欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪


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 この記事は続き物です。まだ前篇をお読みになっていない方は、こちらのリンクからどうぞ。http://ameblo.jp/systemr1851/entry-11400857690.html


 今回のニュージーランド代表には、ヨーロッパ球界におけるスター選手の1人である、ダニエル・ラブ=ハントがいる。彼は2005年にブレーブスとマイナー契約したものの、結局マイナーではプレーする機会を得ることはなかった。過去3年間、彼はドイツ・ブンデスリーガでプレーし、現在の所属先であるボン・キャピタルズでは、イギリス代表のブラッドリー・ロッペル=ヒューバートとチームメートとなっている。ドイツでの3シーズンで、彼は306打席で打率.376、長打率.624を記録し、2010年と2011年には北地区の最優秀打者賞も受賞した。ユーティリティプレーヤーでもある彼は、ABLにおいては43打席で打率.140にとどまっている。


 キャンベル、モアナロア、デボンシャー、ビショップの4人は、それぞれ代表の3、4、5、6番を打つものと予想されている。最近オーストラリアで行われた強化試合では、アメリカで8シーズンプレーした経験を持つ元マイナーリーガー、アラン・ショーエンバーガーが切り込み隊長を務め、19歳の大学1年生で、アメリカ・ワシントンのベルビュー大で打率.339、7盗塁という成績を残しているマックス・ブラウンがその後に続いた。前述の中軸4名の後は、指揮官の弟である40歳の大ベテラン、デビッド・スキールズが7番、カナダのセミプロリーグ、ノースセントラル・アルバータ・ベースボールリーグ(NCABL)の今季オールスターMVP、レーガン・ホエットが8番、そして19歳のダニエル・ブラッドリーが9番を打っている。


 攻撃陣と同様、投手陣も数人の元プロ選手と、17歳のジョー・ボイスを含む若手選手が入り混じった更生となっている。彼らを中核として引っ張る存在となるのは、カリフォルニア育ちでニュージーランド人の親戚を持つ、リンカーンとジョンのホルツコム兄弟だ。兄のリンカーンは、マイナーで8シーズンプレーした経験を持っている。弟のジョンは、最速163kmとも言われる剛速球の持ち主だが、90マイル半ばの速球にツーシームとスラーブを投げる兄の方が、マイナーではより成功を収めている。彼は2001年から2009年までで、通算337回2/3を投げて330奪三振、防御率2.96という成績を残した。また特筆すべきは、6年目まで1本たりとも本塁打を浴びておらず、また通算でも7本しか被弾していないという点だ。


 ただしジョンと同様、彼は制球難にも苦しんだ。通算での与四球率は、9イニング当たり5.3個と非常に多い。弟の方は、それに輪をかけて困難を露呈している。今シーズン、彼は134回2/3を投げて153三振を奪い、被本塁打数も5に抑えたが、同時に107もの四球を与えてしまい、わずか6試合で、レッズ傘下のA+級のチームをリリースされた彼だが、スキールズ率いるサンノゼと対戦した際、打者1人を三振に切って取った投球が相手の指揮官の目に留まった。今、所属チームでも彼の上司となったスキールズは、リンカーンとともにジョンに対して大きな期待を寄せることだろう。


 それ以外の面々は、大学やABLでの限られた経験を持つ若い選手たちだ。現在、ダイヤモンドブラックスがオーストラリアで戦っている強化試合は、彼らにとって最も高いレベルでの試合となっている。ともにMLB球宴の経験者である、ジェイ・ベル(ベンチコーチ)とダレル・エヴァンス(打撃コーチ)のサポートを得たスキールズは、オーストラリアの数多くのチームを相手に、予選に向けた準備を進めている。現時点では、ABLのシドニー・ブルーソックス相手に2敗、そして地域リーグのチーム相手に1勝を挙げているが、いずれの試合にも台湾のスカウト部隊が偵察に訪れていた。


 フリンはチームの成長ぶりに関して、連盟のウェブサイトにおいてこう語っている。「我々は、チームが起こしている化学反応と、それぞれの仕事に備えようとしている選手たちの姿に好感を抱いている。チームのコーチングスタッフが、今までこのチームの選手たちがプレーするのを、1度も見たことがないというのは、非常に重要なことなんだ」


