第65回「Wouldn't It Be Nice」(1966)/The Beach Boys | 柑橘スローライフ

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2018年1月更新終了しましたが、検索ご来訪の方等の
過去記事に対してのコメント・ご質問等は大歓迎です。

 

(本記事はかなり細かな内容となりますので、 

BeachBoysや楽曲分析にご興味のある方だけ、 

是非お読みください) 

 

 

 

ビーチボーイズ(The Beach Boys)... 

 

日本においては、人々の中に 

どんなイメージがあるでしょうか? 

 

今や知らない人も多いのかもしれないし、 

中にはベンチャーズ辺りと区別がつかず、

混同している人もいるかもしれませんね。 

 

でも恐らく、多くの人にあっては、

「ビーチボーイズ = 海やサーフィン」 

といったイメージなのかなと思います。 

 

そもそもバンド名からしてそうだし、 

海に関するテレビ番組や映画などでは 

彼らの曲が音効のように使われる事も多く、 

言ってみれば、経年的な繰り返しによって、 

そうした「海のイメージ」が形成されたと 

考えるのが妥当なのでしょうね。

 

しかし、私はビーチボーイズの楽曲、 

そして、サウンドやハーモニーそのものが 

「海を想起させる何かを持っている」と 

推測し、彼らの「I Get Around」に関して 

書いた2年半前の記事を通して、 その事

について言及させて頂いたのですが、 

 

ビーチボーイズ、いや、というよりも、 

とりわけ、リーダー的存在で、かつ、 

非常にデリケートな作曲家である、 

ブライアン・ウィルソン(Brian Willson) 

の創り出す音楽には、その「何か」が 

滲み出ていて、また、その表面的な作風の 

持つイメージとは違い、どこか難解で、

どこか風変りな和声的な創り方をして 

いたりすることを認識しているのです。 

 

それはいわば「ブライアン調」とでも

呼ぶべき、かなり個性的なもので、

思わず唸ってしまうような事もあります。 

 

ビートルズ楽曲の制作面での要であった、

G・マーティンとP.マッカートニー、 

この御大二人がブライアン・ウィルソンの 

大ファンであったという事実も、

(もう一人の御大J・レノンは不明ですが) 

ブライアン・ウィルソンの凄さを端的に 

表していると言えると思います。 

 

今回はそんなビーチボーイズの作品から、 

ブライアン・ウィルソンのワンマン的色彩 

の強いアルバムである「Pet Sounds」から、 

代表的ナンバーの「Wouldn't It Be Nice」 

(邦題:素敵じゃないか)を僭越にも取上げ、 

ビーチボーイズとブライアン・ウィルソン 

の持つ、その「何か」に、可能な限り

迫ってみたいと思っています。

 

 

 

月並みな表現ですが、 

この曲は、瑞々しくて、爽やか。 

春めく陽気に相応しいナンバー。 

 

そして、ファンタジー。 

詩作面を全く考慮せずともファンタジー。 

音そのものがファンタジー。

(詩作の実際は求婚のような内容ですが) 

 

抽象的な言い方で申し訳ないですが、 

私はこの曲から、更に「永遠の若さ」の 

ような「何か」も感じます。 

いわば、若さのファンタジー。

 

何故「若さ」を感じるのか。 

何故「永遠」なのか。 

 

他の音楽でも、こうした要素を感じる事が 

あります。私の好きな作曲家・音楽家には 

全て、こうした要素があると思っています。 

 

それはひたむきなまでの「独自性」の探求。 

共通して言えるのは、そんな所でしょうか。

 

 

 (以下は更により細かい内容となりますので、 

音楽分析にご興味のある方のみ、是非お読みください) 

 

 

(①前奏) 

二本のギターによる可愛らしい前奏。 

ここでは、二つばかり着目できます。 

 

冒頭はAキーで、Ⅰ→Ⅵm→Ⅱm7→Ⅳ(Ⅴ)

