西暦2041年の世界野球情勢を妄想してみた(アジア編) | 欧州野球狂の詩

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日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

 前回記事の続きです。お読みでない方はこちら からどうぞ。


 俺の頭の中の妄想を文章として書きだすだけという、一体どこまで価値があるのかわからんようなこの記事。今回はアジア編です。2011年現在はもっぱら極東、それと南アジアの盟主パキスタンが盛り上げようと頑張っているアジア球界。さすがに30年も時間が立てば、BFAもまともに機能するようになってる…、よね?


(1)日本代表

 「野球が世界に普及したら勝ち目がない」とか言われながらも、なんだかんだで不動の強豪であり続ける世界王者。投手力、守備力、機動力を3本柱とするスモールベースボールに長打力も加わり、死角と言えるような死角は見当たらない。国内ではプロアマ統一がなされ、当然代表も常設化、年代別代表や女子代表も組まれている。国内リーグは名前を改め、2リーグ28球団にまで膨れ上がっているが、球団ごとの戦力格差が大きいため、別リーグとして分離する案も出ている。応援団の盛り上がりが世界的に有名に。


(2)韓国代表

 高い投手力と守備力を基調とする点は日本と変わらないものの、パワーでは時として日本をも上回る強豪チーム。当然WBCでもシード常連であり、優勝も経験している。ヨーロッパにも、高いステータスを持つ大規模リーグができているものの、依然として海外移籍におけるアメリカ志向は変わらず。また、日本戦以外でもドル箱になるカードができたため、相対的に日韓戦の価値は下がったが、依然として非常に高い人気を誇っている。


(3)台湾代表

 かつてはイギリスと同じくパワー志向だったものの、現在は守備重視の野球に切り替えている。ちょうど現代における韓国のように、優秀な若手選手が数多く台頭し、代表不動の4番がスワローズに移籍するなど、アジアの盟友である日本との交流も依然として盛ん。メジャーでもプレーしたエース右腕をはじめ、投手層が非常に厚くなっており、国際大会でも少ない点を守りきる展開が多くなっている。国内リーグはかつて八百長絡みでズタボロの状態だったが、黒社会(台湾893)の排除に成功、何とか安定を保っている。


(4)中国代表

 同じ中国語圏同士である台湾にとっての不動のライバルであり、WBCでは常にアジア3番目と4番目の枠を確保する間柄(WBCではアジアは5枠が通例となっている想定)。現代では、野手は体格を最重要視する傾向が目立ったが、2041年時点では体格よりも、スピードと技術力を重視する方針に切り替えている。投手陣に技巧派が多いのは相変わらず。なお、この時代では共産党政権が崩壊して資本主義国家になっており、国内リーグも外国人選手を積極的に受け入れるなど、本格的にプロ化されている。


(5)パキスタン代表

 南アジア球界の盟主として君臨する強豪チーム。自慢の打撃力が、現代に輪をかけて強化されている他、投手陣にも有力な選手が多く出てきており、列強国からも「侮れない国」だと思われている。現代における国内選手権を母体とする、セミプロの国内リーグが新たにでき、代表の左腕エースが軍隊を退役してヨーロッパに挑戦するなど、海外志向も強くなっている。かつて国同士で抗争していたインドとは完全に和解、毎年親善試合を戦う間柄に。南アジア選手権で5連覇中。


(6)イラン代表

 西アジア地域における野球の拠点であり、BFAからも重点強化国として指名。パキスタン同様のパワー野球が持ち味で、アジアの中では中国よりやや下程度の位置づけだが、世界レベルではまだ格落ちとみられている。17歳で代表デビューした主砲は、日本のセミプロリーグで数年間プレーした後、圧倒的な打撃力を買われて倉敷の球団にドラフト1位指名されている。WBCへの出場は長らくかなわなかったが、アジア最終予選でフィリピンをうっちゃり3位入賞、初の本大会出場を決めた。


(7)インド代表

 パキスタンにとってのいい意味でのライバル。もともとはクリケット一辺倒な国だったが、隣国に刺激されて野球熱も出始め、代表チームも組織されるようになった。日本人指揮官が指導していることから、パワーよりも守備と小技、打撃の確実性で勝負するスタイル。投手陣には、最速140㎞前後の球を低めに丁寧に集めるタイプの投手が多い。まだクラスは高くないものの、マイナーリーガーもボチボチ出始めている。WBCでは最高でもアジア最終予選どまりで、本大会出場には届いていない。


(8)その他

 フィリピン、タイ、インドネシア、マレーシアなどなど。この辺は正直、全く考えてなかったです。