欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪


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 ここ最近、G.G.佐藤(UGFフォルティチュード・ボローニャ1953/イタリア)の活躍もあり、日本でも少しずつ存在が認められてきた感のある、ヨーロッパにおける野球。うちのブログにも、毎日大勢の人がアクセスしてくださっているし、商業報道では取り上げられない「もう1つの野球界」が確かに存在し、そして日々成長を続けているということが、日本でも理解されているようになっているのかな、と思う。

 ただ、うちのブログも普段は文字だけなので、果たしてどのような環境で選手たちがプレーしているのかわからない、ヨーロッパ人も本当に野球をやっているのだということが、肌で実感できないという方も、また少なくないんじゃないかと思う。確かに、ヨーロッパ野球は日本で映像として取り上げられることもまずないし、それはある意味自然な感覚といえる気がしている。

 そこで今回は、Youtubeに投稿されている動画の中から、いくつか自分が気になったものを紹介してみたい。中には、ヨーロッパ各国リーグに所属する球団のスタッフが、自らカメラを回して撮影しているものもあるので、日本やアメリカとは一味違った世界を、少しでも実感してもらえるなら嬉しく思う。といっても、これらの動画は俺自身が撮ったものじゃないんだけどね←

(1)Savigny Lions vs Rotterdam Neptunus - 4 juin 2010


http://www.youtube.com/watch?v=RD3gcUCGrpU

 2010年6月4日に行われた、ヨーロッパカップのサヴィニー・ライオンズ(フランス)-DOORネプチューンズ(オランダ)の試合の模様を、ライオンズ側のスタッフが撮影したもの。動画冒頭でのスポンサー広告、試合後の選手インタビューもあり、かなり本格的な仕上がりになっている。ライオンズはこれ以外にも、同様の動画を数多く制作していて、Youtubeでのフランス野球の情報発信に一役買っている。ちなみに、この日のライオンズ先発ポール・ミルドレンは、WBC2006のオーストラリア代表だ。

(2)Baseball EM 2010: Homerun für Deutschland gegn Belgien


http://www.youtube.com/watch?v=oV9l7y1dpHc

 こちらは、同年に行われたヨーロッパ選手権、ドイツ-ベルギー(@シュツットガルト)の様子。場内での演出はアメリカ流であるものの、球場内のアナウンスや撮影者の背後での会話がドイツ語であることが、ここがドイツのボールパークであることを実感させてくれる。観客の数こそ日本と比べれば少ないけれど、ホームランが入った瞬間の盛り上がりは何ら変わりはないね。それにしてもこのDJ、ちょっと息が長く続きすぎでしょう。

(3)Spanish crowd going crazy...


http://www.youtube.com/watch?v=xzTWuBDZnKQ

 2007年ごろのヨーロッパ選手権、スペイン-オランダ(会場は不明)の試合で、スペインが得点を挙げて大喜びする観客たち。中南米からの移民が多いスペイン代表、てっきりファンも中南米系が多いのかと思いきや、普通に現地のスペイン人のファンも多い様子。しかも、スタンドが超満員なことに感動。やっぱり、スポーツは大観衆の中でプレーしてナンボだよなぁ。動画の後半に出てくる、オレンジの旗を振り回してるおじさんがなんだか面白い。

(4)Italian Baseball Week: Spain vs Czech Republic (July 19th 2010)


http://www.youtube.com/watch?v=dKdu0kLDLvY&feature=related

 2010年のヨーロッパ選手権の直前に、イタリア・スペイン・チェコの3か国が参加して行われた、イタリアンベースボールウィークの様子。この試合のカードはスペイン-チェコで、三塁側にホームのスペインが、一塁側にチェコが陣取っている。俺がブログを始めたこの年は、ヨーロッパ選手権の開催年だったということもあって、こうした強化試合的な大会が各地で開催された。ともに、今年のWBC予選に参戦するこの両国。特に、スペインは予選突破の期待度も非常に高いけれど、果たしてどんな戦いぶりを見せてくれるだろうか。