 スキールズはおそらく、予選を勝ち抜くうえではビギナーズラックに期待しなければならないかもしれない-彼らが戦う予選には、IBAFランキング8位の台湾、同27位のタイ、同34位のフィリピンがおり、しかもタイとフィリピンは大リーグからの補強選手を加えているのだから。もっとも、選手たちはそんなことはまるで気にしていないようだ。デボンシャーはニュージーランド・ヘラルドの取材に、こう答えている。「『あの選手は自分より優れている』という思考では、プロ野球選手になることはできない。フィールドに立つ時は、いつも『自分こそがナンバーワンの選手なんだ』という気持ちでいなければいけないんだ」


 彼の言葉には、スキールズ自身も同意している。「我々は、自分たちが持っているタレントや、自分たちが今置かれているポジションに関しては、もちろん現実的な目で見ている。しかしいざ戦う時には、前向きかつ楽観的にいなければならない。ここにいる選手たちは、成長を続けることさえできれば、きっといい結果を残すことだってできる面々だ。私はそう信じているよ」


 ダイヤモンドブラックスは、グリニッジ標準時の15日午前10:30から、ホスト国台湾との開幕戦を迎える。彼らの第2戦は、16日の午前3:30からの予定だ。予選を勝ち抜いて本大会へと進出できるのは、4チーム中ただ1チームのみ。予選の模様は、大会公式サイト(www.worldbaseballclassic.com )にて生中継されることになっている。


ニュージーランド代表「ダイヤモンドブラックス」ロースター

http://baseballdeworld.com/2012/10/25/zealand-names-provisional-roster-wbc-qualifier/


ソース:http://www.mister-baseball.com/zealand-set-global-baseball-debut-series-world-baseball-classic-previews/

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 今月、台湾で行われるWBC予選に初参戦する、ニュージーランド代表。これまで、国際野球の世界においては決して目立った存在ではなかった彼らが、いよいよ大舞台でベールを脱ぐことになります。今回は、今までずっと謎に包まれてきたニュージーランド野球の素顔について、アメリカ人のガブリエル・フィドラー記者が綴った記事の和訳版を、前後篇に分けてお届けします。


(以下和訳)


 台北で行われるWBC予選において、どの国がアンダードッグとなるかは明白だ。ニュージーランド(愛称:ダイヤモンドブラックス)は、2013年WBC本大会出場に向けて、厳しい道のりを歩むことを強いられるだろう。


 ラグビーとソフトボールが圧倒的人気を誇るこの国において、野球連盟が誕生したのは1989年のこととはいえ、実際に競技への興味関心が上向き始めたのは、文字通りここ数年でのことだ。1996年のアトランタ五輪予選や、隣国オーストラリアの州別選手権への参戦があったにもかかわらず、ニュージーランドは野球代表チームを常設しては来なかった。他のオセアニア6か国が、IBAF世界ランキング76か国の中に名を連ねている一方、ニュージーランドの名前はそこにはない。もっとも、今年11月15日にその図式は崩れ去る。たとえこの大会で1勝も挙げられなかったとしても、ニュージーランドは大会に参戦した時点で、ランキングの38位に躍り出ることになるからだ。


 こうした状況は、近年の国内における野球の急成長に裏打ちされている。ニュージーランド野球連盟の公式ウェブサイト(http://www.baseballnewzealand )によると、現在同国内には6000人を超える競技人口がいるという。そのうち3分の1は各学校でプレーしている選手たちであり、これは将来にわたってプロスペクトを輩出し続け得るという、期待感を裏付けるものとなっている。ニュージーランド・ヘラルドの報道によれば、過去2シーズンに置ける競技人口の増加率は、実に300%にも達したそうだ。


 その過去2シーズン、2人のニュージーランド人が相次いでアメリカの球団とプロ契約を結んだ。1人は、レッドソックスに入団したテワラ・ビショップ。もともとソフトボール代表「ブラックソックス」でプレーしていた彼は、ソフトボールの世界で最強ともされるチームにおける地位を捨ててまで、野球の世界に飛び込んだ。もう1人は、ブルージェイズと契約したダニエル・デボンシャー。彼は野球選手としてのキャリアを続けるためにアメリカに渡り、コルビー・コミュニティー大に入学。そこでのプレーが認められ、ドラフトで指名を受けたのだ。


