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死なない 殺人マシーンの 誕生だったのです。



しかも 見かけは 怪物でも 知力は 人間より 遙かに 上です。




これも 大きな問題になっています。



一般兵士や 上官といった人々による軍の作戦が ことごとく 簡単に 破られるのです。



悪魔達の方が はるかに 賢いのですから 仕方がありませんが・・・。



一般の 兵士達も 相当数 この殺人マシーンとも言うべき怪物の 犠牲になりました。



異常に発達して巨大化して 自由に動き回る生殖器に 貫かれて 殺されたものも 多数いました。



怪力で 引きちぎられて 殺された者も 多数いました。



かみ殺された者も 多数いました。



基地内は 悲慘な惨劇の 場所になったのです。



慌てて 多数の一般兵士に命令が 下りました。 



悪魔に変わった怪物兵士を 押さえつけて アンチウイルスである「旧世界ウイルス」を 接種するよう命令されたのです。



しかし これは 大変危険な 任務でした。



なかなか 困難を極めました。



と言うより 殆ど不可能な 任務だったのです。



大きな 誤算も ありました。



そもそも コンピューターのプログラムのミスで 悪魔の「新世界ウイルス」を接種するために 選択した兵士の数が 間違っていたのです。



その為に 「新世界ウイルス」を接種した 感染者の数は 最初 考えていたより 遙かに大人数になってしまいました。



もともと この「新世界ウイルス」の発症率には 人種による 差が 存在しました。



正確な人種は別として 一般に白人に感染した場合に もっとも 発症しやすかったのです。



黒人の場合 感染して 発症する割合は 2割ほどでした。



黄色人種には 恐ろしい形での発症は 全く 見られません。



J国内の このA国の基地の兵士は 国籍はA国でも 様々な 人種が いましたが 発症の割合も この様な 有様でした。



しかし この基地には 不幸にして 白人の割合が 非常に 多かったのです。



それらの不幸が重なって 予想を 遙かに上回る 怪物が 出現してしまったのです。



基地は 完全に パニック状態になりました。







( つづく )







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