と初め進みますが、Ⅱm7の7thが実は 

Ⅱm/Ⅰ、つまり実音としてはBm/A 

であるというのが私の一つ目の着目点。 

 

ごく一般的な循環進行である「1-6-2-5」 

が原型であるのは明白と思われるのですが、 

敢えて、2のバス音をルートを使わずに、 

1に当たる7thにしており、ヴォイシング 

に対する頑ななこだわりをまず感じます。 

(ヴォイシングとは和声付けです) 

 

そして、再度繰り返しⅠ→Ⅵm→Ⅱm7 

と来てから、スネア音が強烈に打たれ、 

そのインパクトを利用し、突然Aキー外の

コードである「C」が入ります。 

これが二つ目の着目点で、 

その意味するところは②に続けますが、 

 

こうしたちょっとした「?」が続くのも、

いわば「ブライアン調」の特徴の一つ。 

 

私はこの人はダイアトニックに何とかして

抗いたいと思っていた人なのではないか 

としばしば感じるのです。 

(この当時彼は20代半ばの若者なのです) 

 

 

(②ヴァース)

前奏で突然出された「C」コードと共に、 

歌が始まり、コードは「F」へ。 

つまり「C」はFキーのドミナント。 

前奏のAキーから、突然に長3度違う位置の

Fキーへ転調しての歌い出し。 

 

ここでの転調手法にもブライアンらしさを

垣間見ることができると思うのですが、 

それはビートルズでもよく見られる、 

「インパクトによるユニット的突然変化」 

とでも言える転調手法で、 

 

これは音楽をブレイクさせる(止める)、 

あるいは大きな音的なインパクトを与える、 

などを行うことによって、共通和音などを 

用いたり、一旦トニックに帰結させたりと 

いったような機能的展開の転調ではない、 

「ユニット的な突然変化」により転調を 

実現させる手法と言っていいと思います。 

 

この場面の場合は、

大きなスネア音というインパクトと共に 

調性外のドミナント和音(C)を挿入し、 

そこで歌い出してから、すぐにドミナント 

モーション(Ⅴ→Ⅰ)で転調キーのトニック 

に入り、キーを確定させています。 

 

この手法は、ビートルズにおいては、 

Penny LaneやI Am The Walrusなどで見ら 

れるもので、ロック分野の音楽における、 

創作性の範囲を拡大させた手法と感じます 

(今日では特に珍しくないと思いますが) 

 

(他方この手法は調性の異なる、別々に 

作曲したエレメントを無理やり後付けで 

合体させるという制作上での手法という

側面もあると思います) 

 

因みに、機能的展開法を用いない、

ユニット的突然変化による転調手法は、 

19世紀末には既に、サティ(1866~1925)ら 

により行われており、20世紀半ばには、 

モダンジャズなどでも頻繁に用いられ、 

広い音楽の世界では必ずしも新しい手法 

ではないのですが、 

 

ブルース進行から派生し、同一調性的で

あったロックの世界に1960年代の後半の 

この時期に風穴を開けたということでは、 

記憶しておくべき事実と思われるのです。 

 

 

(③サビ/コーラス前半) 

ヴァースから続いている、 

you know it's gonna make it ~の部分、 

便宜上、ここをサビ(コーラス)としますが、 

 

ここは、主旋律的には、 

終始Fキーから外れないではいるのですが、 

和声的には必ずしもダイアトニックではなく、

実に面白い和声となっていると思います。 

 

ブラスセクションとギター、そして、 

コーラスワークによる和声が重なり、 

ディグリーでは俄かに判別できないので、 

私が恐らくこんな感じであろうと考えた 

和声を便宜的に表現しますが、 

 

Dm7/A5→Cm7/F5と進み、

続いて同様に、Dm7/A5を鳴らせ、

直ぐにAm7→Gm7→C7と続きます。 

 

分母の音は通常よくあるバス音ではなく、 

ブラスパート等による音群を表しており、 

分子はコーラスも加味して、全体として 

こんな感じに聞こえるかなというものです。

(A5、F5はオープン5thを意味してます) 

 

