ロック的なヴォーカルを味わえるもののひとつ。
彼らの経営していた「アップル社」のうまくいかない様子を皮肉たっぷりに歌いあげたもの。
ビートルズ得意のいくつかの異なるユニット的な場面構成。
この曲も大きくは3場面の構成で、冒頭は有名なピアノフレーズの静かな場面、
続いてご機嫌なホンキートンクピアノとでもいうような陽気にランニングするピアノの動きが楽しい場面、最期はディスト―ションの効いたリードギターに先導されるややハードな場面と
目まぐるしく変わり、それぞれの場面でもまたいくつかの小さな場面があるという
短いながらも変則的な作りのロック作品である。
私の思う聴きどころは、三場面それぞれのポールの発声の違い。
柔軟でフレキシブルな、ポールのロックシンガーとしてのヴォーカル芸を存分に楽しめると思う。
ポールの作品にはもっともっと有名なものが沢山あるが、
彼の有名作品は、ロックというよりもポップスといったほうが近い。
しかしこの曲は、短尺ながらロックシンガーとしての
天才ポール・マッカートニーを味わえるナンバー。
「僕は言ったよ。あなたの音楽が好きですって。」(スティーブン・タイラー)
第6回「Achilles Last Stand」(1976)/Led Zeppelin
![にほんブログ村 ライフスタイルブログ 緑の暮らしへ](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Flifestyle.blogmura.com%2Fgreenlife%2Fimg%2Fgreenlife88_31.gif)
にほんブログ村