さんの利用が多い駅。
昨日はホームにあるベンチで高校生がたむろってましたが、
冬場が少々気になります。
なんたってここ、豪雪地域の中にある駅ですからね。
ホームは旧駅舎時代とは変わらず上屋もそのままでした。
ただし、駅舎に比べて小さかったはずの上屋が、立場が逆転。
上屋がバカでかく感じるように変わりましたよ。
ホームと駅舎寄りに段差がありますけど、
この段差の終端付近まで昔は駅舎があったのです。
新駅舎がいかに小さくなったかがわかりますよね。
旧駅舎の非公開部分(有人駅時代の事務スペース)を
見たかったと思っていたのは自分だけではなかったはず。
連合軍の司令部があった面影を見たくて
ウズウズしていたのは自分だけじゃありませんよね?
旧駅舎の解体前に事務スペースを公開してほしかったなぁ。
こんな感じで昨日は、駅舎が新しくなった神町駅を見てきました。
昨日一日を過ごした感想ですけど…
採れたての佐藤錦はやっぱり美味いね!
↑(福島駅方面)
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漆山駅
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神町駅(平成22年6月6日) ・新駅舎(平成30年7月1日)
さくらんぼ東根駅
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