分母側は別としても、分子側のDm7→Cm7の 

進行がダイアトニックの構造をお判りの方 

ならば、普通ではなく、風変りというか、

難解な事が直ぐにわかることと思います。 

 

ダイアトニックの構造を把握していないと、

「何だ簡単なコード進行ではないか」 

みたいな事になってしまうでしょう。 

 

Fキーで進んでいたので、Dm7はⅥ(6)の 

和音ということで、ひとまず解せます。

問題はCm7。Fキー上では構成されません。 

(ドミナントのマイナー化) 

 

これにはどのような説明が最適でしょうか。 

ブライアンが意図したかどうかは別として

私は以下のように理解しました。

 

Dm7→Cm7の進行は、長2度の音程差による 

「平行和音」による進行。

(注意:平行調の事ではありません) 

 

よって、この2コードは等価であるため、 

弛緩収縮という機能性が無い場面です。

(モード的動きと同じ機能と言えます) 

 

パラレルな動きだけが持つ独特の空気感。 

ここでも、いつまでも同じ形で押し寄せる 

波のうねりのような、どこか「海」を感じ 

させるような「何か」があると思うのです。 

 

 

平行和音はダイアトニック構造から束の間 

脱却する為に一般的ではない進行ですが、 

この曲ではハーモニーの煌びやかさが倍増し、 

個性的で非常に美しい場面になっていると 

思います。

 

さらに主旋律を従来キーのままに置いて、 

周辺の和声面だけをアウトゴーイングさせて 

いる点にも大変興味深いものがあります。 

 

平行和音による2コードのパラレルな進行。 

ブライアン・ウィルソンの本能的な美の追求 

を感じさせると同時に、ダイアトニック構造 

へのスタティックな「抗い」をひしひしと感じ 

させる場面でもあると思います。 

 

ギターによる作曲の場合、半音配列という 

特性から、平行和音は生じやすいのですが、

ピアノによる作曲の場合に平行和音を用いる

事は、明らかな「創作的意図」を持っている

と判断できると思うのです。ブライアンは

ピアノによる作曲が主体のはずです。 

 

恐らく、これらのような、言うならば、 

ダイアトニック機能に対する「抗い」も、 

私が彼らの曲にいい意味での「若さ」を 

感じる一つの要因かもしれません。 

勿論、その「若さ」はポジティブなもので、 

コーラスの美しさなどにも連なり、音楽的な 

結実として見ることができると思うのです。

 

 

(④サビ/コーラス後半) 

そして、そこから更にAm7→Gm7→C7。 

ここはFキーで、Ⅲm-Ⅱm-Ⅴ(3-2-5)と

ドミナントに進行する場面。 

 

ここは先ほどの平行和音の場面からFキーへ 

復調していると思われますが、その復調の 

瞬間に「ぐっ」と来る変化感が生じ、

何とも言えない瑞々しさのようなものを感じ、 

私自身もっとも好きな場面がここなのです。 

 

これは押し寄せる波が今まさに崩れて、 

スープ(白泡)になった状態........ 

ここでも「海」の要素を想起させます。 

 

 

ここの変化感に関する音楽的理解にも、 

私なりの解釈があるのですが、かなり長く 

なるので割愛させて頂きます。 

 

何れにせよ、まさに感性の発露による流れ 

という、ビートルズなどとも共通する、 

ロック系の作曲としては最良な雰囲気を 

感じることができると思えるのです。 

そう、聴いたままに素晴らしいのです。

 

 

(⑤中間部/ブリッジ) 

中間部はブライアンではなく、 

マイク・ラブの作曲のようですが、 

ここもファンタジーな場面。 

 

主旋律はDキーに変化したとも言えますが、 

Ⅴ△7→Ⅰ△7の2コードの繰り返し。 

△7の反復により、夢見心地のような感覚 

へと誘うかのようです。

 

Dキーの本来のドミナントはⅤ7なので、 

ここでも△7にすることにより、 

この2コードを平行和音化しています。 

ただし、ここでの平行和音は、D⇔Tの派生 

なので、ロックにはよくあるパターンと言えます。

 