 ニュージーランド野球連盟のライアン・フリン会長は、「この国には、バットを振る素質を持った者も、ボールを投げる素質を持った者もいる。ここにはダイヤモンドもあるし、審判も指導者もいるんだ」と、まだ知られざる存在となっている自国の野球界についてこう語る。「そして、わがニュージーランドはスポーツが非常に盛んな国だ。この国においては、野球は他のどの国よりも爆発的に成長を遂げている。MLBは、我々が新たに台頭してくると信じている。彼らは、この国に数多くの野球人が存在することを信じているんだ」 WBC予選へのニュージーランドの招待は、彼の言葉を裏打ちする絶対的な証拠といえるだろう。


 MLBはこれまで、オーストラリアにおいて野球を普及する活動を、数十年にもわたって続けてきた。今、彼らはIBAFランキングにおいて11位にランクされている。MLBは同国に野球アカデミーを立ち上げ、ローカルな野球人気の増大に貢献するとともに、同国のプロリーグ「オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)」に対しても支援を行ってきた。オーストラリアを含むオセアニア諸国における、MLBのオペレーションを任されているトム・ニコルソンは、1980年の時点でのオーストラリアと、現在のニュージーランドにおける状況に共通点を見出している。


 「ニュージーランドが、かつてのオーストラリアのような発展の道筋を辿ることは、我々にとってとても喜ばしいことだ」と、彼はニュージーランド・ヘラルドに対して語る。「ニュージーランドにとっては、とてもエキサイティングな時期だと個人的には思っている。彼らは今、素晴らしい瞬間に立ち会っているんだ」


 今回のWBCへの初参加は、ニュージーランドにとって「自らが強いチームを持っている」ということを証明するための、非常に重要な機会となる。過去数か月にわたり、ニュージーランドの指導者たちは代表資格を持つ選手たちを集めるため、世界中でスカウティングを実施した。そうした活動を経て結成されたのは、ニュージーランドで生まれ育った選手たち、オーストラリアにルーツを持つ選手たち、そしてわずかながら名を連ねたアメリカ人選手たちの混成チームだ。彼らを率いるのは、A+級サンノゼ(ジャイアンツ傘下)の指揮官でもある、ニュージーランド人のアンディ・スキールズ。彼は1987年、MLBの球団からドラフトされた最初のニュージーランド人となった。


 今回のロースターにはスタープレーヤーこそいないが、現時点で選ばれている25人の半数にあたる13人は、既にプロとして経験を積んでいる面々だ。15日の開幕戦までに、さらに3人が追加招集されることになっている。チームの攻撃面は、一塁手のボス・モアナロアと、フューチャーズゲームへの出場経験がある二塁手のスコット・キャンベルが中心となるだろう。「このチームは、それほど多くの経験があるわけではないけれど、それでも素晴らしい選手を揃えていると思う」と、モアナロアはMLB.comによるインタビューで語っている。「僕は世界中の人々が、ニュージーランドが抱えている才能に衝撃を受けると思っているよ」


 モアナロアはニュージーランド生まれだが、レッドソックスとの契約は2008年にMLBオーストラリアアカデミーに参加して以降のことだ。今年、彼はA級で110試合に出場し、打率.262、出塁率.391、長打率.365という成績を残した。キャリアでの長打率が.375と、パワーに関しては特筆すべきものはないものの、今季リーグで4位の四球数を獲得した打席での辛抱強さは、平均年齢23歳と若いチームにおいては重要な要素といえる。彼はまた、アジア・オセアニア出身選手たちを相手に、ABLにおいて戦った経験も積んでいる。通算では62試合に出場し、打率.275、長打率.474、32四球という成績だ。弟のモコもレッドソックス傘下でプレーしており、兄と同じく2008年にチームに入団して以降、通算で打率.257、出塁率.335、長打率.349という成績を残している。


 ブルージェイズのトッププロスペクトであったキャンベルは、臀部の故障のために惜しくも引退を余儀なくされた。まだ28歳の彼は、今回代表チームの黒と白のユニフォームに袖を通し、痛みと戦いながらフィールドに立つことになる。「自分の国のために戦うという今回の経験は、自分にとってスペシャルなものだよ」と、彼はニュージーランド・ヘラルドに対してコメントしている。「もしかしたら、今回が自分にとってプレーする最後の機会かもしれない。今後数年間、自分が痛めた箇所がどうなるかなんて、誰にも分からないんだ」マイナーでの4シーズンで、通算386本の安打を放った彼は、打率.287、出塁率.389、長打率.389という成績を残し、AAA級にまで駆け上がった。彼は、非常に高い能力を持った二塁手として知られている。


