皆さま、おはようございます!

鉄道ファンと一言に言っても、

様々な趣向対象があるのは周知の通りです。

車両に興味があるファン、

列車に乗ることに意義を感じているファン、

写真撮影に趣きを置いているファン、などなど。


個人的な話で恐縮しますが、

自分は駅、廃線跡、貨車の魅力にどっぷりはまっておりました。

軽便鉄道、鉄道コンテナもかな?

何を今さらと言われるかもしれませんが。


そんな中、線路マニアなるジャンルも存在するようです。

タモ(タモリ)さんが線路マニアなことは有名ですよね。


東北地方には、線路マニアを唸らせてしまう、

面白い配線を持つ路線が少なからず存在しまして、

中でも奥羽本線の福島駅‐山形駅間は、

旧・スイッチバック駅がありーの、

旧・直流区間がありーの、

旧・三線軌条区間がありーのと、

マニアでなくても思わず車窓に釘付けになってしまう

区間なんですよ。


今回はその区間にある、こちらの駅のことを書きたいと思います。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d07070/羽前中山駅

奥羽本線(山形線)・羽前中山(うぜんなかやま)駅です!


一見、よく見かけるタイプの無人駅なのですが、

実は非常に強い個性を持った駅だったりするのですよ。

その理由は後に置いておいて…


羽前中山駅は昭和27年に開業しました。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d07071/羽前中山駅

歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d07075/羽前中山駅

開業当時の奥羽本線のこの区間は単線で、

羽前中山駅も当初は単式ホーム1本だけの棒線駅だったようですが、

昭和46年に複線化され、

現在の相対式ホーム2面2線構造に改められたようです。

構造の違う2本のホームが、その歴史を物語っておりました。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d07072/羽前中山駅


停留所タイプの棒線駅でスタートした羽前中山駅と言っても、

かつては有人駅でして、立派な駅舎が存在しておりました。

この駅舎も昭和45年の無人駅化以降、

無用の長物になってしまったようで、

平成13年に現在の簡易駅舎に代わってしまったんだとか。

昔の羽前中山駅の写真を見ると、周囲の風景にも溶け込んでいて、

ステキな駅舎だっただったんですけどねぇ。

残念!


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d07074/羽前中山駅


さて、羽前中山駅の面白さですが…


羽前中山駅の跨線橋から米沢駅方向を見ると…
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d07077/羽前中山駅

単線。


反対方向の山形駅方向を見ると…
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d07073/羽前中山駅

複線。


そうなんです。

羽前中山駅は山形線の単線‐複線の

切替ポイント上にある駅なのですよ。


今でこそ新幹線「つばさ」号が行き交うこの区間ですが、

以前は特急電車や急行、普通列車の他に、

貨物列車も走っておりました。

何たってここ、奥羽本線ですからね。


途中にはこれらの列車を行き違いをさせるための

信号場が造られた他に、

わずかですが複線化された区間がありました。

山形線も羽前中山駅から山形・北山形駅までの区間が複線です。


奥羽本線には舟形駅、及位駅、院内駅をはじめ、

他にも同様の構内配線を持つ駅があるのですが、

目の前でその様子を楽しめる駅って、

案外少ないんですよ。

そんな羽前中山駅、機会がありましたらぜひお立ち寄りのほど。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d07076/羽前中山駅

その様子を見ることが、

楽しいの?というツッコミはなしの方向で。




奥羽本線(山形線)


↑(福島駅方面)

笹木野駅

庭坂駅

赤岩駅(平成24年8月17日)現駅編旧駅編

板谷駅(平成24年9月16日)現駅編

峠駅(平成24年9月16日)現駅編旧駅編

大沢駅

関根駅

米沢駅

置賜駅

高畠駅

中川駅(平成25年7月11日)

羽前中山駅(平成25年7月11日)

かみのやま温泉駅

茂吉記念館前駅

蔵王駅(平成25年6月25日)

山形駅

北山形駅

羽前千歳駅

南出羽駅

漆山駅

高擶駅

天童駅

乱川駅

神町駅(平成22年6月6日)

さくらんぼ東根駅

東根駅(平成22年6月6日)

村山駅

神崎駅

大石田駅(平成25年11月3日)

北大石田駅

芦沢駅

舟形駅

新庄駅

↓(秋田駅方面)