今あなたが生きている現実は、すべてあなたが引き寄せたもの | 立ち止まったハートが前進する!未来が視える奇跡リーディング

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リーディング小説「生む女~茶々ってば~」

第三十話 今あなたが生きている現実は、すべてあなたが引き寄せたもの

 

 

生きて生きて、生きのびてきたのは、彼のためだけ

愛されている自信が、ない

傷つくのは、こわいですか?

私はコンフェイト

女として生まれ、女を武器に、天下を取る

妻の策略

野心と快感の扉

Are You Ready?

この野望を叶えるためなら、どんな手段でも取る

命がけで私の野望を叶える男

天下人の愛妾

二度と女に生まれてきたくない

だったら、私が強くなればいい

本当に欲しいものは、どんな手段を使ってでも手に入れる

女としては最低だが、母としては当然

それも一つの愛の形

本当に嫌な女だ

私が一番、愛されている

お金は何のために使う?

I am a woman 今の自分から自由になる

よこせ よこせ 私に子種をよこせ!

欲しいものは欲しいと望み、手を伸ばすからこそ、与えられる

神は強い思いを持つものに味方する

運は強気なものに微笑み、その背を押す

自分の存在価値を、認められますか?

愛しすぎる女たち

親の期待に添って生きる子どもたち

正直に言おう、きらいだ、大嫌いだ!

 

 

 

慶長19年8月、秀頼は秀吉の17回忌に京都の方広寺で大仏の開眼供養の準備をしていた。
5年の月日をかけ、大仏殿を再建した。
そして4月に出来上がった梵鐘に「国家安康」と記した。

「これは家康の名前を分割したもので、豊臣は徳川家康の死を願っている」

家康が吠えた。

言いがかりをつけたてきたのだ。
家康は秀頼が成長するにつれ、彼に人望が集まるのを怖れた。
何らかの難癖をつけ、豊臣をつぶすチャンスを狙っていた。

それがこの時だった。

 

もちろん豊臣はそのような意図もなく、徳川と争う気がないことも伝えた。
だが何を言っても、家康は頑として受け入れなかった。
彼が豊臣をつぶしたいのは明白だった。
千姫も母親の江や父の秀忠にも、誤解である、と手紙を書いた。
それでも、家康は聞き入れなかった。

それを知った私は、秀頼に言った。
「徳川と戦をするしかないようですね」

「なんとか和平への道はないのでしょうか?
戦をすると、たくさんのものが傷ついてしまいます。
千姫も」

顔をくもらせた秀頼の口から千姫の名前が出た時、イラッとした。

それはジェラシーだ。

が、顔にも口にも出さず、冷静に言った。

「私もできれば、戦をしたくありません。
これまでも戦をしないよう十分、徳川には気遣いをしてきたつもりです。
でも、もう無理です。
徳川は我らと戦をしたいのです。
どちらが天下を取るのか、ハッキリ決めたいのです。
秀頼、もうこのまま逃げ続けることはできません。
あなたが決めるのです。
豊臣は、どうするのか」

秀頼は表情を消し、黙ってうつむく。

私はだまって彼を見つめる。

それが彼にとってプレッシャーになることを知っていた、

やがて、唇を噛んでいた秀頼は顔を上げ、口を開いた。
「仕方ありません。
徳川と戦をしましょう。
私は豊臣の跡継ぎとして、みなを守らなければなりません」

そう宣言した秀頼の顔は、とても凛々しかった。

だが、その後一瞬、彼が人ではなく陽炎のように見え、ゾッとした。

戦に向かう男は、気迫や戦闘に向かうエネルギーを身体中にみなぎらせ、自分を鼓舞する。

だが秀頼に激しいパワーはなかった。

命の残り火を燃やすだけの儚いオーラを纏っているように見えた。

まさか、そんなはずがない・・・

懸命に自分の見た幻を打ち消す。

だが身体の震えが止まらない。

一瞬かいま見た彼は死を覚悟し、この世に別れを告げた人のようだった。

神よ!