 残るニュージーランドネイティブのプロ選手は、最も若手の部類となるビショップとデボンシャーの2人。19歳のビショップは、今年ルーキー級GCLレッドソックスでプロとしてキャリアを開始。シーズンでは打率.189に終わったものの、ラスト8試合で7本の安打を放っている。前年にはMLBオーストラリアアカデミーでプレーし、打率.288、出塁率.371、長打率.333、盗塁阻止率25%(16回中4回)を記録した。一方、デボンシャーは同じガルフコーストリーグで、27打数4安打という成績。プロ入り前に所属したコルビーコミュニティ大では、52打席で打率.308、出塁率.345、長打率.500を記録した。


(後篇に続きます)

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 来年3月に開幕する第3回WBCに備え、オーストラリア代表がこのたびシドニーにおいて、ABL所属のシドニー・ブルーソックスとの、3試合の強化試合を戦うことになりました。


 今回の強化試合は、その名も「オーストラリアシリーズ」と銘打って、今月26日から28日までの3日間にわたって行われます。代表チームの首脳陣にとっては、来年行われる本大会に向けて、若い選手たちがどれだけ仕上がっているかを判断する、絶好の機会となりそう。一方の選手たちにとっては、3試合という非常に短い期間の中で、どれだけアピールできるかが問われることになります。


 21日には、ジョン・ディーブル監督がこのシリーズに臨むメンバー22名を発表。指揮官は今回のメンバーについて「若手と経験豊富なメンバーをミックスした陣容だが、今回特に期待しているのは若いメンバーの方だ。今回の機会は、彼ら若手が我々やファンたちの前で、自分の才能を存分に披露する場だと思っているからね」と語っています。


 今回選ばれているメンバーの中には、ルーク・ヒューズ(パース・ヒート)やジャスティン・ヒューバー(メールボルン・エーシズ)といった、日本でもお馴染みといえる顔ぶれも含まれています。その他、オランダをはじめ欧州でのプレー経験も長いドゥシャン・ルジック(アデレード・バイト)や、ティム・ケネリー(ヒート)も選出。彼らは、4人合計で12回を超えるシニア代表での選出歴を持っており、オーストラリアを代表する選手たちといっても過言ではないでしょう。


 また、アメリカでプレーする面々の中からは、3人のプロスペクトが参戦。ロビー・パーキンス(ロッキーズ)、ダニエル・マクグラス(レッドソックス)、そしてザック・シェパード(タイガース)という面々は、前述のベテランたちに交じって、会場となるシドニーのブルーソックススタジアムでプレー。いずれもまだ若いうちから、将来に非常に大きな期待をかけられている選手たちですが、今回はその所以をプレーを以て証明する場となりそうです。代表メンバーは以下の通り。


投手

・ティム・アサートン

・アダム・ブライト

・ジャスティン・エラスムス

・キャメロン・ラム

・ダニエル・マクグラス

・ポール・ミルドレン

・スコット・ミッチンソン

・リチャード・オルソン

・カイル・パーキンス

・ドゥシャン・ルジック


捕手

・ライアン・バタグリア

・ミッチ・ニルソン

・ロビー・パーキンス


内野手

・ジェレミー・クレスウェル

・ダリル・ジョージ

・ジャスティン・ヒューバー

・ルーク・ヒューズ

・ザック・シェパード


外野手

・コリー・アダムソン

・ミッチ・デニング

・ティム・ケネリー

・ジョシュ・ロバーツ


コーチングスタッフ

監督:ジョン・ディーブル

投手コーチ:フィル・デール

アシスタントコーチ:トニー・ハリス

アシスタントコーチ:ポール・エリオット

アシスタントコーチ:グレン・ウィリアムス


サポートスタッフ

エグゼクティブ・オフィサー:デビッド・ネイギー

フィシオセラピスト:ブルース・ボーソン


ソース:http://baseballdeworld.com/2012/10/21/team-australia-announces-roster-australia-series/

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