(5)Polish Baseball National Team Pregame Infield / Outfield 2011


http://www.youtube.com/watch?v=FcLIcrEu7vE

 最後に紹介するのは、昨年行われたヨーロッパ選手権予選での、ポーランド代表の試合前練習(@ベルギー)の様子。ポーランドはヨーロッパの中では中堅~下位レベルのチームだったものの、ここ最近は北米でプレーする選手も多数登用し、中東欧地域の新勢力として大いに恐れられる存在になっている。まだ上位への壁は厚い印象は強いものの、ヨーロッパにおける大国の1つで、国内の普及度がヨーロッパ全体での野球普及の上で、非常にカギを握る存在であるとされるだけに、近い将来さらに強くなってくれたらと思う。BGMがトランスの曲なのは、クラブミュージック大国のベルギーならではといったところか。
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 今回は、ヨーロッパ野球に関するこちらの動画をご紹介します。



http://www.youtube.com/watch?v=GFlUQfZr3MA

 「エメラルド・ダイヤモンド(The Emerald Diamond)」というタイトルが付けられたこの動画は、野球アイルランド代表の発足から今日に至るまでの歴史を負った、48分間のドキュメンタリーです。既にDVDとしても発売されており、今回の動画はテレビ放映向けに編集された、いわばそのダイジェスト版になります。

 この動画によると、アイルランド代表が初めて結成されたのは、1996年のヨーロッパ選手権予選(イギリス)の時。当時はまだ競技人口も100人にも満たず、同好会レベルで細々と行われていた程度。そこでプレーしていた面々の中から選手をかき集め、代表チームを作ったんだそうです。マウンドもバックネットもダグアウトも何もない、だだっ広い原っぱで青年たちが素人くさい打撃練習を繰り返す様子は、まさに一般的なヨーロッパ野球のイメージそのものではないでしょうか。

 初めて参加した国際大会、アイルランドは実力でも経験でも勝る他国の代表を相手に苦戦。しかし、最終戦となったユーゴスラビアとの試合で、グラウンドもない、用具もない、スキルも経験値も少ない、まさにないもの尽くしの中戦ったチームは、ついに1つの奇跡を起こしてみせます。個人的には、当時の代表チームで戦った1人であるガス・ヘルナンデス氏(メキシコ出身)が、「最終戦で勝ったことは、自分たちにとっては優勝したのと同じくらい嬉しかった」と語っていたのが、非常に印象的でした。

 時は経って2000年、今度はクロアチアで行われたヨーロッパ選手権予選に参加したアイルランドは、再び困難な戦いを強いられます。悲劇は大会前、ザグレブ国際空港で始まりました。なんと手続き上のミスから、選手たちの荷物一式が、間違えてドイツのフランクフルトに送られてしまったのです。そのため、開会式までにユニフォームを取り戻すことは叶わず、セレモニーでは他国のチームがユニフォームに身を包む中、Tシャツと短パン姿での参加を余儀なくされます。

 そして大会が始まった後も、アイルランドは4年前と同様連戦連敗。デンマーク、フィンランド、クロアチアの3チームと戦ったものの、いずれも2ケタ失点を喫する結果に。特に3試合目の対クロアチア戦では、投手陣が一気に総崩れとなり、3-28という記録的な惨敗を喫してしまいます。再び全敗での帰国との瀬戸際に追い込まれたアイルランドの選手たちは、思いもよらない方法で最終戦への準備に臨みます。迎えた強豪ハンガリーとの最終戦で、彼らが見せた戦いとは…。

 動画の中ではアイルランド代表の戦いぶりと並行して、国内における野球の発展ぶりも取り上げられています。1998年には、当時MLBのドジャースでオーナーを務めていた、ピーター・オマリー氏(アイルランド系アメリカ人)の支援もあって、初めての専用グラウンドとなる「オマリースタジアム」がオープン。その後、アマチュアの国内リーグも発足します。まさしく「何もない」ところから少しずつ芽が出て、やがて花開いていく様子は、見ていてなんだかグッとくるものがありますよね。

 また、2012年現在と当時とでは、ヨーロッパにおける勢力図が若干違っているのも面白いところ。デンマーク、フィンランド、ハンガリーといったチームは、最近は芳しい結果を残せていませんが、この頃はヨーロッパの予選レベルとは言えど、結構強かったんですね。自分としても意外でした。もっとも、いずれもこの10年間で衰退してしまったと考えると、若干さびしいところもありますが…。

