皆さま、おはようございます!
奥羽本線の福島駅‐米沢駅間と言えば、
山形新幹線が1日に18往復も運行されているのに、
通しの普通列車がわずか6往復しか運行されない秘境路線として
知られております。
奥羽本線(山形線)・笹木野(ささきの)駅です!
…とは言うもののここは福島市内の近郊地域、
さすがにこれだけの列車本数では対処できず、
西隣りの庭坂駅までは
1日に5往復の区間列車が設定されておりますの。
国鉄時代末期は福島駅‐米沢駅間の普通列車は7往復、
福島駅‐庭坂駅間の区間列車は3往復運行されてましたが、
現在はそれぞれ6往復、5往復です。
通勤・通学客の需要が高まっているんでしょうね、きっと。
大正8年開業の古い駅ではありますが、昭和61年に無人駅化され、
駅舎とホームは跨線橋で結ばれておりました。
目の前に広がるのは吾妻連峰で、袂の板谷峠まで線路が延びますの。
そんな山間をスイスイと走って行っちゃうんですから、
E3系、ホントすごいです。
さてさて、笹木野駅に着いて感じだ事なんですけど、
キュルリリ~ン!
自分、こんな時だけ、
アムロのごとくニュータイプ的な勘が働くんですよ。
きっと昔、ここには貨物側線(もしくか専用線)が存在していたんだろうと。
そこで早速、スマホで昔の航空写真をチェックしましたよ。
これが手軽に出来るようになって、駅巡りもより楽しくなりました。
見えるよララァ…
すみません、見えたのはホワイトベースの仲間たちじゃなくて、
昭和50年に撮影された笹木野駅周辺の航空写真でした。
駅西側((画面右・福島駅寄り)に見えるのが住友セメント専用線で、
東側(左・庭坂駅寄り)に見えるのが福島製鋼専用線です。
共に専用線としての使命は終えてますが、
現在の様子を知りたくて現地まで歩いてみました。
さすがに専用線廃止から30年近くが経過してるだけあって、
セメントサイロはおろか側線もすべて撤去、
現在は駐車場に変わっておりましたよ。
こんだけ広い駐車場なのに、
クルマが1台しか停まっていないのはナゼなんざんしょ?
こちらは現在も工場は盛況中の模様。
白いフェンスが立ち塞がって中の様子は確認出来ませんでしたが、
移動機の車庫(中央に見える青い建物)は現在も残されているようです。
ひょっとしたら、場内にはまだ線路が残っているかも?
う~ん、車庫の中がとても気になります。
無人駅化後、急激に簡素化されてしまった笹木野駅ですが、
そんな中にも、昭和の香りを漂わせていたスポットを見つけました。
LAVATORY(便所)でした!
これって他便、もとい多分、戦前築のものですよね?
ちなみにコチラは汲み取り式で、
昭和の香り、以外の香りはありませんでしたよ。
これぞ日本古来から引き継がれたお姿。
トイレットペーパーホルダーなんて飾りです。
偉い人にはそれがわからんのですよ。
…てな感じで、専用線の廃線跡巡りのほかに、
福島駅‐笹木野駅間には福島機関区跡もありますし、
鉄道ファンには見どころの多いスポットですよ。
↑(福島駅方面)
笹木野駅(平成27年2月7日)
庭坂駅
米沢駅
高畠駅
かみのやま温泉駅
茂吉記念館前駅
山形駅
北山形駅
漆山駅
高擶駅
天童駅
乱川駅
さくらんぼ東根駅
村山駅
神崎駅
舟形駅
新庄駅
↓(秋田駅方面)