本当に欲しいものは、どんな手段を使ってでも手に入れる | 立ち止まったハートが前進する!未来が視える奇跡リーディング

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リーディング小説「生む女~茶々ってば~」

第十四話 本当に欲しいものは、どんな手段を使ってでも手に入れる

 

生きて生きて、生きのびてきたのは、彼のためだけ

愛されている自信が、ない

傷つくのは、こわいですか?

私はコンフェイト

女として生まれ、女を武器に、天下を取る

妻の策略

野心と快感の扉

Are You Ready?

この野望を叶えるためなら、どんな手段でも取る

命がけで私の野望を叶える男

天下人の愛妾

二度と女に生まれてきたくない

だったら、私が強くなればいい

 

本当に欲しいものは、どんな手段を使ってでも手に入れる

 

やがて待望の妊娠が確定した。

医師からのお墨付きをもらい、ようやく私は秀吉に対面した。

「体調はどうじゃ。
どうして、わしに会わなんだ」
久しぶりに対面した彼は、吐き捨てるように言った。

その口ぶりとは反対に、彼からは長くお預けをくった犬が一刻も早くご馳走に飛びかかって食らいたい気配、満々だった。

 

私は口元に笑みを浮かべ、まだふくらんでもいないお腹を誇らしげに撫でた。

そしお腹に目線を向け
「お子が・・・」

とその先を惜しむように言葉をもらし、上目遣いで彼を見た。
「えっ?」

秀吉のぎょろりとした目がさらに丸くなった。

私は獲物を狙うようにまっすぐ彼に焦点を合わせ、一息に言った。
「お子ができました」

秀吉の目は今にも飛び出しそうに大きくなった。

そして丸くなった背骨がピン!と伸びた。
「なんと!!」

「あなた様のお子です。
身ごもりました」

畳みかけるように私は言葉を続けた。

 

一瞬、部屋がしん、と静まり返った。
「おめでとうございます!」
そばにいた大蔵卿局や治長達が一斉に声を上げ、花が咲いたような祝福の声が響く。

だが秀吉は無言だ。

何も言わない。

脇の下から、嫌な汗が流れ出た。

心臓がバクバクする。

もしや秀吉はお腹の子が自分の子ではないことに気づいたのか、と笑みが固まった。
重い沈黙が部屋に流れた時だった、

「茶々!ようやった!!
褒美を与える。
そなたに山城淀城を与える!!
これで、豊臣の跡継ぎができた!
ようやった、ようやった茶々!!」

喜びが爆発し、顔を真っ赤にして喜ぶ秀吉に抱き寄せられた。
彼はじっと喜びを噛みしめていたのだ。

まぎらわしい、と忌々しく思いながら、身体のこわばりがほどけるのを感じた。

 

「めでたい!

祝いの酒じゃ!酒を持ってこい!」

一気にボルテージが上がりハイになった秀吉は侍女達に命じた。

静かだった部屋は、祭りのような騒ぎになった。

酒や肴がどんどん運ばれ、秀吉は何度も盃を重ねた。

そして真っ赤な顔になり上機嫌で酔っ払った秀吉は

「おい、お前も飲め」

と治長の鼻先に金の盃を差し出した。

 

私は秀吉の差し出した盃を受け取り、頭を下げたままにじり寄る治長に手渡した。

秀吉に背を向けた私達の視線が一瞬交差する。

痛みをこらえる顔に偽りの笑みを張りつけた治長が、私から盃を受け取った。

その表情は、私の心にほんのわずかに残った良心の呵責を刺す。

「それでよい。それでよいのだ。治長」

私は心の中で伝えた。

治長は秀吉の盃をぐっと飲み干す。

飲み干された盃を、治長から受け取った。

そしてまた彼に心の中で呼びかける。
「治長、私と同じ痛みを共に持てるのはお前だけだ。
墓場まで持っていく秘密を生涯抱える思いに同調できるのも、お前だけだ」


その思いを背中に込め、私は秀吉の横の席に戻った。

何も知らない秀吉は大いに酔っ払い、いつの間にか着物を脱ぎふんどし一枚で踊っていた。

その姿を見て、皆は涙を流して笑っている。

私と大蔵卿局と治長以外は。

治長と同じく偽りの笑顔をはりつけた私は冷めた目で、盛り上がる宴会を見つめる。

喜びを爆発させる秀吉を見て、罪の意識がみじんもない、と言えば嘘だ。

だが欲しいと望み、手に入らぬものをちがう形で与えるのは罪なのか、私にはわからない。
秀吉は私の母に憧れ、手に入れたいと望んだが手に入れられなかった。

母の代わりに私を手に入れた。

今私がやっていることは、それと同じだ。

本当に欲しいものを、自分に与えることを途中であきらめる者は多い。
だが私は、あきらめない。
本当に欲しいものは、どんな手段を使ってでも手に入れる。

そうやって欲しいものを手に入れた私は、喜びの美酒に酔い猿のように真っ赤な顔をした男に身体を寄せた。

 

約束通り、秀吉から城を授けられた。
女でありながら城持ちになった私はつわりを超え、体調が落ち着いた頃、新しい城に移った。

京都の山城淀城だ。

大蔵卿局や治長達もみな一緒だ。
秀吉からうっとおしいくらい毎日、私の体調を気にする手紙が届く。

それを読み捨て、適当に返事を書いた。

それどころではなかった。

日に日に大きくなるお腹が愛おしく、幸せに満ちた毎日だった。

大きく開いた窓から、空を眺める。

くっきりした青い空はこれからの私の未来のようだ。

私の天下への道は、この城から始まる。
この城で私は豊臣の後継ぎを産む。

私は限りなく愛おしい思いを込め、お腹を撫でた。

その姿を後ろに控えた治長が、熱い目線で見守るのを知っていた。

「淀の方」

この時から、私はこの城にちなみ世間からそう呼ばれるようになった。


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あなたがどうやってでも欲しいものとは、何でしょう?

 

その望みに目をそらさず、向き合ってみましょう。

 

まだ~だから

わたしなんて・・・

 

と自分でジャッジするのは止めましょう。


純粋に心から望むものが分かった時、あなたの目の前にクリアーになった道が広がります。

 

 

 

11月12日(日)2024年のあなたを写します

 

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