皆さま、おばんです!
何気な~く、今月号の時刻表を見ていたら、
驚きのニュースが掲載されていたのですよ。
奥羽本線(山形線)の赤岩駅は、
平成24年12月1日から翌年3月25日までの期間、
全列車が通過します。
…なんですと!?
確かに付近に民家はなく、
ファンの間では新幹線が通過する秘境駅として知られてましたが、
まさか冬眠しちゃうだなんて。
このまま廃駅にならないことを祈りつつ、
奥羽本線(山形線)・赤岩(あかいわ)駅です!
明治32年、奥羽本線の開通とともに開設した赤岩信号場が起源で、
明治43年10月に駅に昇格しました。
山形新幹線が開業する以前は、赤岩駅・板谷駅・峠駅・大沢駅と、
4駅続く連続スイッチバックの駅のひとつで、
ファンの間では名の知れた駅なのですよ。
新幹線開業後は、いずれの駅もスイッチバックが解消されたのですが、
当時の遺構が数多く残っていて、訪れるファンも少なくないのでした。
ところが!
時刻表を見るとわかるのですが、
赤岩駅に停車する列車は、1日にわずか6往復だけなのですよね。
更に、停車する列車の時刻も赤岩駅を訪れるのには微妙ときた!
クルマで来ようと思っても、赤岩駅まで続く林道は結構険しそうだし。
そんな理由から、訪れるにはハードルが高い駅なのでした。
ちなみに自分が赤岩駅に降り立ったのは8月17日のこと。
この日、福島市内は天気が良かったのに、
赤岩駅に近づくと雲行きが怪しくなってきまして…
山の天気は変わりやすいって言いますけど、まさにそれでしたわ。
この日のノルマは、雨に降られる前に、
現駅と、廃止されたスイッチバック時代の駅を見ることでした。
赤岩駅の山形寄りには、トンネルが大きく口を開けてましたよ。
ここで注意しなきゃならないことは、
先も書いた通り、普通列車は1日6往復しか停車しませんが、
山形新幹線「つばさ」号は27往復もやってくるのです。
もちろん接近放送は流れますけど、
新幹線はスピードを緩めることなくホームに進入してきますので、
注意を払わなければなりません。
現在の赤岩駅は島式ホームが1本あるだけの棒線駅で、
さっそく、スイッチバック時代の遺構をチェックしますが、
現在のホームからも当時のモノとわかるアイテムがいくつか見れます。
ホームに並ぶ架線柱を見ると、スイッチバック時代の横取り線や
現在は撤去されてしまった線路の一部を赤線で描いてみました。
どうです?広い架線柱に当時の面影が残ってますよね。
旧駅で利用されていた変圧器の設置台もそのまま残っていたりと、
それではいよいよ、旧駅のホームを見に行こうかと思ったその時…
ぽつり
ぽつり
わぉ、雨が降り始めましたわ。
一旦、待合室の中で待つことにしました。
それにしても、締め切った真夏の待合室は超蒸し暑いです。
ちょっとでも窓を開けると、雨が勢いよく入ってくるし。
アッザム・リーダーの攻撃に耐えたアムロは
きっと、こんな気持ちだったんでしょうね。
はいはい。新幹線に注意してましたって。
ミクファンの仕業?
「ミクが通過します」って書いてあるけど、通過するのは「つばさ」ですから。
まじっすか!?
ある日森の中でクマさんに出会っても、
例えクマさんが白い貝殻のイヤリングを拾ってくれたとしても、
お礼に歌など歌わずに、静かに立ち去るんですね。
わかりました。
などと楽しんでいたら、止むどことか雨は本降りになってました。
おまけに待合室の中は、超ムシムシな状態に。
…って赤鬼怖いんですけど!
なんだか、赤岩駅に遊ばれているんじゃないかと思いましたが、
直後に外は奇跡的に晴れまして…
旧駅の遺構のチェックは次回に続きます。
【まったり駅探訪】奥羽本線(山形線)赤岩駅に行ってきました。(旧駅編)
訪問駅リスト(JR線)
↑(福島駅方面)
赤岩駅(平成24年8月17日)現駅編 ・旧駅編
米沢駅
高畠駅
茂吉記念館前駅
山形駅
漆山駅
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さくらんぼ東根駅
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新庄駅