私が軽音楽を聴き始めた最初の頃の曲で、かなりのインパクトを受けた記憶があります。
フレディ・マーキュリーの、顔の「どアップ」から始まるプロモーションビデオ。
白黒のピッチピチのレオタードというのかタイツというのかわからない衣装に、
もさもさの胸毛と筋肉質の体、そして、高低に縦横に動くしっかりとした張りのある声。
見た目も曲調もなかなかに衝撃的なものでした。
同じクィーンの後年曲である「レディオ・ガガ」からネーミングを拝借したレディー・ガガの、
現在の奇抜さやルックスのテイストにも直接的な影響を与えていると思います。
曲中には、まずヴァ―スからサビへと移行するブリッジに、
恐らく彼らが強く影響を受けたはずのオペラのようなクラシック的な発声の重厚なコーラスがあり、
また、ブライアン・メイの、確か父親と共同で開発した独自のエフェクターを通した
唯一無二のギターの音色や独特の指使いというかタイミングを持つインタープレイなどなど、
今思えば、クィーンらしい要素が十二分に凝集されていて、
クィーンを知らない人に対しても、この曲ひとつで、かなり「クィーンとは何か」を
伝えられるのではないかと思います。
当初、この曲のタイトルの「We」は、彼等自身の事を言っているのかなと思っていました。
即ち「随分と思いあがっている面もあるんだな」と言う印象もあったのですが、
のちに、この「We」は、「我々、全ての人々」の事を指しているということを知りました。
そのことを知ると、多くのスポーツなどで応援歌として使われていることへの合点がいきました。
この曲の持つメッセージは、大きな「愛」や「力」だったわけで、
「我々一人一人がチャンピオンなんだぞ、だから一人一人はもっと自信を持つべきなんだ」
ということなのでしょうね、多分。
久しぶりに聴きましたが、やはり結構「力」くれますね。
第17回「Honky Tonk Women」(1969)/The Rolling Stones
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