 

(⑥その他) 

中間部から絶妙に復調しつつ、 

テンポを落としながらのブリッジを挟み、 

最終ヴァースでぐんとテンポが落ちるなど、

様々な自由な展開が見られます。 

 

 

(最後に) 

前回記事の「A Day In The Life」は、 

ビートルズの1967年のアルバムである、 

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band 

からのものであったわけですが、 

このビートルズの名盤誕生に一役買った、 

これまた一方の名盤と誉れ高いアルバムが、 

今回僭越にも取り上げさせて頂いた、

ビーチボーイズの「ペットサウンズ」です。 

 

ビートルズとジョージ・マーティンは

ビーチボーイズのこのアルバムを聴き、 

いわば、ライバル心に火がつき、 

ペパーの制作に取り掛かったといいます。 

 

しかし、この「ペットサウンズ」も 

実は1965年のビートルズの「ラバーソウル」

に刺激を受けて作られたというわけなので、

この両者は、お互いを刺激し合いながら、 

恐らく単体であったならば到達しえない 

領域までお互いを高めあったという意味で、 

とてもいいライバル関係にあったという 

事が言えるのではと思います。 

 

感性に優れた作曲というものは、 

必ず理論的にも一目されるものを持っている

と私は思っています。 

 

簡単に「感性」という言葉を使うのに、 

ダイアトニックから一歩も外れることなく、 

感性を全く感じられないアーティストには、 

理論的に特筆すべき点は乏しく、 

その辺りとの「違い」は感じられるのです。 

 

ビーチ・ボーイズの音楽は、 

その表面的なイメージから、 

一種の「ノリ」のようなもので作っている 

と勘違いされる事もあると思いますが、 

本当にいい音楽の場合、「ノリ」で簡単に 

作られるようなものはありません。 

 

ビーチ・ボーイズというよりも、 

ブライアン・ウィルソンのことになりますが、 

表面的な部分のすぐにわかることは除き、 

彼の持つ個性的な音楽性の特徴を、 

私なりに「3つ」にまとめてみますと、 

 

(1)アッパーストラクチャーならぬ、 

ロウアーストラクチャーとでも呼ぶべき、 

和声構成音の風変りな配置と豊かさ。

 

(2)定型的循環和声に立脚しながらも、

必ずのように、そこから抗うように脱却 

させようとする自由な進行感。 

 

(3)テンポやタイム感に対する鷹揚さ。 

 

このように、ダイアトニック音階に抗い、

自己の発想のおもむくままに、調性変化や 

テンポチェンジをさせていくような所に、 

ビーチボーイズやB・ウィルソンの音楽に 

「永遠の若さ」を感じるのかもしれません。 

 

それはまさに、

彼らのひたむきなまでの「独自性の模索」 

そこから生まれていると思うのです。 

 

そして、それらが「海」で起きている 

様々な現象(うねり、波の崩れ、風...)を 

想起させるものに繋がっているのだとも......

 

まさにファンタジーです。 

 

 

 

参考資料/なし (英語のスペル等のみ、確認をWEB上のサイト等で致しました)

 

※和音進行の部分など、取り急ぎのため、 

若干誤りがあるかもしれません。 

追って再度確認しつつ、修正していきます。 

 

 

 

 

ロック名曲百選/過去記事一覧 

(実質的なスタートは第2章「ルーツ編」第40回からです)

 

