命がけで私の野望を叶える男 | 立ち止まったハートが前進する!未来が視える奇跡リーディング

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リーディング小説「生む女~茶々ってば~」

第十話 命がけで私の野望を叶える男

 

生きて生きて、生きのびてきたのは、彼のためだけ

愛されている自信が、ない

傷つくのは、こわいですか?

私はコンフェイト

女として生まれ、女を武器に、天下を取る

妻の策略

野心と快感の扉

Are You Ready?

この野望を叶えるためなら、どんな手段でも取る

 

命がけで私の野望を叶える男

 

思わず大蔵卿局の手を払いのける。

「この私に城にいる男に手をつけろいうのか」
彼女をにらみ、彼女にだけ聞こえる小さな声で鋭く言い放った。
「いくら子種が欲しいと言っても、私にも相手を選ぶ権利はある。
誰でもいいわけではない。
密通の相手は、閉じた貝のように口が堅い男でないと務まらぬ。
知っておろう?

秀吉は自分を裏切ったものを、絶対に許さない。
もし密通がばれたら、私もその男も殺される。
そこまでして命がけで私の野望を叶える男など、この城にはおらぬ」

この城の者たちは、女であろうと男であろうとみな、秀吉を恐れていることを知っていた。

それはいかにも無謀な計画だった。

 

「ですが」

大蔵卿局は一気にまくしたてた私が落ち着くのを待ってから、口を開く。

肩で荒く息をしていた私の呼吸が胸で始まったのを確認し、ふくよかな身体をぴったり私に密着させた。

そして私の耳に手をかぶせ、小声でささやく。

「茶々様に子種を与える男はここにおります。
茶々様のことを一番理解し、最大の味方であり、最高の理解者である男。

その者は、ここにいるのです」

そんな都合のいい男などおらぬ、と反論しかけたが、口をつぐむ。

もうすでにその男を大蔵卿局は用意しているのだ。

だがその男が誰なのか、まったく予想もつかなかい。

思わず「えっ?!」と声が出た。

無表情のまま大蔵卿局は私にだけ見えるよう、そっと人差し指を口に当てた。

そして後ろに控えていた侍女を呼び、まったく手をつけていない膳を下げさせた。

部屋には二人だけが残った。

私は平然を装っていたが思いもよらない展開に、固く合わせた両手が震える。

見つかれば二人とも秀吉に殺される。

恐怖と彼の裏をかいて妊娠する、というスリリングな計画に溜飲が下がる思いもあった。

 

しばらくすると、ふすま越しに衣擦れの音がした。

大蔵卿局が呼んだ男がやってきたのだ。

秀吉を恐れず、彼を裏切ってまで私の野望を叶えようとする男。

その顔をしっかり見てやろう、と私は大きく目を開く。

身を固くした緊張感が、部屋に漂っていた。

パンパン

異様な静けさを破るように、大蔵卿局が両手を叩く男が部屋に響く。

それを合図に、静かにふすまが開いた。

そこに頭を下げた男を見て、私は口を手で覆い小さく叫んだ。

「治長!」

顔を上げたのは、幼い頃から知っていた男だった。

 

 

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あなたがもし本気でその願いを叶えるなら

 

あなたに味方する人は増えるでしょう。

 

応援されるでしょう。

 

あなたの本気

 

あなたの覚悟がすべてです。

 

すべては、あなた次第なのです。

 

 

 

 

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