私は祈った。

どうか彼を守って。

私はどうなっても構わない、でも彼だけは、この子だけは守って下さい。

 

秀頼の宣戦布告は、自らの命の綱を解き放った死へのカウントダウンの始まりだった。

私は豊臣の中枢にいる治長を呼び、秀頼の意志を伝えた。
「治長、豊臣は徳川と戦をすることにしました」

開戦の知らせを聞いた治長はしごく当然、という顔をしていた。

「淀様、徳川と戦をして勝ちましょう。

豊臣が勝つのです。
これ以上、徳川の思い通りにさせてはいけません」

「治長、我らは秀頼を守らねばなりません」
治長は、胸を衝かれたような顔になった。
「豊臣を守るのですね」

「そうです。
豊臣を守ることが、秀頼を守ることです」

この言葉を告げただけで、治長はすべてを悟った。

豊臣が徳川に勝利することが私達の息子、秀頼の命を守ることだ、と。

 

治長は私の横にいる秀頼の顔を一瞬見た後、私の顔を見た。

しばらくの間、私達は無言で見つめ合った。

秀頼は、私と治長が力を合わせこの世に生み出した存在だ。

その命を治長と力を合わせ守り抜くのが、私の使命だ。
それがあの子の命を産み出し、この世に呼び出した私達の責任だ。

治長と絡み合った視線は、火花が散るように強かった。

彼は私の目線から一瞬たりとも目を離さず、私の思いを受け取った。

「で、治長、どのような作戦を取るのだ?」

治長から目を離さず問うた。

「淀様、豊臣の兵より徳川の兵の方が多く、徳川が圧倒的に有利です。
大阪城は、守りに優れている城です。
ですから、大阪城で籠城し城を守り、徳川の敵を蹴散らしましょう」

「籠城?
こちらから攻めて行かなくてもいいのか?」
「大丈夫です。
秀頼様は、ここから我らに指令を出していただきます。
この大阪城が秀頼様をお守りします」

「わかった。
秀頼、それでよいか?」

秀頼に尋ねた。
だが関ヶ原に参加していない秀頼は、これが初めての戦だ。
いいも悪いも分かるはずもなく、治長に従うしかない。
秀頼は黙ってうなづいた。

これをきっかけに始まった大阪の陣の最中、私は何度も
「あの時、なんとか戦を避ける方法はなかったのだろうか?」
と考えた。

だが幾度考えても、答えはノーだった。

豊臣に残された道は、戦だけだった。

 

私は知っていた。

戦へと向かう大きな流れに一度巻き込まれたら、人の小さな意志など何の役にも立たない。
それを二度も経験した。
本当に私達は、ちっぽけな存在だ。
秀頼を産む前は、揺るぎない地位が欲しい、と望み手にした。
でも揺るぎない地位は、戦ってこそ手に入れるものだった。
秀頼を産む時に戦ったように、今度は秀頼を生かす為に戦わねばならない。

治長が立ち去る姿を見送り、秀頼の方を向いた。

彼はどんな感情も消し去ったぼんやりした顔で、肩を落としていた。

その姿を見て、罪悪感に襲われた。
もしかしたらあの子はこの世に来るのではなく、違う星に生まれた方が幸せだったかもしれない。
けれど彼を呼び出しのは私だ。

そして当の私が、あの子を戦へ導かせてしまった。

秀頼はじっとして動こうとしない。

それ以上秀頼を見るのが辛くて、目を閉じた。

それでも私は、彼に会いたかったのだ。
どうしても、会いたかった。
この手に、抱きしめたかった。
ならば尚のこと、秀頼を守ろう。
あの子を生かすため、徳川に勝利しよう。

両手を強く握り締めた。

 

戦に至る大きな流れは、木の葉のような一個人の思いを飲み込み、滔々と大河に向かって突き進む。

大阪城は戦に向かい、緊迫した空気が流れる。

打倒徳川を押し立てていたが、私は映画でも見るように現実感のなさを感じた。

自分がそのドラマの中心人物だと思えなかった。

遠い世界の出来事のように俯瞰し、今の自分を見ていた。

この時の私は徳川が敵で、自分は被害者だと思い込んでいた。

自分の真実の気持ちを知ったのは、もっと後だ。
すべては自分が望み、引き寄せた現実だった。
 

それが一体なんのためだったのか、最後にわかった。
答えがわかった時、自分がこの流れを引き寄せた本当の意味を知ったのだった。

 

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あなたは今の現実を気に入っていますか?

 

自分が被害者で、自分を悲しい目やつらい思いをさせる人を加害者にしていませんか?

 

あなたを被害者にしているのは、あなた自身です。

 

被害者になる流れを引き寄せたのも、あなた自身です。

 

その思いの裏に、何があるのでしょう?

 

被害者になった方が、得なことがあります。

 

それは、何だと思いますか?

 

今あなたが生きている現実は、すべてあなたが引き寄せたもの。

 

それでもずっと被害者で生き続けますか?

 

自分の引き寄せた現実を見つめなおし、自分で自分を幸せにしませんか?

 

11月12日(日)2024年のあなたを写します

 

11月13日(月)新月 写真で変わる未来を撮影するコラボです

 

 

 

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