★第1章「ロック名曲・アトランダム編」

第1回「Sexy Sadie」(1968)/The Beatles 

第2回「Ask Me Why」(1963)/The Beatles 

第3回「Epitaph」(1969)/King Crimson 

第4回「Speak To Me~Breath」(1973)/Pink Floyd 

第5回「You Never Give Me Your Money」(1969)/The Beatles 

第6回「Achilles Last Stand」(1976)/Led Zeppelin 

第7回「Babylon Sisters」(1980)/Steely Dan 

第8回「What A Fool Believes」(1978)/The Doobie Brothers 

第9回「New Kid In Town」(1976)/Eagles 

第10回「Your Mother Should Know」(1967)/The Beatles 

第11回「Take It Away」(1982)/Paul McCartney 

第12回「Pretty Maids All In A Row」(1976)/Eagles

第13回「I'm Not In Love」(1975)/10CC 

第14回「A Whiter Shade Of Pale」(1967)/Procol Harum 

第15回「Give Me Strength」(1974)/Eric Clapton 

第16回「We Are The Champions」(1977)/Queen 

第17回「Honky Tonk Women」(1969)/The Rolling Stones 

第18回「Miss You」(1978)/The Rolling Stones 

第19回「My Ever Changing Moods」(1984)/The Style Council 

第20回「Hey Bulldog」(1968)/The Beatles 

第21回「Here Today」(1982)/Paul McCartney 

第22回「Alone Again(Naturally)」(1972)/Gilbert O'Sullivant 

第23回「Good Night」(1968)/The Beatles 

第24回「The Nightfly」(1982)/Donald Fagen 

第25回「It's Too Late」(1971)/Carole King 

第26回「Happy Xmas」(1971)/John Lennon 

第27回「Better Make It Through Today」(1975)/Eric Clapton 

第28回「Tell Her About It」(1983)/Billy Joel 

第29回「Don't Look Back」(1978)/Boston 

第30回「Don't Stop The Dance」(1985)/Bryan Ferry

第31回「Eggplant」(1975)/Michael Franks 

第32回「Words」(1982)/Bobby Caldwell

第33回「Everybody Needs Love」(1978)/Stephen Bishop 

第34回「Born To Be Wild」(1968)/Steppenwolf 

第35回「I Keep Forgettin'」(1982)/Michael McDonald 

第36回「Come On Eileen(1982)/Dexys Midnight Runners 

第37回「Alive Again」(1978)/Chicago 

第38回「Roxanne」(1978)/The Police 

第39回「How Deep Is Your Love」(1977)/Bee Gees 

 

★第2章「ロック名曲・ロックのルーツ編」 

第40回「Rock Around The Clock」(1954)/Bill Haley & His Comets 

第41回「Johnny B Goode」(1958)/Chuck Berry 

第42回「Rock And Roll Music」(1957)/Chuck Berry 

第43回「Long Tall Sally」(1956)/Little Richard 

第44回「Heartbreak Hotel」(1956)/Elvis Presley 

第45回「Blue Suede Shoes」(1956)/Carl Perkins 

第46回「Peggy Sue」(1957)/Buddy Holly 

第47回「Slow Down」(1958)/Lally Williams 

第48回「Only The Lonely」(1960)/Roy Orbison 

第49回「Wake Up Little Susie」(1957)/Everly Brothers 

 

★第3章「ロック名曲・ロックの確立期編」

第50回「Please Please Me」(1963)/The Beatles 

第51回「This Boy」(1963)/The Beatles 

第52回「All My Loving」(1963)/The Beatles 

第53回「Tell Me」(1964)/The Rolling Stones 

第54回「Blowin' In The Wind」(1963)/Bob Dylan

第55回「Pretty Woman」(1964)/Roy Orbison 

第56回「Help」(1965)/The Beatles 

第57回「Here,There And Everywhere」(1966)/The Beatles 

第58回「Paint It,Black」(1966)/The Rolling Stones 

第59回「You Really Got Me」(1964)/The Kinks 

第60回「I Get Around」(1964)/The Beach Boys 

第61回「Sunshine Of Your Love」(1967)/Cream

第62回①「Strawberry Fields Forever」(1967)/The Beatles 

第62回②「Strawberry Fields Forever」(1967)/The Beatles 

第63回①「Penny Lane」(1967)/The Beatles 

第63回②「Penny Lane」(1967)/The Beatles 

第63回③「Penny Lane」(1967)/The Beatles 

第64回「A Day In The Life」(1967)/The Beatles