女として生まれ、女を武器に、天下を取る | 立ち止まったハートが前進する!未来が視える奇跡リーディング

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リーディング小説「生む女~茶々ってば~」

第五話 

 

生きて生きて、生きのびてきたのは、彼のためだけ

愛されている自信が、ない

傷つくのは、こわいですか?

私はコンフェイト

 

突然彼は動きを止め、ハァハァ息をし私の身体から離れた。

ようやく拷問が終わったのだ。

解放された私は秀吉に気づかれないよう、安堵のため息をついた。

彼が私の中にいた時間が長いのか、短いのか、初めてなのでわからない。

私の花芯から、彼が自分の思いを遂げた証のように、生ぬるい透明な液が流れた。

秀吉は枕元に置かれた白い紙で、私の股から流れ出す液を拭く。

あまりの痛みに動くこともできない私は赤子のように両足を開き、なすがままの状態だった。

羞恥心など、彼にくみし抱かれた時、すでに失っていた。

秀吉はふき取った紙に赤い血を確かめると、ニヤリと笑った。

 

乳母から、初めて男を受け入れた女は血を流すことは聞いていた。

もっと美しい儀式だと思っていた私は、なんと幼く無知だったのだろう。

この五十歳に近い猿のような男。

下卑た笑いを浮かべたその口元は、ところどころ歯が欠け、歯並びもガタガタだ。

その男が私の処女を奪い、私を手に入れた。

初めての営みは、美しさのかけらもなく、ただただ男の欲望を叶えるための手段だった。

こんな男に抱かれたことが、情けなかった。

が、そんな思いを表情に出さず胸に内におさめるのが女だ。

 

精を放出し落ち着いたのか秀吉は、私をやさしく抱きしめた。
「茶々・・・
わしは、わしは今、この上もなく幸せだ」
今にもよだれを流しそうな顔でうっとりと言う。

この男にとって、自分が初めての男、という烙印を女に押すのは、戦の勝利と同じ快感にちがいない。

私はしおらしげにうつむき

「私もです」

と答えた。
 

これで世にも醜い儀式が終わった、とホッとしていたが、おどろくことに彼は私に甘い言葉をささやく。

そして私の乳首にむしゃぶりついた。

怒りでお腹が熱くなる。

これまで顔をそむけていたプライドが目覚めた。

私の胸に顔を埋めている、乳房にむしゃぶりつく男を思い切り軽蔑した。

私の身体に烙印をつけた秀吉という男。
農民から成り上がり、主君の姪を自分のものにした男

私はこの男に、身体を捧げたのではない。
私がこの男に施し、身体を与えてやったのだ。

その対価とし、私は揺るぎない地位と権力を手にする。

自分と妹達、そして私に流れる、織田と浅井の血を生かす為に。

 

乳房に夢中だった秀吉の顔は、下半身に下がって行く。

そして再び私の両足を大きく広げ、そこに入り込む。

もう一度やってくるであろう痛みに備え、私は両足から力を抜く。

この屈辱に耐えよ、と自分に言い聞かせ、目を閉じた。

焼けつくような痛みが残る身体に、二度目の異物はさらに痛みを倍増させ、私はうめく。

彼は身体だけでなく、私の心もズタズタに引き裂き支配するようだ。

嵐のような激しい痛みの中、目覚めた私のプライドが口を開く。

「この男を利用し、のし上がってやる。私が天下を取る。

伯父信長と浅井の父と柴田の父、そして母が成しえなかったことを私が叶える」

初めての契りは眠っていたプライドと誇りを呼び覚まし、二度目の契りは、秀吉を使いのし上がる覚悟をさせた。

野心の赤い炎が、私の身体に燃え広がった。

二度目の褥は、あっけなく終わった。

それでもまだ執拗に私の肌を撫でる男の手に、自分の手を重ね、甘える上目遣いで、彼の顔を見つめた。

このしぐさが男の征服欲を満たすことを、女は本能的に知っている。

秀吉が伸ばした左腕に、私は自分の頭を置く。

が、ものの数秒で彼は私の頭をはねのけ、鼾をかいて眠ってしまった。

どこまでも自分勝手な男にあきれ、起き上がり精力的な男の顔を見下ろす。

身体を引き裂くような痛みは、まだ続いている。

 

ぽたり、ぽたり。

涙が流れた。

あごを上げ、固く唇を噛みしめる。

生きて生きて、天下を取る。

武器は私自身の身体と頭。

女として生まれ、女を武器に、天下を取る。

男への媚びでも何でもない。

私が私を最大限に使い、役立たせる。

この野心を叶えることが、奴隷のように烙印を押された身体と心が生きる道なのだ。

心の平安、女の幸せなどもう望むべくもない。

求めても手に入らぬものなど、自分から捨てるしかない。

鵺の声が、夜の闇を切り裂く。

涙はとめどなく流れ、私は声を殺し泣いた。

 

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あなたの野心は何でしょう?

 

野心は、自分で見つけるもの。

 

自分以外の誰からか与えられるものではありません。

 

あなたの野心。

 

それは色に例えると何色でしょう?

 

その色があなたの未来に続く道の色。

 

その道はあなたの中にこそ、あります。

 

 

 

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