稲垣浩 「宮本武蔵」 (1954) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

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スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【予告編 BigStack チャンネル 2018/1/26公開:2分51秒】





【作品紹介:「Wikipedia」よりの引用】


宮本武蔵』(みやもとむさし、英題:Samurai I: Musashi Miyamoto)は、1954年(昭和29年)9月26日公開の日本映画である。東宝製作・配給。監督は稲垣浩、主演は三船敏郎

何度も映像化されている吉川英治の国民的長編小説『宮本武蔵』の戦後最初の映画化作品で、『続宮本武蔵 一乗寺の決斗』(1955年)、『宮本武蔵 完結篇 決闘巌流島』(1956年)へと続く3部作の第1作である。また、東宝初のイーストマン・カラー作品でもある。配収は1億6341万円で、1954年度の邦画配収ランキング第7位となった。第28回アカデミー賞名誉賞受賞



【あらすじ:「TOWER RECORDS ONLINE」よりの引用】


武蔵(三船敏郎)と又八(三國連太郎)は関ヶ原の戦に敗れ、伊吹山中をさまようが、お甲(水戸光子)と朱実(岡田茉莉子)の母娘に救われた。又八は、朱実に惹かれるが、彼女とお甲は武蔵に心を寄せる。お甲は武蔵に云い寄るが拒絶されたのを腹いせに又八と夫婦となり朱実を連れて出奔する。

武蔵は故郷宮本村に帰るが、又八の母お杉婆(三好栄子)は息子が帰らないのを武蔵のせいにして恨み、関所破りとして役人に追わせた。沢庵和尚(尾上九朗右衛門)と又八の許婚お通(八千草薫)は心の荒んだ武蔵を憂い、救いの手を差しのべる・・・。


【ネタバレありの結末までのあらすじ:「映画.com」をご参照下さい。】



【感想】

またもや、三船敏郎出演作品を20本と一番多く撮っている、稲垣浩監督の映画🎞を鑑賞した。1954年は、日本映画🎞🇯🇵、そして三船敏郎に取って当たり年だった。この年の4月には黒澤明監督、三船敏郎、他が主演の、世界映画史に燦然と輝く「七人の侍」(下矢印)が公開され、三船敏郎演ずる菊千代の強烈なキャラクターは、日本の観客に鮮烈な印象を残した筈だ。

そして、同じ年の9月に公開されたのが本作品である。吉川英治原作の長編小説「宮本武蔵」(1936-1939) の映画化🎞。この小説は国民的ベストセラー📘であり、私は未読であるが、宮本武蔵は無論知っている。戦前にも何度も映画化されている「宮本武蔵」というキャラクターを知らない日本人🇯🇵は、1954(昭和29)年当時も殆どいなかったのではないだろうか。

注目すべきもう一つは、この映画の英語での題名(⬆️)「Samurai I」(1955 米国公開🇺🇸) だと言うこと。実は、日本の侍という三船敏郎の海外でのイメージを決定付けたのは、この作品らしいのである。

なお、映画はこれからどうなる!?という非常に良いところで終わってしまっているので、同じ稲垣浩監督の続編「一乗寺の決闘」(1955)と完結編「決闘巌流島」(1956)を、出来るだけ早い機会に、是非とも劇場で観たいものである。

三船敏郎の宮本武蔵の豪快ながらちょっぴりユーモラスなキャラクターも魅力的だが、ヒロインお通を演じる八千草薫の、天女の様な純粋で穢れなき美しさ•可愛さも、印象的だ。



【スタッフ•キャスト等:「映画.com」(上矢印)よりの引用】





上映時間:1時間34分
日本公開🇯🇵:1954年9月26日
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鑑賞日:2021年1月17日
場所:新宿シネマカリテ


【三船敏郎 主要出演作品】

谷口千吉 「銀嶺の果て」 (1947)
黒澤明 「酔いどれ天使」 (1948)
黒澤明 「静かなる決闘」 (1949)
谷口千吉 「ジャコ萬と鉄」 (1949)
黒澤明 「野良犬」 (1949)
黒澤明 「醜聞」 (1950)
黒澤明 「羅生門」 (1950)
黒澤明 「白痴」 (1951)
森一生 「荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻」 (1952)
千葉泰樹 「東京の恋人」 (1952)
谷口千吉 「吹けよ春風」(1953)
本多猪四郎 「太平洋の鷲」 (1953)
黒澤明 「七人の侍」 (1954)
稲垣浩 「宮本武蔵」 (1954)
杉江敏男 「天下泰平」 (1955)
杉江敏男 「続 天下泰平」 (1955)
稲垣浩 「続 宮本武蔵 一乗寺の決闘」 (1955)
黒澤明 「生きものの記録」 (1955)
稲垣浩 「宮本武蔵 完結編 決闘巌流島」 (1956)
成瀬巳喜男 「妻の心」 (1956)
黒澤明 「蜘蛛巣城」 (1957)
黒澤明 「どん底」 (1957)
千葉泰樹 「下町 ダウンタウン」 (1957)
稲垣浩 「無法松の一生」 (1958)
黒澤明 「隠し砦の三悪人」 (1958)
稲垣浩 「或る剣豪の生涯」 (1959)
稲垣浩 「日本誕生」 (1959)
岡本喜八 「暗黒街の対決」 (1960)
黒澤明 「悪い奴ほどよく眠る」 (1960)
黒澤明 「用心棒」 (1961)
稲垣浩 「ゲンと不動明王」 (1961)
黒澤明 「椿三十郎」 (1962)
稲垣浩 「どぶろくの辰」 (1962)
松林宗恵 「太平洋の翼」 (1963)
黒澤明 「天国と地獄」 (1963)
岡本喜八 「」 (1965)
黒澤明 「赤ひげ」 (1965)
岡本喜八 「血と砂」 (1965)
谷口千吉 「奇巌城の冒険」 (1966)
ジョン・フランケンハイマー 「グラン・プリ」 (1966)
小林正樹 「上意討ち 拝領妻始末」 (1967)
岡本喜八 「日本のいちばん長い日」 (1967)
熊井啓 「黒部の太陽」 (1968)
ジョン・ブアマン 「太平洋の地獄」 (1968)
稲垣浩 「風林火山」 (1969)
蔵原惟繕 「栄光への5000キロ」 (1969)
丸山誠治 「日本海大海戦」 (1969)
岡本喜八 「赤毛」 (1969)
沢島忠 「新撰組」 (1969)
岡本喜八 「座頭市と用心棒」 (1970)
テレンス・ヤング「レッド・サン」 (1971)
中島貞夫 「日本の首領 野望編」 (1977)
熊井啓 「お吟さま」 (1978)
中島貞夫 「日本の首領 完結編」 (1978)
スティーヴン・スピルバーグ「1941」 (1979)
舛田利雄 「二百三高地」 (1980)
山田洋次 「男はつらいよ 知床慕情」 (1987)
熊井啓 「千利休 本覺坊遺文」 (1989)
熊井啓 「深い河」 (1995)





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