私が一番、愛されている | 立ち止まったハートが前進する!未来が視える奇跡リーディング

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リーディング小説「生む女~茶々ってば~」

第十九話 私が一番、愛されている

 

生きて生きて、生きのびてきたのは、彼のためだけ

愛されている自信が、ない

傷つくのは、こわいですか?

私はコンフェイト

女として生まれ、女を武器に、天下を取る

妻の策略

野心と快感の扉

Are You Ready?

この野望を叶えるためなら、どんな手段でも取る

命がけで私の野望を叶える男

天下人の愛妾

二度と女に生まれてきたくない

だったら、私が強くなればいい

本当に欲しいものは、どんな手段を使ってでも手に入れる

女としては最低だが、母としては当然

それも一つの愛の形

本当に嫌な女だ

 

幼い我が子と離れる母親の気持ちなどこの女にわかるわけがない。

子を産んだことがないから、こんなひどいことを平気で言えるのだ。

怒りと悲しみで、強く握った両手がわなわな震える。

顔を上げて、寧々を見ると彼女は平然と美味しそうにお茶を飲んでいた。

一瞬、子を持てなかった寧々に哀れみの気持ちがわく。

それは自分を少しでも優位に立たせたい女の業だ。

だがその後、すぐに思い知る。

私はこの命令に逆らえない。

逆らえるはずなどない。

後継ぎの生母と言えども、しょせん私は愛玩犬のように飼い主のところにやられる身分だ。

再び怒りと屈辱にまみれた上に、鶴丸と離れる寂しさがナイフのように心をえぐる。

えぐられた場所から血が流れる代わりに、乳房が痛む。

 

思わず胸を押さえた私に、寧々が高らかに言い放った。

「大丈夫です。
ここには鶴丸君の乳母もおります。
危険な戦場に連れて行くよりも、安心安全な大阪城に居る方が、鶴丸君もすくすく育ちます。

さっ、早く仕度をして下さいな」
パンパンと手を叩き、すぐさま寧々は家来を呼んだ。

そして犬を追い払うように、私を小田原へ送る準備を始めさせた。
 

寧々の本心が見えた。

「私が正室なの。

 妻なの。

私が一番秀吉に愛されているの。

だからこの私を、彼は危険な場所に行かせないの。

だって私の代わりは、誰もいないのだから。
知ってる?私がナンバーワンなの。
あなたはもう跡継ぎを生んだから、役目は終わり。
戦場で何かあっても、あなたの代わりはいくらでもいるのよ」

言葉に出さずとも、寧々の態度や言葉が物語っていた。

寧々は出されたお菓子もすべて食べ、お茶も飲みほしていた。

私が呆然としている間、寧々はするする手はずを整え、私は翌日小田原へ行く事になった。

 

翌日、私が大阪城を旅立つ時、寧々が鶴丸を抱いて見送りに来た。

さっきまで腕に抱きしめていた愛おしい鶴丸。

今は寧々が自分の子のように、平然と手に抱いている。
それはとてつもない屈辱だった。
くやしい私は精一杯胸を張り、寧々の前で平然とふるまった。

が輿に乗ったとたん、鶴丸と離れる寂しさと悲しさに襲われ、涙を流した。

そんな気持ちで到着した小田原だったので、まったく気持ちが乗らなかった。

小田原はほこりっぽい上、戦場なので楽しいことなど何もあるはずもない。
私はそれが仕事のように、いつもぶすっとした顔で過ごした。

あまりに私がふてくされた顔でいるので、自分が呼び寄せたくせに秀吉はおずおずと言った。
「怒っているのか?茶々?
ここにいるのが嫌なら、帰ってよいぞ・・・」
内心、しめた!と思い、すぐに
「ええ、鶴丸が心配ですから、帰らせていただきます」
と告げ、荷物をまとめると、とっとと小田原から離れた。

 

あまりに腹が立ったので、そのまま大阪城に帰るのは止めた。

私の城、淀城に帰った。
そしてすぐ大阪城に大蔵卿局を遣わせ、鶴丸も連れて来させた。
乳母に抱かれやってきた鶴丸は私を見つけると、一生懸命小さな手を伸ばした。

その姿がたまらず愛おしく、抱きしめ

「離れていて、ごめんなさいね」

と詫び、声を出して泣いた。

鶴丸は、私の命だった。

私そのものだ。

この子が豊臣の後取りだろうと何だろうと、私にとって自分の命と同じ、いやそれ以上の宝物だった。

それなのに・・・・・・

鶴丸は淀城に着きしばらくして、病に倒れた。

もしや寧々一緒にいる間に、毒でも盛られたのではないのか?
寧々への疑いが、毒を吐く煙のように黒く広がり私をおおった。


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自分の中で、いつも自分が一番でいますか?

 

自分以外の誰かを、自分の中で一番にしていませんか?

 

例え、子どもでも親でもパートナーでも

 

あなたの中で一番にしてはいけません。

 

あなたの一番は、あなた自身です。

 

それをしっかり思い出して下さいね。

 

 

 

11月12日(日)2024年のあなたを写します

 

11月13日(月)新月 写真で変わる未来を撮影するコラボです

 

 

 

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