■「なんでこんなにひっきりなしに息をするの?」―――という質問に対する誠実な解答?!

僕が思いついた回答は、

「息を吸ったり吐いたりして、呼気(アウトプット)と吸気(インプット)を繰り返さないと
 空気(窒素約70%+酸素約30%)の循環が起こらないから。
 ※吸気より呼気(吐く息)の方が酸素濃度が下がり、二酸化炭素濃度が上がるので、
 人間もとより動物の肉体は、体内で酸素を吸収し、二酸化炭素として排出されるということが
 自然科学=医学的に検証されているから。
 循環が起こらないと=息をしないと・・・肉体がその機能を維持できないでしょ?」

という感じです。
(ちょっと長いですが・・・)


放映された専門家の回答??―――NHKのテレビマンが企画会議の末、考え出した回答?!は、

「酸素が毒だから」

というものでした。


え???

「酸素が毒だから」

体内では“活性酸素”とか―――“酸素”が『毒/Toxis』として作用することもある!

ということは知ってるけど・・・

え?どういうこと?????

と思い、

食い入るようにTV画面を見ていたのですが、

用があって何分間かその場を離れてしまったら

次の質問に移ってしまっていました。


あー、なぜ―――

「酸素が毒だから」



「なんでこんなにひっきりなしに息をするの?」

という“疑問/問い”に対する“解答/答え”になっているのかな?

知りたかったなぁ~~~

という思いが残ったまま、別の用をしてしまいました。


たまたま土曜日の朝、早く起きて―――

母が珍しく昨晩の「チコちゃんに叱られる」の再放送を見ていて

ちょうど、この(2番目)テーマの冒頭部分だったので・・・

昨晩、頭に「?(クエスチョンマーク)」が浮かんだままだった“モヤモヤ”を

解消したい!と思い、ジーッと集中して番組を視聴しました。


すると、

・1日にヒトは、500mlペットボトル×2万1,600本分の息をするというデータ

・小学校?中学校?で習う「呼吸のメカニズム」に関する解説

・【CG映像を使った解説】
地球上には太古、酸素がなかった―――光合成によって酸素を作る微生物の登場―――地球上に酸素が増えていく

―――酸素に対応できない細胞生物は死滅―――酸素を活かすよう進化した生物が繁栄するようになった

・【専門家のインタビュー映像】
当初、生物にとって酸素は猛毒だった―――人間のDNAも酸素で破壊されるという医学的事実―――

だから、酸素は毒―――体内にためておけない―――(ここでVTRの編集が入る)―――たえず息をするように進化?????

・生活に役立つ呼吸法(4・4・8呼吸法?!)の紹介と検証

というのが、このテーマの内容でした。


スタジオでは、4・4・8呼吸法の話題で盛り上がって終わり、というオチでした。



この放送を見て・・・

私の場合は―――

自分の中の頭の中にある「?(クエスチョンマーク)」は、解消されるどころか膨らんでしまいました。

「酸素が毒だから(“でもある”という方が正確なのでは?と思うのですが・・・)」

→「体内に貯めておけない」?????

という論理回路も正直よくわかりません。


「酸素を吸うと肺の中で体内で二酸化炭素に変わる」

→「体内で二酸化炭素濃度が一定以上、増えると脳が“苦しい”と感じる」

だから、息を吸ったまま、永遠に口を塞ぐことはできない・・・という解説があったのに!!!


そもそも「(酸素を)体内に貯めておく」という概念が理解できません。

だって、酸素は細胞の中で栄養と結びついて生きるためのエネルギーを生み、その(化学的“化合反応”の)結果

排泄物として体内に要らない“二酸化炭素”が生まれる。

という風に、体内に入った“酸素”は、“二酸化炭素”に変化する(置き換わる)んじゃないの???



「酸素は毒」→「体内にためておけない」→「たえず息をするように進化」

というのは、医学的というか論理回路として破綻してるのでは?と思いました。


「野菜や果物は放置すると必ず腐る」→「八百屋の棚に同じ商品(野菜や果物)を長く店頭に並べ、在庫しておくことはできない」→「古くなった売れ残りは何らかの形で処分して、絶えず新しい商品を仕入れなければならない」

というのなら、理解できる=論理的に納得がいくのですが。。。



どこのアメリカの有名大学の教授か知りませんが、

正直言って「何を言っているか?/言いたいのか?」さっぱりわかりませんでした。

あるいは、番組スタッフが制作した台本を読まされていただけなのでしょうか?



ただ、「4・4・8呼吸法」という「4秒吸って4秒息を止めて8秒で一気に吐く」という

シンプルな呼吸法を『私が開発した』と称して・・・検証VTRまで作らせて放送させる

意味不明な教授だなぁ。

というのが率直な感想。。。

(売名行為なのか?自分名義の既に刊行されている著書の売り上げアップを望んでいるのか?
あるいはどっかの出版社から「NHKチコちゃんに叱られるで紹介された!」という帯付きの「ハーバード大教授が開発した誰でも簡単にできる世界一シンプルな『4・4・8』呼吸法」というタイトル(仮題)の書籍の執筆&出版依頼が来ることを期待して番組出演を決めた?)

という風にしか、考えられません。



以下、個人的な妄想です。


NHKの「チコちゃんに叱られる!」番組担当のテレビマンは、

インターネット上で

「酸素が毒でもある」―――という情報に接します。



「酸素って人間が生きていく上で“必要不可欠”な、動物にとって『絶対善』の存在である」という日本人の常識から見ると

“ビックリ?!=驚き”・・・これは視聴者を引き込む=数字が取れるorネットで話題になる「イイネタ」になるなぁ・・・


じゃぁ、適当に

「なんでこんなにひっきりなしに息をするの?」

―――「酸素が毒だから」

※毒でもあるじゃ、インパクトないし、数字取れないよな。やっぱ「毒だから」って言い切った方がそれっぽいしな。

ていう結論というか、シナリオで適当に内容を広げてVTR作れるかなぁ。



そんな企画会議をしているNHKの番組スタッフの会話あるいは脳内で起こっている『思考回路』

というものを想像(イマジネーション)してしまいました。




実質国営放送たるNHK番組の数字の取れる=ある程度人気のある番組(しかも教育系~情報系番組)なのに、

論理的思考回路を持つ人間にとっては、支離滅裂な内容であるのに・・・

そんなことはオカマイナシで、「4・4・8」呼吸法という

万人のストレス解消やスポーツマンのパフォーマンス向上に役立つ情報を最後にブッ込んでおけば、

そんなこと

(本来の身近な疑問に―――世間にあまり知られていない科学の知識や最先端研究あるいは意外な歴史的事実を紹介することで―――痛快に解答する)
という

『本来の番組趣旨』

なんて誰も気にしない/覚えてないっしょ!!!



という番組制作陣の“プロ意識の低さ”あるいは“頭脳/知性の稚拙さ”を今回、感じました。

何回も放送している番組だから、ネタが尽きててないのかなぁ~とも思いました。



こんなブログ記事を書いてしまった「わたし」の方がいわゆる“頭が悪い”のでしょうか?

この記事のどこかに“論理的欠陥”あるいは“そもそもが間違っている大前提=無意識に潜む常識や偏見”などを

発見した方、居られましたら・・・

是非、コメントを残していただきたい・・・

あるいはメール(hado_technology_institute@gmail.com)にてご指導・ご鞭撻を賜りたく、お願い申し上げます。



重ねて重ねて宜しくお願い致します。

(・・・合掌・・・)

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