 現在のアイルランド代表は、依然としてヨーロッパの下位レベルに位置しており、決して強いわけではありません。隣国のイギリス代表の陰に、完全に隠れている印象すらあります。しかし、わずか20年前には文字通り何もなかった国ということを考えれば、まだまだ伸び代は豊富にあると言えるはず。ヨーロッパにおける「もう1つの英語圏」であるアイルランドが、いつか国際舞台においても大きく羽ばたく日が来ることを、心から願いたいですね。応援しています。
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 最近は、Youtubeにて野球や音楽関係の動画を見る機会が増えました。今回のエントリでは、野球と音楽双方のジャンルから、特に自分が観たものの中で気になった動画をご紹介したいと思います。

(1)Skokani Olomouc Anthem


 まさかまさかの、ヨーロッパ野球とヒップホップのコラボ。チェコ・エキストラリーガに所属する、スコカニ・オロムークのテーマソングだそうです。チェコ語ラップなので、残念ながら歌詞の内容はほとんど理解できないんですが、「ベースボール」や「ホームラン」という単語がところどころ出てくるのが面白い。この曲、現在隣国オーストリアでプレーし、交流試合で毎年チェコに足を運んでいる日本人選手の方からの情報によると、ローカルでは大流行しているとのことで、ご自身も含めヘビロテ状態の選手も多いとか。確かに、クラブ名を連呼するHOOK(サビ)の部分は、かなり癖になりますよね。

(2)Dead by April - Dreaming FULL Song - Incomparable 2011


 スウェーデン出身のメタルコアバンド、Dead by Aprilの最新アルバム「Incomparable」からの1曲。メタルコアというジャンルではありますが、メロディ自体はかなり叙情的で、メロディアスなシンセのフレーズも使われているので、結構聞きやすいと思います。彼らの曲は、他にも「Crossroads」「Losing you」「What can I say」など名曲が多いので、ぜひ一度聴いてみてください。ニコ動でのヨーロッパ野球の動画を作っていた時期に、このバンドと出会えていたらよかったのになぁ。

(3)Classified - "Oh... Canada" [Official Video]


 カナダ人ヒップホップMC、Classifiedによる一曲。なんと、同国国歌である「Oh Canada」をサンプリングした曲になっています。非常にノリがいい曲で、聞いていると自然に体が動きます(笑)。内容は「カナディアンとしての誇り」を歌うもので、自国に対するプライドや愛情が伝わってきますね。それにしても、こういう形で愛国心を表現できるというのは、非常にかっこいいなぁと思います。ちゃんと1つの作品になっているところがすごい!!彼に倣ってじゃないですが、いつか君が代でも似たようなことができないかな、なんてひそかに考えてたりして。あ、でもその前に宅録機材買わなきゃか。

(4)"Los Gauchos", Selección Argentina de Beisbol en SC


 昨年行われた、南米選手権決勝のアルゼンチン―エクアドル戦のハイライトです。アメリカ・ESPNの人気番組「Sports Center」のアルゼンチン版が取り上げています。この試合、実はつい先日まで俺も知らなかったんですが、現地では結構観客動員も好調で、お客さんたちも楽しんでいたようです。スタンドでは「Vamos!Argentina!(バモス、アルヘンティーナ:頑張れ、アルゼンチン!!)」の大合唱、鳴り物応援団まで来ていたのにはびっくりしました。サッカー大国のアルゼンチンにおいて、野球はまだ決してメジャースポーツではありませんが、それでもこうやって楽しんでいるお客さんがいっぱいいるのって、なんだかすごくいいですよね。

(5)playbaaaallllllll!!!!!!!!!!


 こちらは、同じ南米選手権の観戦に訪れた、アルゼンチン人のファンが撮影した映像(決勝ではないみたいですが)。ヤンキースのキャップを被ったオレンジシャツの兄ちゃんが、いかにも「愛すべきバカ」という感じで大好きです(笑)。途中で出てくる「ARGENTINA」の人文字も、いい味出してますね。現地のファン目線で撮影された映像ということで、非常に貴重なものだと思います。かつてとは大分状況が変わってきたとはいえ、まだ世界的スポーツにまでは脱皮しきっていない野球ですが、こういう熱い現地のファンたちがもっと盛り上げることによって、どんどん支持が増えてくればいいですね。
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