I am a woman 今の自分から自由になる | 立ち止まったハートが前進する!未来が視える奇跡リーディング

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リーディング小説「生む女~茶々ってば~」

第二十一話 I am a woman 今の自分から自由になる

 

生きて生きて、生きのびてきたのは、彼のためだけ

愛されている自信が、ない

傷つくのは、こわいですか?

私はコンフェイト

女として生まれ、女を武器に、天下を取る

妻の策略

野心と快感の扉

Are You Ready?

この野望を叶えるためなら、どんな手段でも取る

命がけで私の野望を叶える男

天下人の愛妾

二度と女に生まれてきたくない

だったら、私が強くなればいい

本当に欲しいものは、どんな手段を使ってでも手に入れる

女としては最低だが、母としては当然

それも一つの愛の形

本当に嫌な女だ

私が一番、愛されている

お金は何のために使う?

 

鶴丸が私の元からいなくなった・・・・・・
この世を去った・・・・・・

小さな魂は、するりと私の手をすり抜け、あの世に駆け上がってしまった。
まだ実感がない。

朝、目が覚めると無意識に鶴丸の姿を探す。
「鶴丸は、今朝はどうした?」
と大蔵卿局に尋ねる。

一瞬、奇妙な間が流れ

「鶴丸君は、旅立たれました・・・」

と目を赤くした大蔵卿局が答えて、たもとで涙をふいた。

 

彼女の言葉と姿で、私は永遠に鶴丸を失った事を思い出す。

と同時にずくん、と胸につらい現実が襲いかかった。

震える手で私は自分の身体に触れた。

手は、鶴丸の大きさを覚えている。
胸は、鶴丸のあたたかさを記憶している。
唇は、鶴丸のやわらかさを記している。
目は、鶴丸の姿を写している。
耳は、鶴丸の声を留めている。

身体の一つひとつが、鶴丸を刻印していた。
身体をまるめ、嗚咽する。
とめどなく目から塩辛い水が出た。

涙が止むことのない雨のように流れ落ち、畳を濡らす。

手は鶴丸を求め、空をさまよった。
どこかに鶴丸が隠されているのではないか、とあらぬ方を見る。
夢遊病者のようにふらふらと部屋をさまよう私を、大蔵卿局が抱きしめた。

私達は抱き合って泣いた。

周りには決してわからない。

私達は鶴丸の母と鶴丸の祖母として、深い悲しみと喪失感を分け合い泣いた。

だが一番悲しみを分け合い寄り添ってくれる治長と、目を合わさなかった。

今の私に彼の悲しみまで受け入れる余裕はない。

ひたすら自分の心と身体が、ブラックホールのような闇に飲みこまれないようにするだけで精一杯だった。

 

秀吉に至っては、さらに落胆が深かった。
この年の一月、彼は相談相手であり、唯一彼に厳しいことも言えた弟の秀長を病気で失った。
二月には相談役でもあった茶人、千利休を切腹させた。
秀吉は鶴丸を始め自分を取り巻く大切な人々がこの世を去り、あの世の近さを感じた。
「鶴丸君の死は、千利休の呪いだ」

世間や家来達の中には、そんな噂まで流れた。

 

だが秀吉はそんな噂を蹴散らすように、驚くべきことを決めた。
「朝鮮出兵」という無謀な計画だ。

秀吉のタガが外れた。
鶴丸を失った悲しみを他のもので埋めるように、彼の野心は海を越えた朝鮮に向いた。
戦と欲望にベクトルを向け、溺愛した我が子の死を乗り越えようとした。
彼は朝鮮出兵にあたり、九州に名護屋城を作るよう命じた。

戦が彼なりの鶴丸の死の乗り越え方だ、と知った。

その話を聞いた時、私の目から悲しみの幕がはらり、と落ちた。
秀吉の立ち直り方に目をみはったと同時に、自分の足元がぐらついている事に気づいたのだ。

 

鶴丸が生きていた時は、豊臣の跡継ぎの生母、という揺るぎない地位があった。
が、鶴丸が死んだ今、何も残されていない。
次に私と同じことをする女が現れたら、私はもう必要ない。
それだけは、何としても避けねばならない。

夢から醒めたように、現実に引き戻された。

自分のやるべき事を思い出した。
鶴丸が残した「秀吉の子供を生んだ」という事実を、また作るのだ。

顔を上げた私は、手を叩き大蔵卿局を呼んだ。
「治長を、ここへ」

この言葉だけで、彼女はすべてを理解した。

無言で頭を下げた彼女にも決意が感じられた。

私達はまた共犯になる。

 

その夜、静かに私の部屋の襖が開いた。
憔悴したやつれた顔の治長がいた。

私は立ったまま彼を迎えた。

しゅるり、と襖を閉め、畳に頭を下げた彼に命じた。
「私を抱きなさい」

治長は立ち上がり、黙ったまま私を抱き寄せ、着物の袖を抜いた。
私の身体は固かった。

以前、治長に与えられた官能は鶴丸を失った悲しみで封じられた。

「淀様、身体の力を抜いて下さい」

治長がそっと耳元でささやく。

「淀、などと呼ばないで。

茶々でいい」
「茶々様!」
小さく叫ぶと、治長は乱暴に着物をはだけ、乳房にむしゃぶりついた。
「あっ・・・・・・」
封印は、いとも簡単に破られた。

 

愛する子供を失った後なのに、身体は彼の愛撫に敏感に反応し濡れ始めた。

心は悲しみに満たされているのに、身体はすでに治長を欲しがっていた。

空白の時間があったと思えないほど、私と治長はすぐに一つになった。
治長は私の中に入りながら、うめいた。

「あなたは、したたかな女だ。
だがそんなしたたかなあなたに、すべてをささげる。
欲しいだけ、私の子種をあげます」

耳元でささやいた治長の舌が、蛇のように耳の中をかき回す。
指は私を貫ぬいたまま、一番敏感な突起に触れた。
いくつもの快感に、身体中がしびれた。
私はもう我慢できず、声をもらした。
雷に打たれたように、全身にビリビリと快感が走った。

そしてあの波がやってきた。

「受け取るわ、すべて!」
息も絶え絶えに治長の背中に爪を立てたままそう告げると、私は大きな波に飲み込まれた。

溺れるように波に飲みこまれ、私は自分が封印した波に飲まれるのを恐れながら、欲しがっていたことを知った。

I am a woman

私は女だ。

治長が言ったように、したたかな女だ。

それの何が悪い?!

子宮にずん、と響くエクスタシーが頭の先から爪先まで走り、私の身体は大きくしなった。

波に溺れながら、私は鶴丸を失った悲しみと引きかえに、どこかで喜んでいる自分がいることを知った。

私は今の自分から、自由になる。
私のまなざしは、未来に向ける。

秀吉がその悲しみを戦で埋めるなら、私は男で埋める。
男からもたらされるエクスタシーで、新しい命を作る。

それが女の戦のやり方だ。

 

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あなたはどうやって、悲しみから逃れますか?

 

どんな方法を知っていますか?

 

意識をどこに向けるのでしょう。

 

悲しみから抜けるには、今の自分から自由になること。

 

そのために、あなたは何をしますか?

 

 

 

11月12日(日)2024年のあなたを写します

 

11月13日(月)新月 写真で変わる未来を撮影するコラボです

 

 

 

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