第3回「Epitaph」(1969)/King Crimson | 柑橘スローライフ

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1969年、王様ビートルズの「アビイ・ロード」をとうとうヒットチャート1位から
引きずりおろした(実際にはそうではなかったらしいが、まことしやかにそう言われている)のが、
ブログレの雄、King Crimson(キング・クリムゾン)のアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」。
代表曲「21世紀の精神異常者」の影に隠れてはいるけれど、
アルバム一番の名曲といえるのが「エピタフ」。

今回音源を探していると、あのザ・ピーナッツやフォーリーブスといった、
おおよそブログレとは似つかわしくない面々がこの曲をカヴァーしていることが判明。
(判明って、私が単に知らなかっただけですけど)
そういえばこの曲、どこか日本人好みの「昭和歌謡」と相通ずる旋律と雰囲気を持っている。
「木枯らし紋次郎」のエンディングとかで流れていたとしても違和感は無かったかも。

ただ、全体としてはやはりブログレ。メロトロンによるストリングス風の音を多用した
大仕掛けな雰囲気のアレンジ。いやがおうにも独特の世界に引きずりこまれていく。
メロトロンは言わばアナログのサンプリングマシン。カセットテープの音源を
キーボードで弾くという代物で、ビートルズがよく使用していたもの。

ヴォーカルはグレッグ・レイク、後のELPの一人。
朗々とした歌い方は、哀愁感をいっぱいに漂わせている。
一聴の価値ある一曲。




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