皆さま、おはようございます!
前回書き残した奥羽本線・峠駅の、
スイッチバックの廃止によって撤去された、
旧駅の様子を書きたいと思います。
(現在の峠駅の様子はこちらから)
【まったり駅探訪】奥羽本線(山形線)・峠駅に行ってきました。(現駅編)
現在の峠駅の入り口となっているスノーシェッド(雪覆い)ですが、
以前はここから先に、地上駅であった峠駅があったのですよ。
ところがこの先を見ると、大きな石が積み上げてあって、
先の様子を見ることが出来ません。
そこで、この石山の裏側に回って、
旧駅の方向に進んでみることにしました。
現在駅と旧駅の間に積みあがる石山。なぜこんなところに石山が?
石山の裏側に回ると、すぐに旧駅のホームが見えてきました。
この先は携帯電話のカメラで撮影しましたのでハレーションが酷いです。
なぜかこんな時に起きた、カメラの電池切れ。
とほほ…
ちなみに、赤いラインが旧線時代の配線だった跡ですよ。
ここからまっすぐ、旧ホームを歩きたかったのですが、
ご覧のように雑草が酷く、先には進めないようで。
今回は無理をせずに、
旧駅廃止後に出来た、歩道を歩くことにしました。
旧駅時代のスノーシェッド!
これ、旧駅時代にホームの後方にあったスノーシェッドなのですよ。
一部分は鉄骨だけの状態になっておりましたが、
レールの一部も残っておりますので、
結構、当時の様子を残しておりますよね。
2線分のレールがこの辺りはハッキリと残ります。
ちょっと先で左側のレールが分断されてしまいました。
残った右側の線路はやがて分岐され、再び2線に戻りました。
この辺りのレールは、土に埋もれていないんですけど、
ひょっとして旧駅廃止後のしばらくの間、
保線車両の留置場か何かに使われていたんでしょうかね?
しかしこの辺りを、
455系電車やED78形電気機関車に牽かれた旧客が、
毎日行き来していたなんて。
今となっては信じ難いですね。
この日は真夏日だというのに、
シェッドの中は、えらくヒンヤリしておりました。
避暑には最高の場所かも。
そろそろ陽も落ちかけておりましたので、
再び旧駅ホームの方向に戻ります。
左側の白い建物が建ってる辺りが、かつて駅舎があったホームで、
中央に見えるレールが旧駅時代にあった中線、
その奥の雑草の中にはもう1本、島式ホームがあったはず。
駅舎や、ホームにあった大きな母屋根は撤去されて、
現在は新幹線関連の変電所や信号設備が建っておりました。
駅舎側のホームは今でも、
それとわかるように残されているのですけど…
やっぱりこの時期は雑草が多くて、廃線跡巡りにはきついですね。
4つのスイッチバック駅が続いていた奥羽本線。
なかでも峠駅は最標高地点にある要所駅で、
列車も長時間停車を強いられていたようです。
そして、この時間を利用して売られていたのが、
あのあまりにも有名な「峠の力餅」なのですよ。
現在はわずか6往復の各駅停車しか停まらなくなった峠駅ですが、
今でも「峠の力餅」の売り子さんが、お餅をかかえてやってきます。
ここを走る719系電車、ちゃんと窓が開きますので、
通過の際は窓を開けてゲットしてください。
もし下車した際は、
峠駅前にある茶屋さんで出来立てのお餅が食べられますので、
こちらもお勧めですよ。
訪問駅リスト(JR線)
↑(福島駅方面)
庭坂駅
峠駅(平成24年9月16日)現駅編 ・旧駅編
米沢駅
高畠駅
かみのやま温泉駅
茂吉記念館前駅
山形駅
北山形駅
漆山駅
天童駅
乱川駅
さくらんぼ東根駅
村山駅
神崎駅
舟形駅
新庄駅
↓(秋田駅方面)
峠駅が最寄り駅!米沢八湯滑川温泉・福島屋さんに行ってきました。